10.我思う、故に……
瞑想の間に処理は終わっていたのだろう、不快感がなくなって、心持ち軽くなった気がする。
しかしなにかに気づかなきゃいけない感じがするのはなぜだろう。
一人考えているとゆうから念話で話しかけられた。
『まおは気絶してたからわかんねーだろうけどさ』
『あぁん? してねえし!』
『してたんだが、まあいいや』
『よくない。してねえったら』
『話が続けられんから、大事なことなら後で聞くから』
『大事だから先に済ませたいが、ここはお主の顔を立てて後でじっくり話し合おうではないか。でなに?』
『おむつを替えてくれたのは・・・・覚えている・・よね』
『勿論だとも、しっかり覚えているが、瞑想してたのでそのときの記憶は処分してしまったなあ』
『まあいいけど、どんなに交換してもらったかよく見てたか』
『いや、おぼ・・・見てなかった。この時期の赤ん坊が目でものを追うのは不審がられるやもしれぬからのう』
『ロールと素が混在してるな』
『気分よくやらせろや』
『まぁまぁ』
『あんだよ』
『おむつなんだけどな』
『おむつ? あの、おむつか』
『そう、要介護の俺たちが交換してもらったおむつな』
『・・・それで』
『品質がね、遜色ない出来なんだ』
『ガレージフィギュアの?』
『なんでだよっ、まじめに聞けっ』
『ん。ふざけてないと精神崩壊しそうでさ』
『・・・・・』
『・・・・・・』
沈黙を経てゆうが語り出した。
内容は、この世界の警備員が帯剣してるとかの推測からで16から17世紀の文明に魔道具が使われている文化水準にしては、廉価版程度とはいえ現代の紙おむつに匹敵するものが存在している。
なにかからくりがあるのかもと主張した。
もちろん度重なる誤解を招くようなタイトルは勿論引っかけです。
『まーおーちゃん。おしとやかにしてないとね』
『あぁ?』




