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裏切りと創造。~ツナギ~  作者: 三原 咲夜
序章
1/15

世界の始まり

私は何故生まれたのだろう


この何も存在しない世界

生物、植物、地面、空……

何もない『無』の世界



この世界に光がほしい

ほしいなら作ろう


私が持つ全ての力をもって




──────────────────

原初神 アイテル


彼もしくは彼女かもしれない。

アイテルはこの無の世界に世界を創った。

世界の名は『ヴィンフト』

世界樹を中心に大地が広がる世界。


世界は300年の刻をかけて

生命を生み、育み、進化を繰り返し

やがて人間が生まれた。


人間達は文明を築いた。


やがて人間達は考えの違いから3つに別れた。



人間だけでなく獣人、エルフ、全ての人種との

共存を考える人々──ユニアラ派


力が全てと考え、力のないものはあるものに

従うべきと考える人々──エノミル派


神を崇め、神の写し身である神子の言うことに

全てを委ねる人々──ミルテル派



3つの派閥はいつしか小さな街を造り

小さな街は大きな国に発展していった。


そして3つの国は違う考えの人間を

受け入れることができず、争いが起こった。

争いは多くの死者をだし、自然を壊し、

そして……世界樹を弱らせていった。


アイテルは怒った。哀しくなった。寂しくなった。

悔しくなった。切なくなった。

アイテルは決意した。

『この世界を滅ぼそう。』

アイテルは草花を燃やし、街は破壊。人は殺した。


人間達はこれ以上の破壊を防ぐべくある決断を下す。

『神を封印しよう。』

人間はアイテルを世界樹に封印した。

封印が解かれないように、

祠を世界の5つの場所に建て守り人をつけた。


それから300年……

当時のことを知る者の数は減り、

今では原初神の存在を信じる者もほとんどいない。


『ワタシハニンゲンヲホロボス』


封印はだんだん弱く、脆くなっていった。

アイテルがいつ、目覚めてもおかしくはないだろう。



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