表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/61

22.便利なトレーネ~吸夜?~

8月も終わりだというのに暑すぎます


 燻製作りも日が暮れる前には余裕をもって終わることができた。

トレーネで出した罠も申し分ないほどの成果だ。

結構な量の燻製と生け簀のフリャーとコーラ、運び込むのが一苦労だ。

ミアートはユーキがいるため運べない、3人で何回か往復するしかないか?


 ・・・・時空ポケットに燻製は入るじゃないか!!思い立ったら即行動。

荷台を出してフリャーとコーラを運べば1回で運べる。

トレーネ2個使って荷台を出す、また2個作って荷台にあう水槽を出し

フリャーとコーラを別々にうつし、ミライとヒュラスに先に運んで行ってもらった。

俺は残りの燻製や、家から持ってきた道具と燻製機を時空ポケットにしまい込み

ミアートと手ぶらで家に向かい歩き出した。もう慣れたのか何も言わない


 生け簀と罠を作ったトレーネを回収も忘れてはいない。


 荷台を引きながら進んでいるミライ達はさすがに速度が遅く

家に着くころには追い付いていた。生け簀をミライもヒュラスも軽々と持ち

家の裏庭に置いてくる、飛び出さないように蓋もしっかりした。


 時空ポケットにしまい込んだ道具も全部出し

ヒュラスの家から持ち出したザルやナイフなどをテーブルの上に分けて置いた。



「3人ともお疲れ様」

「母さんは疲れてませんよ?」

「私も疲れてないわよ?」

「兄さん疲れてはいないんですけど少し眠いです」

「みんなで仕事して終わった時には『お疲れ様』て言うんだ

自分は疲れてないかもしれないが、ミアートのように寝不足でも一緒に仕事をしたんだから

ねぎらいの言葉と思ってくれ よしじゃ~みんなでハイ!」

「「「「お疲れ様でした」」」」



 挨拶は大事だがこちらではそうでもないようだな

そのうち俺色に染める!!

ヒュラスは一度帰って夕飯を作って来るようだ。



「ヒュラス今日は燻製をもっていったどうだ?」

「ありがとう6匹貰っていくわね」

「数が足りないぞ?」

「私作ったらまたこっちで食べようと思うの。ミライ私の分もいいかな?」

「いいわよ~4人分作って待ってるよ」

「ヒュラス昨日ので悪いがフリャーとコーラも持っていくといい」

「いいの?フリャーって1万プノなのよ?」

「今更だろ何匹でも持っていくといいぞ」



 ヒュラスもそれもそうかとばかりに、笑顔で燻製、フリャー、コーラをザルに入れて

持って帰った。あ!ブルマのままでよかったのだろうか??

ヒュラスがここで夕飯を食べるだろうから、少し時間を遅らせたほうがいいな



「ミアートはユーキと一緒に少し休んだ方がいいだろう」

「はい、少し奥で休んでいます。夕飯は呼んでくださいね」



 ユーキを連れて部屋に行ったが夕飯は呼んでと念を押された。

俺は明日街に行くそのことを少しミライと話しておくことにした。



「ミライ、ヒュラスが来るまで時間がかかるはずだ 夕飯支度は少し遅らせよう」

「そうね別にかまわないわよ」

「明日からの事なんだが、俺とヒュラスは朝ここを出発するそれで悪いが

2万プノは持っていく8000プノは家に置いていく いいか?」

「お金の使い道は今の所ないから全部持って行ってもいいのよ?」

「もし万が一でも俺たちに何かあった時を考えると、少しでもお金は残しておきたい」



 不安なことを言ったが、ミライはニコニコしながら自信をもって言う。



「ありがとう。でもスイアーフは絶対に戻ってきます」

「なんでそんなに自信があるんだ?」

「まだやり残したことがあるからね」

「それは?」

「母さんとスイアーフの子供がまだいないからよ」



 それなんですか・・・・余裕ができたら考えると確かに言った。

でもそれが根拠になるはずもない。

ミライ達居残りにも少しの不安がある、大した魔獣ではないが魔獣は魔獣だ。



「会合は明日の午後だよな?」

「そうね」

「何を話し合うのかわかっていないが、もし魔獣討伐の手伝いなどさせられそうになったら

絶対に断れ、断れそうもないときはこの町を出ることを伝え、俺が行く街にミアートと来くるように」

「そんなことにはならないはずよ、以前は討伐隊の食事を作る事だけだったよ、

荷台を引いて着いていくのも男性が担当だったよ」

「俺がいない時、最悪なことが起きないように決めておきたい」

「わかったわ、そんな状況になったら街に向かうわ」

「8000プノは置いていく」



 魔獣がどれだけ危険かわからないので、最悪な事態に備えた方がすぐに動ける。

トレーネで武器も用意しておいておく、この世界で一番の鉱物は月貨に使われている

月下鉱だ、見たこともないのでこれは出せない。前世の知識で出すしかないだろう

架空の聖剣や魔剣は出せるのだろうか?出せたとしても性能がわからないな・・

エクスカリバーを出したと思っても、実際は鉄の剣よりも劣っているかもしれない

無難にカタナ、固く、鋭く、軽く、これを強く思い、二振りを出してみる。



「武器を出してみた、ミライそれで試し切りをしてみよう。外に行くぞ」

「うん」



 裏庭で試し切りをしてもらう。ちょうどいい木があったのでこれでいいだろう

まだまだ若木だろう幹の周りも40センチぐらいだ。



「ミライこれをカタナで斬ってみてくれ」

「えっ~え~!!母さんがやるの!!スイアーフが斬るのを見るのかと思ってたよ」

「俺がいない時の護身用の武器だ。俺が斬っても意味ないだろう」

「・・そう・・よね・・いくよ~『えいっ!!』」



 『スパッ』と音が聞こえた気もした、俺のかまいたちと同じ感じだ。

これなら何とかなるだろう?



「これすごいよ!芋をナイフで切るより簡単だったよ」

「なら扱いも大丈夫だな?」

「これナイフの代わりに使っちゃダメかな?」

「ダメですアブナイから・・」



 もう片方の刀で倒れた木の枝に、カタナの刃をあて軽く押し込む

ほとんど力を入れずに斬れたよ・・・これは人の胴体なんか簡単にわかれてしまうな。


 切り倒した木も無駄にはしない。かまいたちで木の皮や枝をそぎ落とす

次に細かく切り裂いてオガクズにする、これは明日フリャーを運ぶときに使う。

前世でのエビは、濡らしたオガクズの中に入れて輸送されてきた

箱を開けるとまだ生きていたので、朝から夕方までの輸送なら死なずに運べると思う。



「そろそろいい時間だろう?夕飯の方頼みたい」

「そうね作り始めるわね」

「たのむ、フライパンでも出そうか?」

「よくわからないけど、スイアーフの事だから良い物なんでしょう?お願いするわ」



 家に戻りフライパンを出し、使い方を教える?と言っても火にかけて焼くだけだ。

教えるも何もなかったようだ・・・

フリャーを焼き始めたころにヒュラスが戻ってきた。



「早かったな?まだ夕飯のしたく始めたばかりなんだ少し待っててくれ」

「私も急いで来たんだ、ミライ手伝おうか?」

「もう焼けるからテーブルまで運んでもらえるかな?」

「運ぶのは待ってくれ、ミライ燻製をフライパンで軽く温めてもらえるか?

同じ皿で一度に運んだ方がいいだろう」

「そうねヒュラスは椅子に座ってていいよ」



 温めるだけなのですぐに用意が終わる、ミアートも呼んでおいた方がいいだろう

みんな揃ったところで少し遅めの夕飯を食べ始めるた。食べ終わるまで無言です・・・・


 ミライには明日からの事は大体話した、ミアートにも話してくれるだろう。

ヒュラスが何日かいなくなるのだ、ブンキョウさん宅にも燻製やフリャーを

渡しておいた方がいいな、ミライ達とブンキョウさん宅の一週間分も残しておいても

今回できた燻製は500以上ある、フリャーも300以上、

コーラに関してはうじゃうじゃで数える気にもならない。すごい数だな・・・


 ミライ達に生活便利品としてトレーネで出しておこう。

すでに出したカタナはそのまま。防具なども出しておいた方がいいか。

軽くて丈夫な軽鎧もどき・・・どう見てもコルセットだった・・カタナには合わないが盾も2個

後はフライパン、水筒2個、水桶2個、こんなものでいいだろう。

 

 会合に体操服にブルマで行かれたら異様だ、目立たないものを用意するしかない

持っていた服はもうボロボロで雑巾よりもひどい物だった

コマツさんが着ていたような服が一般的なんだろう 

ワンピースタイプ一着をだすのではトレーネがもったいないな 靴をだすか 

4人分厚底のデッキシューズでいいか・・・だがミライとミアートの分しか出なかった・・・・

そう言えば片方で1個だった・・・

 

 これ以上は無駄にトレーネを使うとなくなってしまう・・・・

残り7個だが余裕があった方がいいに決まってる。



「ミライ、ミアート 今出したのを置いていく、武器などは護身用だ使うことはないと思うが

無いよりは心強い、ミライには会合用の服も出して置いたし 靴も一応用意した

何か足りないものはあるか?」

「今迄までと全然違い過ぎるよ 不満なんかないよ」

「ミアートもいいか?」

「はい」

「ミライ、水に困ったときは私の家に行ってヒュメに出してもらってね。

話しておいたから出してくれるよ」

「ありがとう」



 これでミライ達の心配もないだろう。

ヒュラスとの打ち合わせなどないに等しい・・

今日と同じくらいの時間に、ここにきて二人で荷台を引っ張って街に行く。

ただそれだけであった。


 ヒュラスは夕飯を食べに来ただけだな・・

明日も早いし解散だな



「家族七日分の燻製とフリャーとコーラ、ここにあるのを持って帰ってくれ」

「こんなにいいの?もう芋メインの食事は出来なくなってしまうよ」

「今迄がひどすぎだったんだ!よく芋ばかりで体を悪くしなかったな?」

「昔の人もこんな感じの食事だったから慣れちゃっていたのかな」



 そんなものに慣れたくはないな・・・

七日分の燻製は一度に運ぶことはできないだろう

荷台を使うようススメ、荷台まで荷物を運び帰っていくのをそのまま見送った。

明日また持って来てもらえば問題ない。


 明日も早いので狭い寝床に行こうとしたときに、ミアートに呼び止められた。



「兄さん明日から何日か居ないんですよね?」

「そうだな遅くても7日目には帰ってくるつもりだ」

「それで・・7日は機会がないのでお願いしたいのです・・」



 あの事だとすぐにわかった ユーキがいるから一緒には寝れない

俺の寝床で二人はせますぎ・・テーブルがある居間しかないな



「テーブルのイスでいいか?」

「うん」



 ヒュラスを見送ってる時にテーブルでミアートと話していたのだろうか?

ミライはまだ椅子に座っていた 今日もまたミライと寝ればいいな



「ミライ、今日もミライの隣で寝るから先に行っててくれないか?」

「ハイ!!まってるよ~」



 言い終わるのと同時にミライはいなくなった。



 俺は来ていたジャージをトレーネに戻した。腰巻もないまさに寂しい全裸だ・・アレがない・・

ミアートのもトレーネに戻そうと思ったがやめた!!

男のロマン!!脱がせていく!!と言っても上半身だけだ、ブルマはそのままにしておく。

性癖とかではない!!理由がある、水たまり防止です!

10分ぐらいははするつもりだ。


 『モミモミ』をしながら何かが気になった。

ミアートはユーキに母乳をあげているはずだ!!『モミモミ』をしているときに一度も出たことがない



「ミアートのおっぱいを揉んでいるときはなぜ母乳が出ないんだ?」

「う・うん・・強く吸わないと出ないみたいです・・・・」

「試しに俺が吸ってみてもいいか?」

「え!えええ!え~っ!!そんなことする男性はいないです・・・

お金をはらってもしてくれませんそんなことは・・・」

「そうなのか?」

「ええ~奴隷にそれをさせたらショック死したと聞いた事がありました・・」

「俺は死なないから安心だぞ」



 ミアートを向かい合わせで膝の上に座らせ、乳首を吸ってみた。

よほど凄いのか、数秒後は・・・・水たまりではなく・・・聖水がでたのかな・・・

ぼ~としたように目がうつろだ・・こんなにすごい物だったんだな。

少し時間を置き正気をに戻ったころ、外に連れ出しトレーネを元に戻した。

外に出て元に戻さないと大変なことになるからな・・・


 中に入りまた体操着とブルマなどを出して渡した。

満足したようでユーキの元に行った。


 ミライの部屋の方を見るとこちらを覗いていたよ・・・

同じことをしてと言われるだろうな・・・ミライの方が胸は大きいからまた違うだろう?

『モミモミ』も今日は飽きてきたことだし、吸ってすぐ終わらせて寝よう・・・


 洪水の心配もある、初めから裏庭の荷台で・・・ミアートと同じ状態にすぐなった・・・

ミアートと同じことを繰り返した。



 ~~~~~その後は眠りについた~~~~

ストックが切れて更新が遅れると思います‥‥orz


ツイッターID作りました。良かったらフォローしてください。


ロラリム@rorarimu

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ