3.大ぶっちゃんは美人
よろしくお願いします
壁まで来たところで止まり、大ぶちゃんはこちらを向き光りだし
金属音のような音も聞こえてきた。
同時に俺と全裸女性二人も歩みを止め不思議そうに見ている。
「降りるなのよ」
大仏の高さ1メートルぐらいの太ももから腹にかけて観音開きになり
そこから降りてきた。
「え!大ぶっちゃんは大仏じゃないのかよ!」
「こんなの見たことありません!何もしていないのに人が産まれてくるなんて!」
「そんなわけないのよ、産まれたわけでもないのよ」
全裸女性の感覚がおかしい!地球では自動車やロボットから降りたぐらいに思える。
ロボットは実際に見たことはないが、アニメなどで見ていたのか違和感はなかった。
アールネイヤにはこういったものはないのだろうか?
育った場所の環境で感覚が違うのだろうか?
それよりびっくりだよ、大ぶっちゃんは綺麗な女性だった。
かわいいというよりは綺麗な美女。
見た目20代170センチぐらいの凹凸はっきりの美女。
胸もC~Dカップノマールの美女。
声もかわいい美女。
深紅のビキニのような物を着ている美女。
美女!美女!美女!今まで見たことがない美女!
大ぶっちゃんに見とれていると大仏がいきなり消えてしまった。
また聞きたいことができたな。
大仏が消えると壁にドアがあるのが目についた。
「着いてくるのよ」
「「はい!」」
二人とも聞きたいことがあったはずだが先に言われてしまったので素直についていく。
中に入るとこちらもドームのような物らしいがさっきの場所に比べれば小さい
通路が有り 高くなっているようで全体を見わたせる、ここにはすごい人数がいた!
しかし、中にいる人は(ぼ~っと)した感じ?そう無気力だ!
顔も全裸女性と同じような風船やお面のなどで、本来の顔ではないみたいだ。
列を組んでいるが順番などは老若男女規則なく、全裸の人もいれば俺と同じ白装束もいる。
最後尾は全裸女性が現れたように、淡い薄明かりから次々と現れている。
決まっているかのように、何十列もある所に並んでいった。
「あの人達が気になっているのよ?」
「そりゃ~初めて見るものばかりだから気になるな」
「私も色々と気になることが多いですよ」
「もうそこだから部屋に入ってから話そうなのよ」
目的地らしきドアが見えてきた。
部屋に入って見わたしてみたら、なんてことのない洋風の部屋だった
十畳程度でテーブルがあり椅子が六脚あるだけの部屋。
「そこに座るのよ」
言われるままに二人は座ることにした
大ぶっちゃんは部屋の隅の机から何かを取ってきて全裸女性に渡してた
「この豆のようなものは何ですか?」
「それに少し念阻を流してなのよ」
全裸女性は念阻を流してみた所
大ぶっちゃんと同じ色違いで緑のビキニが現れた。
「それを着るのよ あなたの隣の人が見ているのよ
気になって話もできないとだめなのよ」
「私は見られてても気にならないけど」
「うん!着ない方がいいな!」
「地球とアールネイヤの感覚がこんなにちがうのよ。いいから着替えてなのよ」
全裸女性は着替えてしまった。なんか虚しい・・・
大ぶっちゃんはまたもどこからか飲み物を出して用意してくれた。
なかなか進まなくてすみません




