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29.奴隷、奴隷、奴隷

今回も同時更新

全裸ちゃんこと未兎がサッカーを・・・

 人だかりがあり、にぎやかな声が雑音のように聞こえてきた。



「ヒュラスこれ何かわかるか?」

「多分オークションじゃないかな?」

「何が売られるんだ?」

「奴隷だと思うんだけど?欲しい?」

「そこまで欲しいとは思ってないな」

「そう?オークション見ていくの?」

「する事もないし、見ていくか」



 奴隷がこんな露店でも売られることがすごいな。

奴隷商人らしき人物が出てくると、人だかりが輪のようになり座りだした。

これがここのマナーなのだろうか??全員たっていられたら後ろの俺は何も見えないな。

その後にすぐ奴隷の女性が出てきた・・少し大きめのおっぱい丸出しだよ・・20代前半だろうか?

その事には誰も無関心だ!!前世の記憶がある俺の方が、周りから見るとおかしいのだ。

客が黙りだし奴隷商人の説明が始まる。



「皆様お集まりいただきありがとうございます。本日一回目は生涯奴隷のこの女です。

生涯奴隷なので、儲けゼロでオークションに出しますよ。

理解の上参加してください。初めは2000プノから開始です。では~」

「2000!」「2100」「2200」・・・・・・



 価格が一気に上がったりしないな、暗黙のルールがあるのか?



「な~ヒュラスこれはどのくらいが適正なんだ?」

「私も詳しく知らないけど1万も行かないと思うよ?」

「なぜ?」

「生涯奴隷はその意味通り、言い方を変えるなら生涯面倒を見ないといけないからね」

「売ったりできないのか?」

「よほどの事がない限り売れないわね」

「色々制度があるんだな」

「気になるなら店舗の奴隷店に行けばいいわね」

「そうか」



 ヒュラスの予想通り7600プノだった。

落札した人は普通のおっさんだ!前世の記憶だと・・目的は・・でもここは違うか・・

奴隷とともに後ろの見えない場所に入っていった。


 オークションがいったん終わり周りの雑談が聞こえてくるようになる、

聞こえてきたのは、今日生涯奴隷でも男がいるそうだ、俺は別にうれしくないぞ

それが目的で皆来ているそうだ。


 中には前世での逆風俗店の人も来ているとか、価格もかなり行くらしいな。

だが店舗で買うよりは安くなるそうだ。価格が気になるな。


 女奴隷の手続きも終わったようで、奴隷を従え戻ってきた・・おっぱいはもう隠してるよ・・

次に奴隷商人も出てきて後ろには男の奴隷がついて来ていた。



「本日2回目は目玉になります。先ほどの赤字を少しでも取り戻したいです。

今回は生涯奴隷のこの男です。早速行きます、10万プノスタートです」

「10万!」「11万」「13万」・・・・・・



 男は結構な価格になりそうな勢いだ。



「どのくらい行くと思う?」

「そうね、安くても50万かな?上はわからないわ」

「ヒュラスはこんなに高いのを買おうとしてたのか?」

「私は普通の奴隷よ、生涯奴隷はその名の通りだから男は高いの。

普通でも20万以上はするんだけどね」



 よくわからんな、男の方は生涯奴隷の方が価値がある?!生涯だから死ぬまで奴隷?

普通の奴隷は?女の生涯奴隷は価値が低い?普通の奴隷は?

メリットとデメリットがよくわからないな・・・


 そうこうしているとオークションも大詰めみたいだ。



「95万・・」「95万ないか!!」「96万」「100万」

「100万ないか??」

「・・・・・・・」

「無いようなので100万で終了!!」



 すごいな!男と女の差があり過ぎだぞ!!



「女奴隷を見てから男奴隷をみるとすごいな!」

「そうね、こんなに行くとは思わなかったわ」

「この後店舗型の奴隷屋に行ってみようと思うがいい?」

「私は何でもいいけど、奴隷が欲しくなっちゃった?」

「少し興味が出ただけだ」



 これから裕福に暮らすには労働力は必須だろう。

奴隷も何人かいてもいいだろうな。



「本日、朝の部はこれで終わりになります。夕方にもオークションを開催する予定ですので、

よろしくお願いします」



 オークションも終わったので先を歩いていくことにした。

この区画は奴隷が売られているみたいだが、いるのは全員女奴隷だ、

前世なら天国だぞここは!!なぜなら売られてる奴隷はほぼ全員

おっぱい!!丸出しだからだ!!それにこちらの人は全員整った顔立ちなのだ。

マツタケ様があったらテント張りっぱなしだった事だろう。


 適当な露店商人に聞いたところ価格は大体4万前後が多いだろうと。

こちらの人は何を基準に価格設定しているかもわからない

どの子を見ても美女だ、おっぱいの大きさで決まるはずはないだろうな、

男は性欲がないのだから?わからない事が多いな。


 最後の方まで歩いてきたが面白い物などはなかった。

帰りは裏通りを歩いてみることにし看板を確認。

おっぱい看板を・・・いや両方の店の方がわかりやすいだろう。


 簡単に見つける事が出来たよ、さすが奴隷街だ。



「ここに入ってみようと思う。いいか?」

「店によって価格は違うみたいだから、買うときは慎重にね」

「お、おう・・ヒュラスも男の奴隷でも買うか?」」

「私はもういらないわ、スイアーフがいるんですもの」

「そ、そうか・・」


 

 ドアを開け中に入ると、受付のようなものがあり女性がいる。

もちろん奴隷だったが気にしない。

思えば奴隷差別を見たことがないな・・服は奴隷紋のため仕方ないにしても

俺が燻製を売った時、奴隷にも同じ飲み物を普通に注文してたな。


 奴隷と言ってもそれほど待遇が悪いわけでもないのかもしれない

よく聞いておかなければ面倒ごとになりうる。



「いらっしゃいませ、どのようなご用件でしょうか?」

「奴隷の事と売り買い価格などを聞きに来ました」

「相談ですね?相談料が1000プノかかりますがよろしいでしょうか?」

「かまわないですよ」

「承りました、こちらの部屋でお待ちください」



 テーブルがあり椅子があるだけのシンプルな部屋だ。

お茶のようなものは出ないらしいな、水もただではないんだしょうがないだろう。



「お待たせしました、店主がきました」



 後ろにいる女性が店主のようだ、かかわったことがある女性の中では一番年上だと思う。

でも見た目は悪くない。



「いらっしゃいませ、用件は相談と聞きましたが間違いないでしょうか?」

「はい、そうです」

「相談料1000プノいただきます。相談中もしくは相談後に、

うちの奴隷を購入していただけたら相談料はお返しいたします」

「わかりました。ではこれを」



 1000プノ銀貨1枚を渡した。



「早速ですが、どういった相談でしょうか?」

「奴隷の制度、生涯奴隷、男女の価格差、大体こんな感じです」

「一気に言われなくても1000プノですのでご安心してください、

奴隷商人の義務でもありますので」

「・・そうですか・・・」



 一気に聞きたいことを並べたほうがいいだろうと思った俺は恥ずかしい・・



「奴隷制度について伺いたいです」

「奴隷制度は元々、その日食べる物も無い人たちの救済処置で

裕福な人が、その人たちに食べ物を与える代わりに労働を対価にしたものです。

その事もあり 今でもひどい扱いをする人も少ないと思います。

これを商売にしたのが私達奴隷商人です。王都でも決まっている制度です」

「そうですか、奴隷は増えているのですか?」

「初奴隷は、親が子を売ったりその逆も出来ません、本人のみ自分を売ることができます

ですがこれは建前ですね、親の借金返済に子供に言うことを聞かせて奴隷として売る、

逆もそんな感じで本人の承諾のみで奴隷に落ち、本人の価値の分お金を払います」

「初奴隷じゃない者とは?」

「買った奴隷などですね、必要のなくなった奴隷、主人が亡くなってしまった奴隷、

これらは奴隷商に連れて来ていただければどこでも買い取りますし、友人知人の間での売買もできます」

「扱いなどは?」

「それは主人の自由です、極端に言うと殺し合いをさせても問題ないです、それが奴隷です。

ですが虐待、体罰、非人道的なこと、限度が過ぎますと世間から・・・大体お分かりですよね?」

「そうですね」

「また奴隷紋で縛るので、主人の命令は絶対に服従します」



 制度は大体わかった、次を聞いてみるか



「生涯奴隷と男女の価格差はどうなんでしょう?」

「生涯奴隷とは、生涯どんなにお金が手に入ったとしても、自分を買い戻せない人で、

重罪などを起こしたものが生涯奴隷になり、また紋様の色も普通とは違い黒になります。

その黒の紋様によって、生活に欠かせない念阻も制御されてしまいます。

生涯奴隷に限り、初めに買った人が最後まで手放せなくなりますし、主人が先に亡くなった場合のみ

血縁関係者が主人になり最後まで手放すことはできません。普通の奴隷は

奴隷商で必ず買い取りを行うので最後まで面倒を見なくても済みます。

それともし女性の生涯奴隷から、子供ができても子供は必ず普通の紋様奴隷になります。

これは男性の生涯奴隷も同じです、先ほどの例外で本人の意思に関係なく初奴隷になります」



 生涯奴隷の女性はデメリットばかりになるから、先ほどのオークションでは価値が低いのか



「なるほど、では普通の女性奴隷の子供はどうなるのでしょう?」

「奴隷同士の子供は残念ながら、子供も生まれたときには奴隷紋があり奴隷になります。

奴隷と一般人の子供であれば、一般人の希望により奴隷ではなくなります」

「価格差はどうなのでしょうか?」

「生涯奴隷の女性は今話した通りデメリットが多く価値がないでしょうね。

男性の場合は男と言うだけで価値が出ます、生涯奴隷の男性は念阻も制御され

扱いやすくなるため人気もあります。普通の男性奴隷よりも

生涯奴隷の方がいいというものも多くいます、私やそちらのお嬢さんならわかります」

「はい!!私もそう思います!!」



 ヒュラスが元気だよ・・大体わかる・・・念阻制御で力が弱くなってるから

思いどおりしてに遊べるとか考えているんだろうな・・・



「簡単に分けさせていただくと男性奴隷は価値が高くて人気です。

女性奴隷は、おもに労働力として、生涯奴隷の女性は簡単な労働力、

こんな感じだと思います」



 わかった!燻製を作るのに労働力は必要だ普通の女性奴隷を買っていこうか?

そんなにデメリットも無い、命令には絶対服従なんだから俺の秘密は洩らさない

それにおっぱいが増える!!!でも男のロマンだよ~~おっぱい!!



「ヒュラス、デメリットもはとんどないだろう?労働力として奴隷を買おうと思うんだ」

「好きにしたらいいよ、反対なんかしないよ?」

「ヒュラス専用奉仕兼労働とお留守番の二人、いや3人にも買うか」

「何人買うのよ?奉仕・・・・」

「俺2人それぞれに1人で6人か?」

「そこのお嬢さんにも奉仕奴隷がいないと男性が困りますわね、私はこんな商売をしているので

専属男性奴隷がおりますのよ」

「男性奴隷も何人かいますご覧になりますか?」

「いえ!結構です。全員女性奴隷にします」



 何が悲しくて男の奴隷なんか買うか!!男性奴隷なんかいらない!!

少しヒュラスが残念がっていたのでこっそり伝えた

『男奴隷買ってもいいがもう吸ってやらないぞ』と

涙目で首を横にフルフルしていて可愛かった。



「見せてもらえますか?」

「はい、では奥の方にお越しくださいませ」



 女主人の後をついていく・・・後ろに受付の女奴隷もついてくる。

手伝いだろうな、気にしなくていいだろう。

ツイッターフォロー無いので諦めました・・・

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