表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神鳴りさんと夕立ちの午後  作者: 六青ゆーせー
55/94

日記1

十一月十二日

今日、Y大学病院に検査結果を聞きに行ってきた。


ここに来るまで、数えてみると十四の病院を回っている。


最初は近所の三木田眼科、そして秩父の総合病院。

埼玉の主だった病院も回り、いよいよ、日本で一番、検査施設の整っているという東京のY大学病院だ。


もう、単純に目の問題ではないことは分かっていたので、考えられるありとあらゆる検査を入院してまで受け、一週間、満を持して結果を聞きに行った。


だが、原因はやはり不明、とのことだった。


山口医師が言うには、この後は薬を試し、効果を見ながら原因を探るしかない、という。


本来ならば、車が運転できれば、月に四度、東京に通うなど何でもないのだが、今の私に運転は無理だ。列車とタクシーでは片道三時半、それも足元もおぼつかず、秩父はともかく、東京の混んだ列車の乗り換えは恐ろしい。

妻は運転手を雇え、というが、さすがに自由診療なので医療費だけでも大変なのに、そこまでお金をかけたくはない。

タクシーで東京に通えればいいのだが、朝七時に病院に着きたいと思えば、四時にはこちらを出なければならず、秩父のタクシー会社には、全て断られてしまった。


「目が悪くなってからの日記のようだね…」


安彦は言った。


「凄いな。ブラインドタッチで書いているわけか」


牧名正は、別なことに感心していた。

安彦たちは、スクロールし、先に読み進んでいった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ