✒ 錬金術師体験 1
──*──*──*── 翌日
──*──*──*── ギルド街
──*──*──*── 冒険者ギルド
《 宿泊施設 》の[ 食堂 ]で豪華な朝食を終えた後、用意してもらった馬車に乗って《 ギルド街 》へ向かった。
《 冒険者ギルド 》に到着して馬車から降りると、お姉ちゃんが居た。
どうやら待ってくれていたみたい。
アイベルファイラ
「 マルチナ、話はレンダから聞いています。
宜しく御願いしますね 」
レミィンダティナ
「 お姉ちゃん!
御早う(////)」
マルチェントティスナ
「 御早う、オレのレミィ── 」
レンディムダンテム
「 オレの!? 」
ディリアディアズ
「 皆のティナだろう。
図々しいな 」
マルチェントティスナ
「 オレは “ お姉ちゃん ” だぞ。
女同士なんだから良いだろが!
男共は[ 訓練場 ]に入り浸ってろ!
ほら、シッシッ── 」
レミィンダティナ
「 お姉ちゃん…… 」
お姉ちゃんは、馬車から降りたお父さん,ニィニ,お兄ちゃん,ハインツに向かって、右手の甲を向けてシッシッと払う仕草をする。
アイベルファイラ
「 マルチナ、呉々も危ない事はしないでくださいね 」
マルチェントティスナ
「 たく……アベルは説教くさい奴になったな。
オレを誰だと思ってるんだ。
ノクターム大陸一の錬金術師だぞ。
態々主人様を危険に晒す事をするわけ無いだろ。
オレはお前よりLVが高いんだぞ! 」
レミィンダティナ
「( 惑星キャスラビィ一の錬金術師とは言わないんだね )」
セフィ
〔 流石に其処まで自意識過剰では無いようですね 〕
レンディムダンテム
「 テイナ、無理して戦うような事はするな。
戦闘は姉さんに任せるんだ 」
ディリアディアズ
「 セフィが居てくれるから大丈夫だろう 」
アイベルファイラ
「 それもそうですね!
セフィ様と精霊王様が居てくれますから、レンダの安全だけは── 」
マルチェントティスナ
「 とっとと行けよ! 」
アイベルファイラ
「 い゛っだぁ~~!!
蹴らないでくださいよ、マルチナ~~。
昔から足癖が悪いんですから、もぅ! 」
お姉ちゃんはスラッと伸びた長い足で、容赦無くお父さんの脇腹を蹴る。
お父さん、痛そう~~。
マルチェントティスナ
「 煩い!
次は回し蹴りするぞ 」
ハイベルツィウンツ
「 レミィお姉ちゃん…… 」
レミィンダティナ
「 ハインツも無理しちゃ駄目だよ。
あっ、そうだ。
怪我をしたらコレを塗ったら良いからね 」
アタシは昨日お姉ちゃんから渡された塗り薬をハインツに手渡した。
ハイベルツィウンツ
「 有り難う、レミィお姉ちゃん(////)」
嬉しそうに微笑むハインツは天使みたいに可愛い~~♥️
可愛いから、“ ぎゅうぅ~~ ” と抱きしめちゃうよぉ~~★
ハイベルツィウンツ
「 レミィお姉ちゃん(////)」
照れるハインツが可愛いよぉ~~ (*≧з≦)♥️
レンディムダンテム
「 離れろ、ハインツ 」
ハイベルツィウンツ
「 あ…うん…………ごめんなさい…… 」
ディリアディアズ
「 歳が近過ぎるのも問題だな 」
何でだろう……ニィニとお兄ちゃんの雰囲気が一寸恐いかもぉ~~。
アイベルファイラ
「 ハインツ、抜け駆けは駄目ですよ~~ 」
ディリアディアズ
「 そうだぞ。
主人に対する接し方は弁えないとな 」
レンディムダンテム
「 そうだな……。
スキンシップも程々にな? 」←─ 1番抜け駆けしてる奴。
マルチェントティスナ
「 阿呆か、お前等。
子供に対抗心を出すなよ。
みっともない男共だな!
気にするなよ、ハインツ 」
ハイベルツィウンツ
「 うん……有り難う(////)
マルチナお姉ちゃん! 」
マルチェントティスナ
「 ハインツ、お前は “ お姉様 ” と呼べ。
良いな! 」
ハイベルツィウンツ
「 ……………………おねえさま? 」
マルチェントティスナ
「 そうだ。
“ お姉様 ” だぞ! 」
アイベルファイラ
「 マルチナも子供に大人気ないじゃないですか。
ワタシ達の事、とやかく言えませんよ 」
マルチェントティスナ
「 黙れ、絶倫エルフめ!
お前の大事な●●●●を使い物にならなくしても良いんだぞ! 」
アイベルファイラ
「 一寸、マルチナ!
誰が “ 絶倫エルフ ” ですか!
変な呼び方しないでくださいよ!
全く野蛮な事を平気で言うんですから…… 」
お父さんは困った様子で文句を言うと、「 行きましょう 」と言って《 冒険者ギルド 》へ入って行った。
ニィニ,お兄ちゃん,ハインツもお父さんに続いて《 冒険者ギルド 》へ入って行った。
マルチェントティスナ
「 やっと行ったか。
未練がましい男共だったな 」
レミィンダティナ
「 お姉ちゃん、お父さんが絶倫って本当なの?? 」
マルチェントティスナ
「 うん?
あぁ……エルフ族の男は大体が絶倫だな。
体力が有り余ってるからだ。
人族の性欲なんて可愛いもんさ。
アベルだけは止めとけよ。
エルフ族は寿命が長いからなぁ、1ヵ月はベッド生活する事になるぞ。
最悪だろ 」
レミィンダティナ
「 ひぇっ…………1ヵ月もベッドから出してもらえないの?
こ…恐いね…… 」
マルチェントティスナ
「 相手にするならレムダンかディアスにしとけ。
レミィには早い話だったな! 」
セフィ
〔 早過ぎますね 〕
レミィンダティナ
「 …………………………(////)」
セフィ
〔 《 錬金術ギルド 》へ行くんでしたね 〕
マルチェントティスナ
「 あぁ、案内するよ。
《 ギルド街 》に内に在るからな《 冒険者ギルド 》から割りと近いぞ 」
お姉ちゃんと一緒に《 錬金術ギルド 》まで歩く事になった。
──*──*──*── 錬金術ギルド
レミィンダティナ
「 此処が《 錬金術ギルド 》なんだ。
《 冒険者ギルド 》や《 商業ギルド 》よりも立派ぁ~~ 」
マルチェントティスナ
「 そうだろ。
何せ、オレが創立したギルドだからな。
妥協は許さなかったんだ。
とは言え≪ 都 ≫に在る《 錬金術ギルド 》は支部だ。
≪ 王都 ≫に在る《 錬金術ギルド・本部 》は、支部より立派だぞ 」
レミィンダティナ
「 本部って≪ 王都 ≫に在るの? 」
マルチェントティスナ
「 あぁ。
ギルドの本部は全て≪ 王都 ≫に在るんだ 」
レミィンダティナ
「 そ…そうなんだぁ……。
( セフィ~~~~!
≪ 王都 ≫に怪物をけしかけたよね。
《 ギルド街 》は被害を受けてないのかな? )」
セフィ
〔 《 ギルド街 》は被害を受けていませんよ。
《 商店街 》《 宿屋街 》《 施設街 》も被害を受けていません。
安心してください 〕
レミィンダティナ
「( 良かったぁ~~ )」
マルチェントティスナ
「 中に入ろう。
[ 受付カウンター ]で錬金術師登録を済ませよう 」
レミィンダティナ
「 うん(////)」
《 錬金術ギルド 》の中は広々としていて豪華ぁ~~。
設置されている棚にはファイルが沢山並んでいる。
セフィ
〔 錬金術師が大勢居ますね 〕
レミィンダティナ
「( うん。
錬金術師って個性的な格好してる人が多いんだね…… )」
お姉ちゃんに手を引かれて[ 受付カウンター ]の前に着くと、お姉ちゃんがアタシの錬金術師登録を済ませてくれた。
マルチェントティスナ
「 レミィ、これが錬金術師の証だ 」
レミィンダティナ
「 バッチ? 」
マルチェントティスナ
「 特殊なバッチだ 」
お姉ちゃんはアタシの服に錬金術師のバッチを付けてくれた。
マルチェントティスナ
「 このバッチを付けているとな、素材の★を見る事が出来るんだ。
錬金術師登録をした者にしか素材の★は見えない仕組みになっている。
オレが錬成した優れものだぞ 」
レミィンダティナ
「 錬金術師登録をした人は皆、お姉ちゃんが錬成したバッチを付けてるんだね。
それって凄いね!」
マルチェントティスナ
「 もっと褒めて良いぞ、レミィ! 」
レミィンダティナ
「 お姉ちゃんが錬成したバッチ──。
付けれて嬉しいよ 」
マルチェントティスナ
「 錬金術師登録が済むと、新米錬金術師には錬金術書★1のを渡している。
錬成課題を全てクリアさせると試験を受ける事が出来る。
試験を合格した錬成術師には錬金術書★2を渡すんだ 」
レミィンダティナ
「 錬成課題を成功させたら、どうするの? 」
マルチェントティスナ
「 《 錬金術ギルド 》へ持って来て、錬金術書★1と一緒に提出するんだ。
合格ならスタンプが押される。
これがレミィに渡す錬金術書★1だ 」
レミィンダティナ
「 有り難う、お姉ちゃん! 」
マルチェントティスナ
「 先ずは★1の素材集めから始めるぞ 」
レミィンダティナ
「 うん!
最初に錬成するのは──、ケルマ薬?
ケルマ薬って何? 」
セフィ
〔 頭痛に効く薬ですね。
★1ですから子供用です 〕
レミィンダティナ
「 子供用の薬……。
いきなり薬を作るんだ……。
えと……必要な材料は──ヘケナの実 ×5,ケスケラの葉 ×5,マーチンの花 ×3,ガンケの粉 ×3,ケサルゴの実 ×5………………なんか多いね。
★1だから簡単だと思ってたんだけど…… 」
マルチェントティスナ
「 ★1のケルマ薬を作るんだ。
素材は全部★1で良いから簡単だろ 」
レミィンダティナ
「 そういう意味の簡単じゃないんだけど…… 」
マルチェントティスナ
「 ★の高い素材を探すのは難しいのさ。
稀少価値やレア度が上がるからな。
素材集めの旅に出る事も有るし、怪物,魔物を倒す必要も有る。
場合に依っては≪ ダンジョン ≫に潜る必要も出て来るから中々ハードでな、錬金術師は最高★5なんだが……★3で止まってる錬金術師が殆んどだ。
★4の錬金術師は少数なんだ 」
レミィンダティナ
「 ★5の錬金術師ってお姉ちゃんくらいなの? 」
マルチェントティスナ
「 そうでもない。
故人だが何人かは居たな 」
レミィンダティナ
「 生きてないんだ…… 」
マルチェントティスナ
「 必要な素材採取に向かおう。
ヘケナの実 ,ケスケラの葉 ,マーチンの花,ガンケの粉 ×3,ケサルゴの実 ×5は近くの森で入手が出来るものばかりだ。
本来は素材採取前の下準備から入るんだが、オレが居るから省略な。
絨毯に乗れば、面倒な戦闘も回避して行けるぞ! 」
レミィンダティナ
「 ショートカット大好き♥️ 」
そんな訳で、《 錬金術ギルド 》を出た後、昨日の空飛ぶ絨毯に乗って、目的地の森へ向かう事になった。




