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52.鑑定能力は覚醒か?!

 夕食はフリャーとコーラをメインに燻製を食べた。

アミの食べる量がすごい!いつもの1.5倍は食べていたぞ!これも念阻を限界近くまで使ったからか?



「明日王都に行くが、コマツとカシナを連れて行く、こっちはミライとヒュラスに任せる」

「え~私も王都に連れて行ってよ」

「ヒュラスは、前回行っただろ、今回は家の方を頼む」

「仕方ないわね・・」

「今回はどのくらいで帰れるかわからない、10万プノと武器なども置いておく、

食料は家の中での釣りと畑からと、ミホを中心に無理をしないで狩りで賄ってほしい

近隣住民から何かを買い取ってもいい、それは好きにしてくれ

だが川から魚を取ることは避けてくれ、何かあった時に面倒になる」

「「了解」」「「「「はい」」」」



 何か伝えておくことはないかと考えたが、思いつかない。

さっさと風呂に入って、皆を休ませた方がいいな、特にアミはきついだろうから。



「カスミ、風呂の用意を頼めるか?」

「畏まりました、ですけどうまく行くかまだ自信がありません」

「慣れればできるようになる、初めは熱いぐらいでいい、水で調節できるからな」

「わかりました」



 カスミが風呂の用意をしてくれる間に、昨日と同じで前半組と後半組に分ける。

昨日とそんなに変わらないが、ミアートが前半で入るみたいだ昨日あったからだろうか?

本人に聞くのもおかしいだろう、流しておく。キョウチは後半組になる、これも昨日の影響か?


 前半組には、カスミの準備できしだい入るように言っておいた。

後半組にはヒュラスとコマツがいる、少し王都の情報も欲し、い聞いておいた方がいいだろう。



「王都に行く前に少しでも情報が欲しい、何か知っていれば教えてほしい」

「私は行ったこ事がないのでわからないわね、行くのはいつもストーコウだったね」

「ヒュラスは無いのか、コマツはどうなんだ?」

「私も数えるくらいしかい行った事が無いわね、お金もないし、用が済んだらすぐ帰っていたので

ただ、ストーコウよりも活気はあったように思いますよ」

「そうか、あまりわからないのだな」



 わかった事は、活気があるこれだけか・・後は行ってから自分で見るしかないのか。 



「ご主人様、よろしいでしょうか?」

「なんだ?ミホ」

「前のご主人様は王都でしたので、私も王都にいました。お教えできることは伝えたいと思います」

「助かる、早速だが奴隷の扱いはどうなっているんだ?連れてきた娘の事も気になる」

「私が話すのも少し抵抗があるのですが、王都での女奴隷の生活はいつ死んでもおかしくありません!

食事は一日一回出ればいいご主人様です。ストーコウは聞く限りでは食事は出るのでいい場所だと思いました。

とにかく王都の奴隷の立場は、ペット以下です・・・」

「そんなに違うのか!!」

「王都では初回奴隷ではない者は、1万プノ以下が殆どです、私のような卵を産めるが子供が出来ない者、

卵すら産めない者、これらの者は安く簡単に手に入ってしまうのです。

そのため死んでもいいと思っている主人が多いようなのです、中には本当にいい主人もいるみたいですが、

本当に少ないと思います」



 王都とストーコウでは天と地ほど、扱いがちがうようだな。ミホも話してて辛そうだし

あの兵士もあんな事を、当たり前に言ってたのは王都の現状からか・・・でもあいつは嫌いだ!


 どうしたものか、奴隷に対しての人権はないと思って行くしかないな、

カシナにはつらい事が起こるかもしれないぞ・・



「ミホはどうしてストーコウにいたんだ?」

「前の主人が売る時は、王都で売るよりストーコウの方が高く売れるため連れてこられました」

「なるほどな」

「はい、王都での奴隷の扱いがわかっている人は、何としてでもストーコウの主人を望んでいました」

「客がわかるのか?」

「それは私にもわかりました」

「カシナもか?」

「はい、王都から来た人はすぐにわかります、まず1人では来ません。必ず二人以上で来ます

主人は女奴隷をからなず連れてきます」



 俺も始めて行ったときは、ヒュラスと一緒だったんだけど、もしかして勘違いされていた?



「俺もヒュラスと二人で行ったんだよな」

「初めは王都から来たと思いました。ですけど店主様がヒュラス様の事をお嬢様とお呼びになっていたので」

「そうか」

「受付をしていた時も、王都の事は全然わかりませんでした、ただ見分けが出来ただけです。

ミホさんの事情までは知りませんでした」

「一緒に来ていた人の態度や言葉で私はわかりました。その場で売りに出されたいと思ってでしょうか?、

売られている奴隷の方が、自分よりも役に立ちますとか持ち上げてきましたから、

中にはワザと奴隷に怪我をさせていた人もいました」

「なぜ怪我なんだ?」

「奴隷のしたことは主人の責任になるので、その奴隷を買わないといけなくなることもあるようです、

それでこんな役立たず!と思わせたいのではないのでしょか?売りに出されれば少しでも損失を防げますから」



 王都の奴隷は大変だ、でもそんなところから抜け出したいと思うのは当たり前だな。

いつ死んでもおかしくないなら、チャンスを生かしたいだろう。

あの娘はどうしたらいいのか、こんな話を聞いた後では王都に戻したくないな。

気が付いてくれれば話せるのだが・・・



「そうだヒュラス、頼んでおきたいことがあったんだ」

「ミライ達と畑を作っておいてくれないか?」

「それはいいけど、いきなりね」

「人も増えたし、芋の美味い食べ方もわかっただろ、うちの畑にはもう芋がほとんどないんだ」

「それは大変だ!!じゃがバターが!」

「なるべく広く作ってもらいたいな、芋以外にも育てるものがあるかもしれないから」

「了解、了解、芋は大事よね」

「頼むな」



 前半組の入浴が終わったようで出てきた。

後半組の番だが俺はまだ入らない、あの娘が気になる

入浴後の一杯をしていたアミを連れて、娘が寝ている部屋に行った。



「アミ悪いな、念阻の方はどうだ?」

「はい、全快ではありませんけど、問題ないと思います」

「悪いけど、もう少し回復を頼みたいんだ」

「畏まりました」

「いいか、絶対に無理はするなよ」

「はい」



 娘はまだ体も顔も汚れたままなんだ、どうにかしてやりたいが、

頻繁に動かしていいのかもわからないので、そのまま寝かせてある。

体温も正常に戻ってた、呼吸も正常だと思う。


 アミに負担をかけ、また動けなくなられても困る、俺も練習がてらにやってみるかな。



「アミ、そろそろ変わろう」

「はい、え!ご主人様もお出来になるのですか?」

「ああ~たぶんできると思うが、どんな感じでやるのか教えてくれるか?」

「はい、私の体内の念阻を分け与えてあげる感じです。はっきりとわかるわけではないので、

申し訳ありません」

「いや、何となくくわかった、アミも見ていてくれもしかしたら、その能力を伸ばすヒントもあるかもだ」

「畏まりました」



 朱倫ちゃんのアドバイスは心臓に直接だったな、初めて見るか!

俺は心臓の上だろう辺りに手を置く・・胸の谷間だよな・・とりあえずこの事は考えない!!

不屈の精神だ!!


 念阻を送り込んでみた・・・・・心臓の音が手から伝わってくる、体温も上がってきている気がした。



「うっ、う~ん~」



 おお~気が付くか!何か川の流れ?そんな感じなのが手から伝わってくるのがわかった・・・・

それと同時に!!

勢い良く『ガバッ』と体を起こし口の中から『スプラッター』だ・・・・

流れのようなものはこれだな。


 食べる物がなかったのか、土や食べられるのかもわからない葉や草、

吐くという事は体に入れてはまずいものなんだろう、毒草とかキノコなどだろうな・・

人は水さえあれば、2~3週間ぐらいは餓死はしないはずだ。



「アミ、何か飲み物を持って来てくれないか?」

「畏まりました」

「え~と、こんにちは」

「えっ、あっ、はい、こんにちは・・・『ゲフォゲフォ』」

「起きられるか?」

「は、はい」

「無理はしないようにな、こっちのイスに座って」



 せき込んではいるが会話は出来そうだ、問題ないだろう。

アミが戻り飲み物を渡し、飲み終わるのを待って話しかけた。



「名を教えてほしい、俺はスイアーフだ」

「スミカといいます」

「ではスミカ、動いたりしても大丈夫か?」

「はい、今までで一番体は軽いです。どうしてしまったのかしら?」

「そうか、では俺について来てほしい」

「わかりました」



 俺は、スミカを引き連れリビングに行った、ん?前半組がまだいるな、後半組ははまだ風呂だな

よし丁度いいこのまま風呂に入れてしまう、元々そのつもりで来たんだけどな!


 スミカを連れ、風呂場に行くと・・・まさに真っ最中だった・・・・・



「ヒュラス忙しいとこ悪いが・・・この娘を洗ってくれないか・・・」

「わ・わかったわ・・」

「スイ君も一緒に入りなさいよ」

「そ、そうだな・・・スミカ中に入って体の汚れを洗い流してもらってくれ」

「わ、わかりました」



 こういうのは勢いが大事だ、考える余裕を作らないと、ある程度は操作しやすい。

さて俺も入ってしまおう・・・・


 スミカの事は、任せておいて大丈夫だろう、コマツもカシナもいるんだ

浴槽を除くと・・・濁っているな・・本当に入る前に洗ってるんだろうかと思うほどだ・・・

一旦抜いて新しくするか、もちろんスミカにわからないように交換した。



「おい!!ヒュラスとコマツ!!何しているんだ!!」

「あ!!スミカのおっぱい柔らかかったからついね」

「うんうん、スイ君も触ってみたらわかるわよ」

「・・・・洗い流したら風呂に入れよ!!」



 俺がここで理性をなくしたら、スミカから話が聞けないだろうが!!

スミカの年齢はズバリ!新しい能力おっぱい年齢によると21歳だと思うぞ!!

ヒュラス、コマツ、カシナ、ミホ、キョウチのおっぱいを見ると年齢がわかるしあっている。

しかし、年齢情報を持っているからという可能性もあるよな、スミカでに聞いてみるか



「スミカ、年齢は21歳?」

「え!そうです、先ほど言いましたか?」

「いや何となく、そのあたりかなと思っただけだ」



 よし!!当たったぞ。でもたまたまかもしれない、まだ実験が必要な案件だ!



「あの~聞いてもいいですか?」

「なに?」

「え~と、スイアーフ様は男の方ですよね?その両隣の方が抱き着いたりしているのですけど・・・

気分が悪くなったりしないのですか?あ~~もしかしてどちらかのお子様ですか??」



 ヒュラスとコマツが大笑いしていますが・・・・カシナ達も後ろを向き、笑いをこらえているのがわかるぞ!

俺が子供と間違わられたって事だよね。

女性に触れられて、気分も体調も悪くならないなら子供だと思われるか・・



「スミカ、俺はもう大人だ、子供も可愛いユーキがいる。誰かの子供と言うなら、

リビングにいたミライが母親だ」

「すいません・・・でも普通は男の人は女性を避けますよね?なぜ触れるんですか?」



 この流れに乗るか!!自然だろ。



「スミカ、こっちに来て俺を触ってみてくれ」

「え!!いいのですか??」

「かまわない」



 俺もお返しするけど・・・・

スミカは恐る恐る、俺の手や腕を触ってきた、ここでベストポジションに持ち込む!

スミカの腕を引き向こう向きで座らせる、向かい合っての『モミモミ』よりも断然いいポジション!



「はうっ!」


 

 スミカはミアートよりも小さい、Bカップぐらいだな、奴隷商にいたら買うかと言われたら

悩むがどっちに転ぶかわからない。俺はおっぱいで決める!!『モミモミ』をして確かめてたなら買う!!

奴隷商ではそれが出来ない、したら不審がられる事間違いなしだ。

そろそろ止めておかないとまずいと思い、止めた。



「スイ君、スミカも欲しくなったのかな?」

「そうよね~スイアーフも私達じゃなく若い子の方がいいものね~」

「そんな事はない、コマツもヒュラスもいいぞ・・・・・・・それよりそろそろ出ないか?」

「そうね、スイ君も困っているようだし出ましょうか」

「・・・・・」



 コマツが手ごわくなっている、ぞんざいな態度はとれないぞ、気をつけなければと思う。

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