──*──*──*── 1ヵ月後
後方支援の授業を受ける事になってから、1ヵ月が経った。
≪ 惑星キャスラビィ ≫では1ヵ月は30日みたい。
1年は12ヵ月なのは≪ 地球 ≫と同じみたいかな。
でも1ヵ月が30日も有るから、1年は360日になるんだよね。
≪ 地球 ≫の1年は365日だから、≪ 惑星キャスラビィ ≫は5日も少ない事になる。
≪ 地球 ≫では月は1つだけど、≪ 惑星キャスラビィ ≫には月が4つも有るんだよね。
橙色に見える月,緑色に見える月,赤色に見える月,紫色に見える月の4つ。
≪ 惑星キャスラビィ ≫では、橙月には霙霊,緑月には妖精,赤月には聖霊,紫月には精霊が暮らしている──って思われているみたい。
「 メルヘンな発想だな~~ 」って思うけど、セフィに確認してみたら、「 月には暮らしていませんよ 」って、困り笑いで言われた。
後方支援の授業は予想以上に為になっている。
一切の雑用を丸っと引き受ける事になるから、大変な役目なのは確たしかだけど、知らない事を沢たく山さん学べているから助かっている。
セフィ白狼神フェンリルも復習や予習に付き合ってくれて助かってるんだよね。
一体何ど処こからく・す・ね・て・来きたのか知らないけど、バッグの中が四次元になっている鞄バッグを持って来きてくれた。
≪ 惑星キャスラビィ ≫では魔法マジックの鞄バッグって名前みたい。
何なんでも入はいって、幾いくらでも入いれれるみたい。
どんなに入いれても鞄バッグの重さは変わらないなんて、有あり難がたいし便利だと思う。
本ほん当とに何ど処こからパクって来きたんだろうね?
これも精霊さん達の仕し業わざなのかな?
そうそう、窓のカーテン,ベッドの枕,敷き布団ぶとん,掛け布団ぶとんの類たぐいは騎士さんに相談したけど無駄だった。
救世主でも下位ランクで無属性の小こ娘むすめが言う事は、全部 “ ワガママ ” で片かた付づけられてしまうみたい。
そんな訳で、食事に行く前まえにセフィ白狼神フェンリルに相談したら、部屋に戻って来きた時ときには欲しかった物が揃そろっていた。
セフィ白狼神フェンリル曰いわく、精霊さん達が集めてくれたみたい。
部屋にはセフィ白狼神フェンリルの精霊魔法で人間はアタシしか入はいれなくしてくれているし、精霊さんが部屋の中で監視をしてくれているから、物を盗まれる心配も無いから安心!
救世主ランクEの粗そ末まつな部屋に入はいるような不ふ届とどきな輩やからが居いたら、国王の顔がん面めんに精霊魔法をブチ込んであげないとね!
セフィ
〔 主人あるじ様、今日きょうは土日どのひです。
《 城じょう下か町まち 》へ行きますか? 〕
梳屶惠美
「 そうだね!
毎週恒例の《 城じょう下か町まち 》散策に出掛けよう!
今日きょうは──《 南みなみのエリア 》へ行ってみよっか? 」
セフィ
〔 《 南みなみのエリア 》なら、《 南みなみ口ぐち乗車場 》から乗り合いの馬車に乗れます 〕
梳屶惠美
「 《 乗車場 》迄、距離が有るのがネックだよね。
《 王おお城じょう 》から向かうと正午を過ぎちゃうんだもんね。
セフィが転移してくれるから助かる♪ 」
セフィ
〔 人間が転移魔法を発動させるには、最低でも上位ランクの魔法師が10名めいは必要な高度な魔法です。
魔ま法ほ力りきの消耗も激しく、詠唱する呪文も複雑で長いですから、易やす々やすと頻繁には使えません。
呪文を途中で間ま違ちがえてしまえば、初めからやり直なおしです 〕
梳屶惠美
「 元素エレメント魔法マジックで転移魔法を使うのって大変なんだね。
精霊魔法では簡単に出来ちゃうのに 」
セフィ
〔 それだけ精霊魔法が優れており、高度な魔法なのです。
とは言え、超越トランセンド魔法マジックには敵かないません 〕
梳屶惠美
「 超越トランセンド魔法マジックって、惑星神キャスラビィが使う召喚魔法だよね 」
セフィ
〔 古代エンシェント魔法マジックを凌りょう駕がする最高位の魔法マジックです 〕
梳屶惠美
「 魔法マジックって種類が多いよね。
人類の元素エレメント魔法マジック,霙えい霊れいの霙えい霊れい魔法,妖精の妖精魔法,聖霊の聖霊魔法,精霊の精霊魔法,古代エンシェント魔法マジック,惑星神の超越トランセンド魔法マジック,失われた魔法ロストマジック──亜人類が使う魔法マジックは種族別に有るんだよね。
覚え切れないよ…… 」
セフィ
〔 霙えい霊れい魔法,妖精魔法,聖霊魔法,精霊魔法,古代エンシェント魔法マジック,超越トランセンド魔法マジック,失われた魔法ロストマジックの知識は頭の片かた隅すみで十じゅう分ぶんです。
亜人類とも出逢う機会は有りませんから覚えなくても困りません 〕
梳屶惠美
「 超越トランセンド魔法マジックの透明な壁が張られていて、行き来きが出来ないようになってるからだね。
透明な壁の力ちからで攻め込まれる心配が無いから安心だけど、破られたりしないの? 」
セフィ
〔 破られる心配は有りませんけど、惑星神キャスラビィが解といてしまえば、他た種族との戦争に発展します。
多種族で戦争をしないように張られた壁ですから、余よ程ほどの事が無い限りは解とかれる事は無いでしょう 〕
梳屶惠美
「 余よ程ほどの事って? 」
セフィ
〔 それは我われにも分かり兼かねます。
それそろ[ 食堂 ]へ行きますか? 〕
梳屶惠美
「 うん。
朝食モニングを食べに行こう。
土日どのひと日日にちひは騎士さんも休みだから、解放された気分~~~~♪ 」
寝ね間ま着きから外がい出しゅつ用の衣服に着き替がえたら、部屋から出でる。
廊下を歩いて使用人達が利用している[ 食堂 ]へ向かう。
──*──*──*── 1時間後
美お味いしいけど代わり映ばえのしない粗そ末まつな朝食モニングを終えたアタシは一旦、部屋に戻る。
セフィ白狼神フェンリルの転移魔法を誰かに見られない為にだ。
アタシは護衛の騎士さんに毎日の行動を監視されているし、騎士さんが来こない土日どのひ,日日にちひだからって油断は出来ない訳で──。
誰に監視をされているか分からないから、用よう心じんに越した事は無い。
部屋の中に入はいったアタシは魔法マジックの鞄バッグを肩に掛けて外がい出しゅつの準備を済ませる。
セフィ白狼神フェンリルが転移魔法を発動させてくれる。
《 南みなみのエリア 》に行く為の《 南みなみ口ぐち乗車場 》へ出しゅっぱぁ~~つ!!