⭕ 家族になっちゃいました。
朝食の食べ終わりに差し掛かった頃、[ 食堂 ]にニィニが入って来た。
やっぱりニィニは元気が無いみたい。
レンダ
「 ニィニ──、顔色が良くないねよね。
具合が悪いの? 」
レムダン
「 あ……いゃ…………大丈夫だ……。
疲れが出ただけだからな…………ははは…… 」
レンダ
「 そうなんだ?
でも無理はしないでね、ニィニ…… 」
レムダン
「 有り難う、レンダ 」
ニィニは珍しく弱々しい笑顔を向けて笑ってくれる。
絶対に大丈夫じゃないでしょ!
必要以上の心配をさせない為に嘘を吐いてるのかも知れない。
ニィニが椅子に腰を下ろして座ると、出来立ての朝食が食卓に運ばれて来る。
4人用の食卓に美男子3人組が座って仲睦まじく話してるなんて光景は、願福モノだよね。
3人共背が高くて、髪も長くて、声色も素敵で──、これって明らかに役得だよね!
1番の特等席で、イケメンハンサム達を間近で見れるなんて、妹の特権だよね★
アイベルファイラ
「 御早う御座います、レムダン 」
レムダン
「 あぁ…御早う──んぅ?
何故此処にアベルが居るんだ?
待ち合わせ場所は《 冒険者ギルド 》だろう? 」
アイベルファイラ
「 《 冒険者ギルド 》へは行きましたよ。
其処で養子と再会しましてね。
養子が宿泊していた《 宿屋 》が此処だったので、顔を出しに来たんです 」
レムダン
「 そうだったのか。
息子と言うのは彼か? 」
アイベルファイラ
「 そうですよ 」
ディアス
「 初めましてだな。
オレはディアス・ベラチヲだ。
A級冒険者の剣士だ 」
レムダン
「 人間か!
息子なのにエルフ族じゃないのか? 」
アイベルファイラ
「 養子ですよ。
ディアスは孤児だったんです。
生き残る術として戦い方を教え、冒険者として育てました 」
ディアス
「 アベルが≪ ノクタルルド公国 ≫に入国してるとは思いもしなかったな 」
アイベルファイラ
「 ワタシもですよ。
元気そうで安心しました。
レンダにも話したんですけどね、ディアスにもパーティに入ってもらいましたよ 」
レムダン
「 は?
パーティメンバーが増えたのか? 」
アイベルファイラ
「 ディアスは先週20歳を迎えたばかりですけど、LV99間近なんです。
同行すれば頼りになりますよ 」
レムダン
「 ディアス…………ディアス・ベラチヲ…………聞いた事が有る名前だな。
然し、20歳で既にLV90に達しているとは驚いたな。
俺ですら25歳でLV70代だったからな 」
ディアス
「 寝ても覚めても戦闘を優先していたからだ 」
アイベルファイラ
「 今日からディアスはレンダの義兄で、レムダンの義弟になります。
因みにワタシは3人の “ お父さん ” です。
養父ですね 」
レムダン
「 パーティメンバーで “ 家族ごっこ ” でもする気なのか? 」
ディアス
「 長旅では家族を装い活動した方が何かと都合が良い。
他人の集まりでは無い事を周囲に宣伝する事で、厄介事に関わらずに旅を続ける事が出来る。
パーティに入りたがる厄介な輩にも強く断る事が出来る 」
アイベルファイラ
「 レンダも居ますし、テムモンのカルザ,ルマダ,レックも居ます。
稀少なベンカルマザダイカーとグレックガホースに目を付けてパーティに入りたがる輩は必ず現れますよ。
セフィ様は実体化が出来ませんから、ワタシ達でレンダとベンカルマザダイカー,グレックガホースを衛る事になります 」
レムダン
「 レンダの周囲を予め固めておく必要が有る訳だな。
因みにセフィは何て言ってるんだ?
セフィに黙って決めてないよな? 」
アイベルファイラ
「 勿論、相談しました!
ディアスにもセフィ様の事は話しています。
養子,養女達には、ワタシが故郷を出て神子様を探す為に旅をしている事も話していますし、大抵の事には驚きませんよ 」
レムダン
「 そうなのか? 」
ディアス
「 750年以上も生きているエルフ族と暮らしていれば、大抵の事には嫌でも耐性が出来てしまうな。
成人する迄はアベルに迷惑を掛けられたし、苦労もさせられたからな── 」
アイベルファイラ
「 ディアス、養父をディスらないでください 」
ディアス
「 オレは事実しか言ってないぞ 」
レンダ
「 ディアスお兄ちゃんはセフィの姿は見えるの? 」
ディアス
「 あぁ──。
ちゃんと見えるし、声も頭の中に聞こえている。
念話と言うらしいな 」
アイベルファイラ
「 ディアスもレンダの眷属になったんですよ。
専属の護衛剣士ですね。
戦闘中、ディアスにはレンダとワタシの背後を衛ってもらいます。
ワタシは前を向いて矢を射らなければいけませんからね。
レムダンもレンダの背後が安全ならば、戦闘に集中が出来るでしょう 」
レムダン
「 そうなのか?
そうか…………なら、ディアスもLV999まで上げれる訳だな 」
ディアス
「 そうみたいだな。
アベルのLV超えたいと思っている。
強い怪物,魔物と戦いたくてウズウズしているくらいだ 」
レムダン
「 頼もしい限りだな 」
いゃいゃいゃ、何でアタシの知らない所で、眷属が増えてるの!?
何でアタシに一言も無いまま、当然のように受け入れられてるの??
男の人って、相談しないで独断で決めていっちゃうもんなの!?
アタシの存在、忘れられてないよね??
なんか……疎外感を感じちゃうな……。
でも──、ディアスさんは見ず知らずの小娘の眷属になってくれたんだ(////)
アタシの専属護衛剣士さんか…(////)
クレイスさんはアタシの専属護衛騎士なんだよね。
騎士と剣士は、どっちも剣を使って戦うんだよねぇ?
うん、違いが分かんないや。
ニィニが朝食を完食する。
椅子から腰を上げて立ち上がって、食卓を離れる。
[ 食堂 ]から出たら、そのまま《 宿屋 》を出る。
その足で《 宿屋街 》を出たら、《 ギルド街 》へ向かう。
アタシの右側をニィニが歩いていて、アタシの左側をお兄ちゃんが歩いている。
アタシの後ろを歩いているのはお父さんで、アタシの前に浮いているのは全身が透けているセフィだ。
まるで専属SPに護衛されてるViPみたいな感じになってるぅ~~。
──*──*──*── ギルド街
──*──*──*── 冒険者ギルド
──*──*──*── 受付カウンター
《 冒険者ギルド 》の中ではお姉さん
そりゃ、麗
お姉さん
アタシは用事が済む迄ソファに座
隣にはお兄ちゃん
[ 受付カウンター ]ではニィニ
報酬を沢
D級冒険者になるのって時間が掛かるし、大変なんだな……。
[ 受付カウンター ]からニィニ
アイベルファイラ
「 此処
《 馬車場 》へ向かいますか? 」
レムダン
「 [ 宿泊室 ]をチェックアウトしてから向かおう 」
アイベルファイラ
「 それならワタシが《 馬車場 》へ行きましょう。
《 施設街
レムダン
「 それは助かる。
これが馬車の木券
アイベルファイラ
「 確
先
レンダ
「 お父さん
アイベルファイラ
「 ギルド長
《 馬車場 》で会いましょうね 」
お父さん
レムダン
「 俺達も《 宿屋 》に戻り、荷物を纏
ディアス
「 そうだな 」
レムダン
「 レンダ、行くぞ 」
レンダ
「 はぁい 」
ニィニ
ニィニ
レムダン
「 ディアスもレンダと手を繋いでくれ。
連れ去られたら困るからな 」
ディアス
「 分かった。
最近は≪ 町
レンダ
「 物騒なの?
賑
ディアス
「 賑
人
レンダ
「 治安が良
レムダン
「 表向きはな。
裏はそうでもないぞ。
レンダは1人で裏へ入
レンダ
「 う…うん!
頼まれても近
ディアス
「 それが賢明だ 」
ニィニ
《 宿屋街
普通だったら、心を弾
アタシってば、オカルト雑誌に掲載されてる御約束な写真に洗脳されちゃってるんだ!
──*──*──*── 宿屋街
──*──*──*── 宿屋
各自[ 宿泊室 ]に置いていた荷物を回収したて、フロントでチェックアウトを済ませた。
レムダン
「 ディアス、荷物が少ないな 」
ディアス
「 あぁ──。
1人立
少ない荷物で旅が出来るのは画期的だな。
戦闘でも荷物が邪魔にならないからな 」
レムダン
「 全
魔法
旅にはなくてはならない必
《 宿屋 》を出
《 馬車場 》へ近
色
歩行者が右側通行が義務付
これは故
流
レムダン
「 《 馬車場 》が見えて来
ディアス
「 意外と混んでいるな 」
レムダン
「 《 乗
アベル
レンダ
「 うん 」
──*──*──*── 馬車場
──*──*──*── 乗車口
《 乗
停車している馬車には人数制限が有るみたいで、ある程
セフィ
〔 エイミ、馬車が有りましたよ 〕
レンダ
「 本
お父さん
馬車に近
ニィニ
馬車の中に設置されてるソファの下
荷物だけじゃなくて、クッション,毛布,厚
これは漫画やアニメの知識を参考にして、セフィ
勿論、馬車の上
ニィニ
馬車の中には光
セフィ
お尻の下
馬車の窓から外
≪ 町
走る馬車を囲むようにベンカルマザダイカーのカルザ
きっと凄い光景なんだろうな~~って思う。
稀
怪物
徒歩で向かうよりは、断然良
でも、そんなのは我
例え思っても口
「 ≪ 王都
言い出
アタシは3人の眷属の主人
◎ 訂正しました。
お父さん




