⭕ プレゼントされちゃいました。
──*──*──*── 防具屋
クレイスさんの馬車が停車したのは《 防具屋 》の前──。
先に馬車から降車したクレイスさんが、アタシに手を差し出してくれる。
クレイスさんはアタシの手を握ったまま《 防具屋 》に入店する。
クレイスさんは何でアタシを《 防具屋 》に連れて来たんだろう??
確かにアタシは軽装だし、武器とも防具とも無縁な生活をしていたからね。
梳屶惠美:テイナ
「 クレイスさん、この《 防具屋 》は── 」
騎士団団員長:クレイス
「 上級冒険者の愛用者が多い《 防具屋 》です。
此処でテイナに合う防具を選びます 」
梳屶惠美:テイナ
「 えっ?
アタシの為に防具を買ってくれるんですか?
何で??
然も値段が高いですよ! 」
騎士団団員長:クレイス
「 大丈夫です。
私のポケットマネーで買いますから 」
梳屶惠美:テイナ
「 うぇぇぇえ!?
其処迄するんですか!?
幾ら何でも他人のアタシの為にやり過ぎなんじゃ── 」
騎士団団員長:クレイス
「 テイナは何も気にしなくて良いし、遠慮しなくても良いですよ。
後方支援でも怪物や魔物の攻撃を受ける場合が有りますからね。
念には念をです 」
梳屶惠美:テイナ
「 ……………………はい……。
( 良いのかなぁ?
有り難いんだけど、何か悪い気がしちゃうよね…… )」
セフィ
〔 好きなだけ貢がせてあげましょう。
節約になりますし、素直に喜んでおきましょう、主人様 〕
梳屶惠美:テイナ
「( セフィが言うなら、喜んどこうかな )」
セフィ
〔 はい♥️
( 騎士団団員長クレイス──。
精霊の調査では相当強いようですね。
主人様の戦闘能力は無いに等しいですから鍛えても期待は出来ませんし、クレイスを隷属にしても良いですね )〕
セフィはニコニコ笑顔で状況を楽しんでいる。
クレイスさんはアタシに合うような防具を見
今のアタシが装備の出来る防具は女性用に軽量化されたノースリーブの鎖
どうやらジャージの中に身に付ける用のみたい。
女性用に軽量化されているとされてはいるけど、それでも子供のアタシには重い。
然
肌に密着する部分に布でも縫い付けられてたら身に付けられそうだけど──。
アタシは鎖
騎士団団員長クレイス
「 この鎖
職人の手で細かくも丁寧に手編みがされています。
少し重たいですけど、軽減魔法を附与すれば問題ないですよ 」
梳屶惠美:テイナ
「 防具にも魔法
騎士団団員長:クレイス
「 勿論です。
重さ軽減や耐久性を上
買い換えるなんて贅沢な事は出来ませんから、少しでも長く使えるように附与を付けるんです。
動きが鈍くなると致命的ですから、軽減魔法は必須ですよ。
防具や武器は長く使い、頑丈にする為に必ず耐久性を上
靴には軽減魔法
梳屶惠美:テイナ
「 そ…そうなんですね…… 」
騎士団団員長:クレイス
「 この鎖
店員
「 此方
長さが違うタイプを用意しています 」
騎士団団員長:クレイス
「 流
テイナには合うサイズを探しましょう 」
梳屶惠美:テイナ
「 ズボンの下
クレイスさんがアタシのサイズに合いそうなのを選んでくれる。
騎士団団員長:クレイス
「 テイナは成長期ですから、余裕の有る大きめにしましょう 」
セフィ
ピツピツよりは余裕の有る大きめの方が動き易そうだけど……。
騎士団団員長:クレイス
「 後方支援は動く事が多いですから、ズボンタイプは止
少しでも動き易いスカートタイプにしましょう。
長さは──足首まで有れば安心ですね 」
梳屶惠美:テイナ
「 着る鎖
騎士団団員長:クレイス
「 着や易くて脱ぎ易くする為だね。
頭から被
スカートタイプは歩くだけじゃなく、走り易さも考えられているので、紐は腰の辺りに付いてます 」
梳屶惠美:テイナ
「 そうなんですね… 」
騎士団団員長:クレイス
「 鎖
ブーツも買いましょう。
防水加工のされている通気性の良
店員
「 此方
女性用は此方
騎士団団員長:クレイス
「 色とデザインが豊富ですね。
テイナ、どのブーツが欲しいですか 」
梳屶惠美:テイナ
「 えぇと…………汚
やっぱり黒系かな? 」
アタシは黒系のブーツの中から、好
とはいえ、現代人のアタシに響くようなデザインが有るわけも無いから、無
クレイスさんに「 これで良
支払いはクレイスさんがしてくれた。
騎士って儲かるのかな?
梳屶惠美:テイナ
「 有
騎士団団員長:クレイス
「 どう致しまして。
次は《 武器屋 》へ行きましょう。
護身用の短
扱い方
梳屶惠美:テイナ
「 護身用……。
何
《 防具屋 》を出
《 武器屋 》の前
《 武器屋 》ではクレイスさんがアタシの為に毒を仕込める物騒な剣を護身用に選んでくれた。
肝心の毒は剣とセット販売はされていなくて、別売りだった。
毒に関しては専門店で購入するらしい。
毒を仕込める剣と証明書を会計の際
クレイスさんは隠し武器も買いたそうだったけど、護身用の剣が高額だったから、丁重に御断りしといた。
防具と武器を購入した後
《 附与専門店 》の店内では、既
指輪
クレイスさんが職人さんに剣と防具の附与を依頼してくれている間
銀色で青い宝石(?)が付いた綺麗な髪
大人の女性には似合うだろうけど、子供のアタシには未
子供だからね、背伸びをしないオシャレと言ったら腕輪
アタシは指に嵌
附与がされているからなのか、腕輪
こんな高い装飾品
騎士団団員長:クレイス
「 では、お願いします。
出来上がったら騎士団団員長のクレイス・セイクラント・エルシムグレオ宛に連絡をください 」
店員
「 畏
騎士団団員長:クレイス
「 テイナ、御待たせしました。
欲しい装飾品
梳屶惠美:テイナ
「 有る訳ないです…。
何
騎士団団員長:クレイス
「 Sランク冒険者の御用達ですからね。
それなりに値
梳屶惠美:テイナ
「 Sランク冒険者の御用達……。
そんなに凄い店なんだ…… 」
騎士団団員長:クレイス
「 この髪飾り良
細かい細工が見
それに魔宝石も一級品ですね。
( 私の瞳と同じ色
この髪飾りの附与は何
クレイスさんはアタシが初めに見ていた銀
後ろに目でも付いてたりするの??
一寸
騎士団団員長:クレイス
「 テイナ、用件は済みましたから帰りましょう 」
梳屶惠美:テイナ
「 あっ…はい! 」
《 附与専門店 》を出
馬車が静かに動き始める。
もう《 王
もう少し外
騎士団団員長:クレイス
「 《 王
夕食
梳屶惠美:テイナ
「 予約?
…………今日
騎士団団員長クレイス
「 《 王
使用人達の料理は質素ですから。
テイナは救世主さまですらね、週に1度くらい御馳走を食べても文句は言われませんよ。
と言うか、私が言わせませんからね。
テイナは御馳走を堪能してください 」
梳屶惠美:テイナ
「 はい…… 」
「 文句を言わせない 」って……騎士団団員長の権限でも使ってるのかな?
馬車は《 飲食街
《 飲食街
馬車が停車した《 飲食店
景色が良
そんな《 飲食店
馬車の中でクレイスさんと他愛無い話
クレイスさんは残念そうで寂しそうな顔をしている。
馬車が停車すると、馭
先
クレイスさんにエスコート(?)されて馬車を降
クレイスさんは何
来週の土日
梳屶惠美:テイナ
「 クレイスさん?
どうしたんですか? 」
騎士団団員長:クレイス
「 このまま別れてしまうのは名
梳屶惠美:テイナ
「 来週の土日
騎士団団員長:クレイス
「 そうなんですけど── 」
梳屶惠美:テイナ
「 あの……アタシはクレイスさんの妹さんじゃ無いので…… 」
騎士団団員長:クレイス
「 私はテイナをアスタシナの代わりだなんて思っていません。
別人だとき
その上
梳屶惠美:テイナ
「 そうなんですね。
一寸
25歳の男が13歳も離れた12歳の少女に夢中なんて、気持ち悪
梳屶惠美:テイナ
「 クレイスさん、今日
アタシは笑顔をクレイスさんに向けながら、「 早く手を離してくれないかな 」って心の中で思う。
漸
女
取り敢えず、御世話になったクレイスさんとバイバイしたアタシは、走って自分の部屋に戻った。




