36.探知力~あっけない虎野~
10月にタバコが値上げ
少しだけですが予約してきました。
1人での行動は今はさせたくないのだが・・・
カシナが戻ってきて人出が増えたのはうれしい
簡易だが家の周りを補強した方がいいだろうな。
「カシナ色々と使って悪いが家の補強をしたい手伝ってくれ、
他の者は家の中で待機だ」
感知とかできる念阻はあるのだろうか?
聞いてみたほうが早い。
「みんなに聞く、探知出来る念阻はあるのか?また聞いたことがある人はいるか?」
「「「「・・・・」」」」
「聞いたことがあります」
「カシナ補強はいったん保留だ」
「ご主人様の仰せのままに」
珍しい!!カスミからの情報だ。
「カスミ続けてくれ」
「猟師をしていた、私の父がそのような念阻を使っていました」
「そうか!猟師ならつかっていてもおかしくないな、
どんなことでもいい、わかる限り教えてくれ」
「はい。・・蜘蛛の巣を張るように薄く飛ばしていくそうです
その念阻にかかると色で区別されると聞きました。父は50メートル四方が
限界だと言ってました」
「やってみるか!!」
まず念阻を回りに伸ばしていくんだな、おお!何かレーダーのように
わかるぞ、目をつぶった方が目からの情報を遮断できてわかりやすい。
これはサーモグラフィのような感じだ、輪郭も何となくわかる
まだ余裕がある、もう少し範囲を広げてみる。
ヒュラス達もわかるぞ!!このおっぱいが大きいのがミホだな!
こっちがヒュラスでこれがヒュメだろう。
まだまだ余裕だ半径1キロとかも出来そうだ!
少しずつだが伸ばしていってみる。
森や林の中もわかるな小動物が結構いるぞ
もっと伸ばしていく、この辺りは代表のカースゲさんの屋敷だ
中には5人いるな、おっぱいがあるから全員女性だ、一番大きいのがコマツさんだな
食事の支度でもしているんだろうか?これは便利だがプライバシーの侵害になるな・・・
またほんの少し伸ばした時に異変があった!!
コマツさんの家のすぐ10メートル先の場所に何か大きいモノがいるぞ!
「虎野の特徴を知っている人はいるか?」
「はい。体長2メートルぐらい、四足歩行で、鋭い二本の牙を持っています」
「牙まではわからないがこいつだろう!とらえたぞ体長2メートル、四足歩行こいつだな」
「ご主人様どうなさいますか?この装備なら私でも倒せると思いますが?」
「こんな思いをみんなにさせていると、倒れる者も出てくるだろう。
倒せるなら倒した方がいいな」
「探知はまだ慣れていない、気を抜くと見失う恐れがある、カシナ俺を運びながら行けるか?」
「問題ございません」
「では頼む方向の指示を出す」
ちょっまて~!!!!!お姫様抱っこはやめて恥ずかしい・・・・
動揺して消えるとこだったあぶね~!!
「普通におんぶして行ってくれ」
「はい、行きますがよろしいでしょうか?」
「私もいきます!」
「いや、もしもの場合のためにキョウチはここに残ってくれ」
「そうですか・・わかりました、お気をつけて」
カシナ・・・・早いです。鎧を着ているためおっぱいは揺れません・・・
少し残念です。そんな場合ではない!!虎野が動き出し
コマツさん宅に近づきだしたぞ。
「まずいぞ!!カシナもう少し早く移動できるか?」
「これが限界です申し訳ありません」
「いや気にするな」
ほんの少しだ俺も走るか?だがどんな行動をするかわからない
ぎりぎりまで様子を見るか?判断を間違ったら大惨事にもなる。
遠くだが目視できる場所まで来たぞ虎野は息をひそめているのか?
壁沿いにまだいる間に合いそうだ。
「カシナ右側の壁沿いに潜んでいるそのまま突っ込んでいい、倒せるなら倒せ、
無理はするなよ」
「了解しました」
「ここまでくれば問題ないだろう俺もおりて戦闘準備をする」
虎野を目視出来るまで近寄った、図鑑で前世見たぞ!
確かサーベルタイガーに似ている。
だが時代がちがうぞ!サーベルタイガーは哺乳類?恐竜は爬虫類だ・・
よくわからないが倒す。
「こっちに気が付いた!!早い!風で牽制する、隙があったら切り込め」
「行きます!」
カシナは剣で小さい傷をつけていくが、致命傷になる傷は与えていない、
だが負ける気配はない。カシナも早い。前足で攻撃するが剣でいなされる。
動きも鈍くなった、威力は抑えて雷を打つ、高位範囲は出来ないが動きが遅ければ
簡単に当たる。
「雷が聞いていて動けないはずだ!カシナ行け~!」
「動けないなら簡単です」
斬り倒すだけに集中できれば最大の攻撃が出きる。
あっけない最後だ。頭が半分になり胴体まで届いていた。
双頭の虎野になった。
赤い血の中にエメラルドのような宝石が見えた。
「カシナこれ何かわかるか?」
「この宝石がある魔獣は、人を食べたことのある魔獣と言われています」
「町はずれの一家が襲われたときに食われたのか?」
「そんなに早く出来るとは考えられません、もっと前に食べたんだと思います」
「それもそうだな、さてこれをどうするかだな?まだだれにも見つかっていない・・・
知らないふりをした方がいいだろう、この場を離れるぞ」
「ご主人様の思うがままに」
宝石はポケットにしまい、人目を避けるように山の中を通り家に戻った。
一応覚えたての探知を出来る限り伸ばして感知してみた。
半径10キロ圏内には魔獣はいなかったが、気になることがあった。
探知を感知したかのように居なくなった『人のような者』がいた
たまたま逆方向に行っただけなのかもしれない?
安全は確認した。
まだ日が落ちきるには時間があるだろう?
試したいことがあったし、調味料が来るので実験だ!!
朱倫ちゃんのような危険はない!!
行くついでに安全にヒュラスにも教えてやろう
全員で行くか!
「安全になった事だし、全員で出かけるぞ」
「私もですか??」
「ユーキもつれてきたらいいだろ?美味しい物を食べたくないなら留守番しててもいいぞ」
「兄さんにそう言われて行かないと損をするよね」
自宅待機組には俺とカシナで虎野を倒したことを伝えてある。
「ヒュラスもう安全になった、美味しい物を食べに行くんだが来ないか?」
「行くよ~ミホ行こう」
「代表の家の隣で俺とカシナが倒した。
倒したのが見つかると面倒なので気づかれないように戻ってきた」
「やっぱり倒せたね。でどこ行くの?」
「河原でバーベキューだな」
トーネもミライになつきミライもトーネを気に入ってる
心配事も無いな、バーベキューと言ったら肉だろ川に行く途中の林で調達するか
覚えたての探知を使えばすぐだ、トレーネで弓矢を3セット作り
カシナとミホ、キョウチに渡した、うまく取ってくれよ
「右前方30メートルに何かいる外すなよ」
「わ~~外しました」
キョウチ、どんまい
「次左前方に50メートルに大きなものがいる仕留めろよ!」
「当たりました追撃します」
「二人もフォローに回れ~」
さすがベストCカップ、よし肉確保!!野ブタだな
「正面30メートルにも獲物がいる」
「今度は私が!・・当たりました!!」
「山鳥だな、カラフルだからわかる」
もう肉もいいだろう。
「キョウチ以外は確保できたな」
「ご主人様申し訳ありません・・・」
キョウチいじりが面白い。
獲物を持ちいつもの河原に集まった。
「ミライとミホは肉をさばいてくれるか、なるべく薄く切ってくれ」
「了解よ」
「承ります」
包丁とまな板を出し二人に任せる。
ヒュラスとキョウチには薪を集め火を起こしてもらう。
次は魚とフリャーとコーラだな。
「アミ、カスミ、トーネはザルを、カシナはそこの石をもって来てくれ」
「「はい」」「あい」「仰せのままに」
「兄さん私は??」
「ミアートもついて来て罠を4人に教えてやってくれ」
「了解よ」
「ご主人様何をするんですか?」
「ああ、今から魚やフリャーとコーラを捕るんだ」
「捕まえる事が出来ないと聞きましたけど?」
「今は今回食べる分ぐらいしかとらないけどな、ま~見ておけ」
カシナ達は魚を食べたことあるのだろうか?
今日は腹いっぱい食えるぞ!!
「三人は浮いてきた魚を拾うんだぞ、いいな?」
「「はい」」「あい」
「カシナは持ってる石を軽く、その岩に落とすんだ、いいか?」
「畏まりました」
カシナが石を落とすと、魚がプカプカと7匹ぐらい浮いてきた。
「3人の出番だ!!逃げられる前に拾うんだ~いけ~」
「「はい!!!」」
「こんな事で魚が取れたのですね!!」
一匹逃げられて悔しがってたり、俺を見て申し訳ありませんとあやまったり
6匹捕れたんだいいじゃないか!誰が悪いとかではないタイミングが悪かっただけ
まだ捕るんだ、今のは言ってみれば餌だ餌。
フリャーとコーラ用の餌と、やり方を教えたに過ぎない。
魚取りはこれを繰り返すだけだ。




