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⭕ 不親切な扱いされています。


 アタシことなたえいと従魔契約したセフィ(白狼神フェンリル)は、精霊しんの眷属で、人間からは “ 魔獣ジエンダ ” と呼ばれているらしい。


 精霊しんの眷属なのに “ 魔獣ジエンダ ” 呼ばわりされてるって──どうなんだろうね??


 精霊しんの祝福を授けられているから精霊が使う “ 精霊魔法 ” が使えるみたい。


 じんぞくの魔法師が使える魔法は “ 元素魔法 ” と呼ばれていて、精霊魔法とは異なる別物らしい。


 救世主のアタシも人間だから、使える魔法が “ 元素魔法 ” じゃないと怪しまれるんだとか。


 セフィ(白狼神フェンリル)が使える魔法をアタシも使えるらしいから──、アタシの使える魔法は “ 元素魔法 ” じゃなくて──、セフィ(白狼神フェンリル)と同じ “ 精霊魔法 ” って事になる。


 人間のアタシが “ 精霊魔法 ” を使っちゃたら、大変な目に遭っちゃうかも知れない事をセフィ(白狼神フェンリル)から釘を刺された。


 じんぞくまえでは精霊魔法を使わないようにして、「 無属性だから使える魔法が無い 」って事を貫くようにコンコンと言い聞かされた。


 アタシだってつかまって実験やら解剖やらされたくないから、セフィ(白狼神フェンリル)の言うとおりにしたいと思う。


 だから、魔法師から教わる魔法の授業は諦めざるを得ない。


 異世界で受ける魔法の授業………残念だなぁ~~。


──*──*──*── 廊下


 長かった階段をようやがりきって、広い廊下に戻ってた。


 大きな窓からは夕焼けが見えている。


梳屶惠美

「 わぁ~~…………綺麗な夕焼けだねぇ…… 」


 あんまりにも幻想的で綺麗だったから、こえしてセフィ(白狼神フェンリル)へ語り掛けちゃった(////)


???

「 ──救世主さま! 」


梳屶惠美

「 え? 」


 こえがしたほうを向くと騎士が走ってる。


騎士

「 はぁ~~~~。

  部屋に戻ったら……救世主さまの姿が……無かったので…………探していたんですよ……。

  ぐ見付かってかった…… 」


梳屶惠美

ぐ見付かって?

  じゃあ──今迄ずっと日が暮れる迄、放置してた──って事ですか?

  ランクEでも一応は救世主なのに?

  置きり放置してたって事ですか?

  いくなんでも不親切じゃないの?

  アタシ、救世主のまえに11歳の女の子ですよ? 」


騎士

「 そう……ですよね……。

  此方こちらの配慮がりていませんでした……。

  申し訳ない…… 」


梳屶惠美

「 あの部屋、すわる用の椅子すら置かれて無かったんですけど──。

  そくよごれててきたない床にすわって待ってろなんて、不親切ですよね?

  立ちっぱで待ちぼうけてろって事でした? 」


騎士

「 それは…………申し訳無かったです…… 」


梳屶惠美

「 ランクEに対する王族の対応って、“ 不親切 ” なのが普通なんですか?

  上位ランクじゃないんだから、対応が悪くても受けれて我慢しやがれ──ってのが、救世主に対する王族の考えなんですね?

  そっちの勝手な都合で異世界召喚しといて、被害者の救世主をランクで分けて差別対応するのが王族のやりかたなんですね? 」


騎士

「 …………………… 」


梳屶惠美

「 ずっと待ちぼうけをらってて、お腹がいてるんですけど……[ 食堂 ]に案内はしてもらえないんですか? 」


騎士

「 無属性の救世主さまは[ 食堂 ]の御利用は出来ません…… 」


梳屶惠美

「 え……?

  無属性だから??

  なんでですか?

  アタシも救世主ですよね、一応…… 」


騎士

「 上位ランクの無属性ならば問題は無かったのですが……、下位ランクの無属性ですから…… 」


梳屶惠美

「 あの……ちなみにですけど、アタシみたいに無属性の生徒はほかにもたんですか? 」


騎士

「 上位ランクには3めいほど無属性の救世主様がたようです。

  下位ランクで無属性の救世主さまは…………1めいだけでした 」


梳屶惠美

「 アタシだけ……。

  じゃあ、アタシはで食事が出来るんですか? 」


騎士

「 使用人達が利用する[ 食堂 ]を使って頂く事になります 」


梳屶惠美

「 ………………取り敢えず、食事の心配はしなくていって事ですね?

  寝泊まりする部屋は用意されてるんですか? 」


騎士

「 1人部屋になりますが、用意はさせて頂いていますよ 」


 騎士の笑顔が引き吊ってるのが気になるんだけど……。


 取り敢えず、使用人達が利用する[ 食堂 ]に案内されて、しそうだけどまつな料理を御馳走になった。


 それからアタシに用意された1人部屋に案内されて──、愕然とした。


梳屶惠美

で寝泊まりするんですか? 」


騎士

「 はい……。

  なにぶん……下位ランクの無属性ですので………… 」


梳屶惠美

いくなんでも召喚した救世主に『 この部屋を使え 』は扱い的にもひどいんじゃないの? 」


騎士

「 …………………… 」


梳屶惠美

「 掃除はされてるみたいだし、ベッドもぐに使える状態だね。

  ちゃんと着替えも用意されてる。

  これならいかな……。

  馬に案内されてたら、王様に精霊魔法をブッぱなしてたよ! 」


騎士

「 は…はぁ……? 」


梳屶惠美

「 それくらいされても文句を言えない対応を、救世主のアタシが受けてる──って事!

  分かり易い例えでしょ? 」


騎士

「 ………………お怒りしておられる……という事ですね? 」


梳屶惠美

「 そんな感じ~~。

  明日あしたからは、どうしたらいの?

  無属性だから魔法の授業は受けれないんでしょ?

  怪物モンスター魔物マタムトの倒しかたの授業を受ければいの? 」


騎士

「 いえ……無属性の救世主さまには、後方支援の授業を受けて頂きたいと── 」


梳屶惠美

「 後方支援?

  あらゆる雑用のみたいな事? 」


騎士

「 雑用ではなく、後方支援です。

  回復薬を渡したり、用意したり、補充したり──、とても重要で必要不可欠な支援です 」


梳屶惠美

「 ふぅん?

  ……………………分かった。

  なんから?

  に行けばいの? 」


騎士

からは別の騎士が迎えにる予定です。

  救世主さまの護衛を担当します 」


梳屶惠美

「 下位ランクで無属性の救世主に護衛ねぇ?

  逃げない為の監視もねてるんじゃないのぉ~~?

  アタシは11歳の女の子だからね!

  幼女趣味の変態騎士は断固拒否するから!

  常識と良識をねてる誠実で善良で信頼と安心が出来る安全な騎士にしてね! 」


騎士

「 ……………………厳しいですね…… 」


梳屶惠美

ひとの無い場所に連れ込まれて、いやらしい事されたくないだけ!

  お兄さんには分からないと思うけど、か弱い女の子に大人おとなの男は恐怖の対象なの! 」


騎士

「 ………………団長と副団長に報告しておきますね…… 」


梳屶惠美

「 うん。

  くれ(ぐれ)も宜しくね!

  騎士さん、おやすみ!

  今日きょうがとうね 」


 アタシはパタンとドアをめた。


 鍵は…………掛けれないみたい。


梳屶惠美

「( セフィ、そとからドアをけれないように出来る?

   そとから窓をけれないようにもしてほしいな。

   鍵が付いてないから、ようじんぎて怖いよ…… )」


セフィ

〔 任せてください、主人あるじ様 〕


梳屶惠美

「( がとう~~。

   精霊魔法を防犯に使うなんて、贅沢だよね )」


セフィ

主人あるじ様の役に立てれて嬉しいです(////)〕


 アタシは用意されたえて休む事にした。


梳屶惠美

明日あしたから雑用の授業か~~。

  後方支援の仕方は覚えといたほういかも?

  《 おおじょう 》からサヨナラするにも準備は必要だし? 」


セフィ

主人あるじ様は《 おおじょう 》からる気なのですか? 〕


梳屶惠美

「 うん。

  セフィがてくれるなら、ひゃくにんりきでしょ?

  このまま王族にずなを握られてきるのはいやだし。

  漫画やアニメみたいに異世界を冒険して楽しんでみたいし!

  出来ないかな? 」


セフィ

〔 勿論、出来ます。

  精霊魔法はわれが教えます。

  冒険に必要な物が有るなら、“ 精霊の悪戯いたずら ” でそろえる事が出来ます 〕


梳屶惠美

「 精霊の悪戯いたずらってなに? 」


セフィ

〔 精霊が悪戯いたずらをする事ですよ。

  妖精はじんぞくが困るような悪戯いたずらをするのが大好きです。

  じんぞくには知られていませんけど、精霊もじんぞくが困るような悪戯いたずらをするの好きなのです。

  じんぞくが絶望するほど悪戯いたずらになりますから、妖精よりもタチがわるいですね 〕


梳屶惠美

「 人間が絶望するような悪戯いたずら

  例えば……≪ ノクタルルド公国 ≫を滅ぼしちゃうとか? 」


セフィ

主人あるじ様、さすないです。

  せい(ぜい)ほうもつに溜め込まれている金銀財宝を丸っと頂くくらいです 〕


梳屶惠美

ほうもつに有る金銀財宝を丸っと頂く?

  そんな事が出来るの?

  しちゃっていの? 」


セフィ

〔 勿論です、主人あるじ様。

  われらわれてからさん(ざん)ひどい目に遭わされました。

  慰謝料を頂いてもいと思うのです 〕


梳屶惠美

「 慰謝料か。

  当然の権利だよね。

  アタシも無抵抗なワンコを痛め付けてもわるいと思わない奴は許せないし、きらいだよ。

  ほうもつの中を全部もらっちゃうだけじゃなくて、かねになりそうなのも全部もらっちゃえば?

  どうせ国民から搾り取るんだからぐに増えるだろし 」


セフィ

主人あるじ様──。

  そのように進めます。

  精霊達も喜んでくれる事でしょう 〕


梳屶惠美

「 そうなの?

  精霊さんに喜んでもらえるのは嬉しいかな 」


セフィ

しばらくは《 おおじょう 》で過ごすのですね 〕


梳屶惠美

「 うん……そうなるかな。

  救世主なのを隠して、冒険者として旅が出来ないかな~~ 」


セフィ

〔 精霊達に調査してもらいましょう 〕


梳屶惠美

「 精霊さんは迄してくれるの? 」


セフィ

〔 勿論です。

  精霊しんの眷属の末裔ですが、われは精霊より格上の存在です。

  精霊をアゴでコキ使える立場です 〕


梳屶惠美

「 精霊さんをアゴでコキ使うのはめてほしいかな。

  アタシには精霊さんって凄い存在だから── 」


セフィ

〔 そうですか?

  主人あるじ様が仰有おっしゃるなら、こんわれも気を付けます 〕


梳屶惠美

がとう、セフィ。

  そろそろ寝るね。

  …………窓にはカーテンが欲しいかな。

  明日あした、騎士さんに相談してみよっと── 」


 アタシはペラッペラなシーツを2枚に折り畳んで掛け布団ぶとんとして使う事にした。


 分厚い敷き布団ぶとんと掛け布団ぶとんと枕が欲しいな。


 それも騎士さんに相談してみようかな?


 睡魔が襲ってて、りょうまぶたりてる。


 アタシはねむに誘われるまま眠りにいた。

◎ 訂正しました。

  好きなんです。─→ 好きなのです。

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