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5.衝撃 ~顔~

よろしくお願いします。

 大ぶっちゃんは、二人の様子を見ながら会話を再開した。



「少し話がずれたのよ それで地球の恐竜が時空移動を使って全裸ちゃんの時代から

何億年か前にアールネイヤに来ていたのよ。その時にどのくらい渡っていたのか把握できなかったのよ

打ち漏らした個体が結構いたみたいなのよ」

「アールネイヤはどうなってしまうのですか?」

「全裸ちゃんは死ぬまでアールネイヤにいたんだからわかるのね」

「そういえばそうでしたね・・・」

「アールネイヤで核爆弾も使われた形跡はないのね でも本来起こるはずもない事が起きたのね」



 アールネイヤも地球と同じくそんなに被害が出てなければいいのだが

そういえばアールネイヤがどんなところなのか全然知らなかった。



「変わってしまったこととは、本来いないはずの生物が誕生してしまったことなのね」

「その生物とは何なのですか?」

「魔物 魔獣 闇人間ダークヒューマンなのね」

「なぜそれらと恐竜が関係する?」

「その三種は人間や動物を食料とする危険な者達です 村人が何人も被害にあいました。

私も討伐戦に参加しました」

「アールネイヤに恐竜が来て他種の間で繁殖したのよ」



 全裸ちゃんにとっても衝撃的事実だったようだ

アールネイヤでは冒険者や兵士だったのだろうか?

もしかして全裸ちゃんは魔法が使えたりするのだろうか?

全裸ちゃんの事も知りたいことが増えてしまった。



「恐竜と人だと!!恐竜と獣はありえそうだが、それに魔物とはなんだ?」

「魔物は魔獣と闇人間との子として増えたのだから強力なのよ。

地球でもごく少数だけど特別な力を持った人がいるのよ 予知だとか念力だとか超能力って言われてるのよ」 

「恐竜の子孫は何でもありかよ!地球でも恐竜と人がいたしたってことか?」

「ごく少数が人の前身、まだ人と呼べる存在ではない小動物なのよ」



 人も猿といたして、血液の病気が広がったと聞くしありえなくもないか

本当なのかどうかはわからないのだが・・・



「アールネイヤでは、野獣は一度に何匹も生まれてるみたいなので討伐は進まなかったし

魔物と闇人間は現れただけで、災害規模でした。」

「アールネイヤは貧弱だけど念阻の使い方を知っているのよ。それである程度の物は討伐できているのよ」

「こっちは魔獣とかいなくて平和だったな。それと念阻という単語をよく聞くんだがなんだ?」



 もう我慢ができなくなり聞いてしまった。

大体の予想はできていたが、聞いてみたほうがいだろう。



「念阻は念阻なのよ」

「だから念阻ってなんだよ?」

「あなたも持っているのよ 全裸ちゃんは使えているのよ」

「私はつかえますね ほら」



 全裸ちゃんは突風を俺の方に向けて放ってきた

しかも股間目がけてきたのだ!!マツタケ様チラリ!!



「何すんだよ!」

「念阻を使ったのでついでに」

「ついでにってなんだよついでにって」

「見たかったのでついでにデス!!触ってみたいのですけどいいですか?」

「全裸ちゃん!それは女性としてどうかと思うよ」

「マツタケ様はケチですね!!」



 言い放ったよ!全裸ちゃんはオープン痴女ですか!!

俺はどっちかというとむっつりですが・・・・・

揉ませてと頼むと『触らせてくれるならいいですよ』と返ってきそうだ

そこは大ぶちゃんの軌道修正が入る。



「話が進まないのよ・・・念阻は血液の中の酸素など体の栄養分なのよ それを使い周りに干渉できるのよ」

「魔力やMPのような物か?」

「違うけどそう思ってていいのよ」



 仕組みなんかどうでもいい 考えた所で理解不能だろうし

アールネイヤは念阻で魔法が使えるらしい、実際に全裸ちゃんが使っていた。

俺も持っているといわれた、まあ血液がない生き物なんかほぼ?いないのだから当たり前か

ここで出された飲み物は血液だったのか?それを美味いと思ってしまった・・・


 おおざっぱだが、大体はわかってきた。

残るは一番の問題である 俺の今後の事だ。

外の死者のように、転生するのだろうか?転生するにも意識が高すぎるようだし

バットなどで殴って意識を刈り取られるとかは嫌だぞ・・・

と思い自分のおでこを(ペチン!)あれ違和感が!!

いまさらながらだが顔を確かめてみた!!

鼻がないし、顔の凸凹がない もしかして全裸ちゃんと同じなのか?

全裸ちゃんも顔の変化に気が付いてない可能性もある。


 今まで鏡や姿が確認できるものは一切なかった。

そんなことに一切気にかける余裕がなかったな



「大ぶちゃん!鏡かして!」

「いきなり明後日の方向に飛んだのよ」


 またもどこからか手鏡が現れわたされた。

鏡をのぞいたら、期待を裏切らない風船だった 

そのまま全裸ちゃんに鏡を向けた



「えっ、えっ、えっ~~~!!!!」



 知らなかったらそりゃ驚くよね

俺も全裸ちゃんを見たときは顔残念、体はばっちりって思った。

??ん??全裸ちゃんも俺を見たときは??



「私もマツタケ様と同じ顔じゃないですか~!!ショックです!!」

「俺も鏡を見て、全裸ちゃんと同じ顔だって今気が付いたんだ・・・これでもショックなんだぞ」

「そんなことを考えてたのよ?ここに来るものは何かしらで生前の顔がわからなくなるのよ

それに二人は外の人たちとは違うのよ」

「「なにが!!」」

「眉毛がついてるのよ」

「余計気色悪いわ~!」

「私も同じです!!」

「「「・・・・・・・」」」



 全裸ちゃんも相当ショックだったようだ。何度も鏡を見て顔を手で確認している。

俺は全裸ちゃんよりは少し早くココに来て耐性が上がっていたようで、そこまでではない。

だからと言って冷静ではいられない、名前などはわからなくても顔はわかる

生前どちらかといえばイケメンの部類だった。

 

  『俺のイケメン顔返せ~!』心の叫びだ。


そろそろ主人公の名前を考えないと・・・


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