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教え
ストックが増えない不思議。
「マリアンナ、おはよう。
朝から走り込みとか、素晴らしい騎士魂だね」
一週間ほどたった頃、エドワードは、マリアンナの元を訪れた。
「あのさ、教えてほしいことがあるんだけど、いい?」
マリアンナは驚いた。
この男が、自分に伺いをたてたことが信じられないのだ。
初対面でスパイ活動を手伝えと言ってきた奴。
自分の表のプロフィールを調べてきた。
そんな男が、教えを請うなんて、一体どんなことなのだろう。
「なんだ?」
「この国の初代王の伝説と、現王女たちの趣味」