⭕ エルフ族のアレコレ
──*──*──*── テント
レンダ
「 ふぅ~~~~。
お腹いっぱぁ~~い♥️
パンケーキ、最高ぉ~~ 」
セフィ
〔 エイミ、パンケーキは気に入りました? 〕
レンダ
「 セフィ~~!
うん!
すっごく美味しかったよぉ♥️
食べ過ぎちゃったくらい(////)
夕食は食べれないかも知れないかな…… 」
セフィ
〔 そうですか。
食べ過ぎは良くないですね。
夕食は軽く摘まめる軽食にしましょう 〕
レンダ
「 うん。
有り難う、セフィ。
怪物親子は大丈夫? 」
セフィ
〔 手当てはしました。
大丈夫です。
今は静かに眠っています 〕
レンダ
「 そっか。
良かったぁ~~。
《 フィールド 》に転がってる冒険者の死体を片付けないとだよね。
戻って来たニィニとアベルさんが吃驚しちゃうかも知れないし。
えぇと……証拠隠滅ってヤツしないと! 」
セフィ
〔 大丈夫ですよ、エイミ。
証拠隠滅は精霊達がしてくれました。
冒険者達の死体も精霊達が始末してくれました 〕
レンダ
「 そうなの?
良かったぁ~~。
“ 何も起きてない ” って事にしとかないと、ニィニが心配するもんね。
唯でさえ過保護なのに、今以上の拍車が掛かったら嫌だし…… 」
セフィ
〔 歳上が歳下を心配するのは自然な事です。
心配してほしくても心配をしてもらえなくて、寂しく悲しい思いをする者も居ます。
エイミは恵まれていますよ 〕
レンダ
「 セフィ……。
うん……そうだね(////)
アタシは恵まれてると思うよ。
セフィに出逢えたお蔭でね♪ 」
セフィ
〔 エイミ…(////)
エイミが我を見付けてくれたからです 〕
レンダ
「 そう言えば──、あの時って “ 甘い香り ” がしたんだよね。
お腹が空いてたから不思議に思わなかったけど……。
“ 甘い香り ” を辿ったら、壁の奥に階段を見付けてね、地下に下りたんだよね。
地下に着いたら “ 甘い香り ” はしなくなっちゃったんだけど……。
あの “ 甘い香り ” は何だったのかな??
怪我をしてたセフィからは “ 甘い香り ” はしてなかったし…… 」
セフィ
〔 エイミは “ 甘い香り ” で誘い込まれたのですね。
そうでしたか……。
精霊神様に感謝を── 〕
レンダ
「 精霊神がセフィとアタシを出逢わせてくれたの? 」
セフィ
〔 はい。
我の事を気に掛けてくださっていたのです 〕
レンダ
「 そうだったんだ。
精霊神の計らいだったんだね。
セフィが自由になれて、精霊神も喜んでるね★ 」
セフィ
〔 はい(////)〕
レンダ
「 ねぇ、セフィ。
精霊さんと精霊族って違うの? 」
セフィ
〔 精霊は実体の無い存在です。
姿は見えませんし、触れましませんし、声も聞こえません。
精霊を捕らえる事は、先ず出来ません。
存在はしているので、精霊から触れる事は出来ます。
精霊が見える者は精霊眼を持つ者だけです。
精霊眼を持つ者でも精霊に触る事は出来ませんし、精霊の声を聞く事も出来ません 〕
レンダ
「 精霊眼…… 」
セフィ
〔 精霊眼を持つ者は稀少です。
それ故、精霊を見たいと強く願う者から狙われ易い存在です 〕
レンダ
「 捕まったら…どうなるの? 」
セフィ
〔 精霊眼を抉られる事が多いです。
とは言え、持ち主から抉られた精霊眼は効果を失います。
仮に自身の目に付け替えても精霊は見えません。
精霊眼コレクターが存在しますから、売れば高値で買い取ってもらえるくらいです 〕
レンダ
「 ………………酷い事をする奴が居るんだね 」
セフィ
〔 精霊族は精霊とは異なり、実体が有ります。
原始の精霊が実体化し、産まれた子供の子孫達を “ 精霊族 ” と呼びます 〕
レンダ
「 え?
原始の精霊??
原始の精霊って実体化が出来るの?
子供まで…… 」
セフィ
〔 精霊族の子孫の末裔がエルフ族です。
エルフ族は長命種です。
短命種とは違い、エルフ族の中には最長で1万年も生きるエルフが居ます 〕
レンダ
「 えっ!?
1万年も生きるエルフが居るの!?
凄い長生きだね…… 」
セフィ
〔 殆んどのエルフは故郷から出ずに生涯を終えます 〕
レンダ
「 そうなの?
1万年も故郷から出ないで暮らすなんて、勿体無い気がするけど…… 」
セフィ
〔 エルフ族は慎重なのです。
100歳を迎える前にLV500に達したエルフ族の中には、旅をする為に故郷を出るエルフも居ます。
少数ですけどね 〕
レンダ
「 そうなんだ。
その少数の1人がアベルさんなんだね。
エルフ族って何処でLV上げするの?
怪物や魔物と戦うの? 」
セフィ
〔 エルフ族の故郷には《 試練の洞窟 》が在ります。
《 試練の洞窟 》に潜れば、魔物,魔獣,悪魔,魔族,魔神,魔王の類いと遭遇します。
倒せば経験値を得られ、LVを上げる事が出来ます。
《 試練の洞窟 》で魔物,魔獣,悪魔,魔族,魔神,魔王の類いを倒すと一般的な魔石よりも遥かに高濃度な魔石を入手する事が出来ます。
エルフ族は入手した魔石をドワーフ族へ売り、生計を立てます。
高濃度な魔石はドワーフ族の手により、武器,防具に生まれ変わります 〕
レンダ
「 魔石が武器や防具になるの? 」
セフィ
〔 魔石だけでは武器,防具にはなりませんよ。
武器,防具を加工するには鉱石,素材が必要です。
属性に依って魔石の色は違います。
使う魔石に依って、武器,防具の属性も変わります。
魔石を使い作られた武器,防具は、魔法を纏わせて戦う事が出来ます。
高濃度の魔石を使えば、より強力な魔法を武器,防具に纏わせて戦う事が出来ます。
エルフ族とドワーフ族が取り引きしている魔石を使った武器は、人族製の武器,防具より遥かに高額な値段で販売されます。
エルフ族が装備する武器,防具は全てドワーフ製ですよ 〕
レンダ
「 そうなんだ?
何か凄そうだね……。
一般的な《 ダンジョン 》で手に入る魔石とは違うの? 」
セフィ
〔 魔石に含まれる魔力の質が違います。
エルフ族の故郷は神聖な場所に在ります。
神聖な場所に存在する《 試練の洞窟 》ですから、洗練された上質な魔力を含みます。
魔石の価値を例えると月とスッポン程の差が有りますよ 〕
レンダ
「 そんなに!?
じゃあ、アベルさんの武器は物凄く価値が有るんだね。
ねぇ、セフィ──。
アベルさんが一時的な仲間じゃなくて、正式なパーティメンバーになってくれたら、ニィニの負担を減らせるんじゃないかな?
LV500のアベルさんが仲間になってくれたら頼もしいと思うんだ?
セフィはアベルさんをどう思う? 」
セフィ
〔 そうですね。
正式な仲間にしたいと考えるなら、エイミの眷属にする事です。
流石にエルフ族を隷属にする訳にはいきませんからね 〕
レンダ
「 れいぞく?? 」
セフィ
〔 隷属と眷属の違いを話していませんでしたね。
この機会に少しだけ説明しましょう 〕
レンダ
「 有り難う、セフィ 」
セフィ
〔 眷属契約と隷属契約の違いは相手への想いの度合いです。
隷属契約は主人となる者が、“ 絶対に手離したくない ” と強く想う相手に対して結ぶ契約です。
がんじがらめに縛り付け、絶対服従を強要し、相手には一切の拒否権は与えられません。
隷属には主人に奉仕する義務が有り、必ず果すべき責務も有ります。
奉仕と責務を拒否する事は許されません。
主人へ忠義,忠誠を誓い、身命として主人に尽くし、主人の為だけに生きる事になります。
隷属は主人に自身の全てを捧げて尽くす為、所帯を持つ事を許されず、生涯も独身を貫く事になります。
眷属は主人の盾となり、剣となり、身を呈して主人を衛ります。
忠義,忠誠を違いはしますが、主人に奉仕する必要は無いですし、義務も有りません。
恋愛も自由ですし、所帯を持ち家族を増やす事が容認されています。
主人に絶対服従なのは同じですが、主人の為に自身の全てを捧げる必要も有りません。
隷属よりも眷属の方が束縛が緩く自由度が高いのです 〕
レンダ
「 そ…そうなんだぁ……。
じゃあ、するなら眷属契約だね。
隷属契約なんて絶対にしたら駄目なヤツだし! 」
セフィ
〔 アイベルファイラが望めば、隷属契約は出来ますよ 〕
レンダ
「 しないよ!
大体、“ 絶対に手離したくない ” って強く想うような相手も居ないし── 」
セフィ
〔 居ないのですか? 〕
レンダ
「 異世界に来て、1年一寸しか暮らしてないんだよ?
居たら別の意味で怖いよ…… 」
セフィ
〔( どうやらクレイスの片想いのようですね。
クレイスがエイミにLVを譲渡する際には、確り励めるようにサービスしてあげなければいけませんね♪ )〕
レンダ
「 ねぇ、セフィ──。
エルフ族は人間と恋愛したり結婚する事は有るの? 」
セフィ
〔 どうでしょうね。
色んなエルフが居ますから、交際ぐらいはするかも知れませんね。
夫婦になる事は先ず、無いでしょう 〕
レンダ
「 どうして? 」
セフィ
〔 〈 大自然の法則 〉に依って、異種族交配は出来ないようになっているからです。
エルフ族と人族とでは人体の構造が異なります。
異なる原質で構成されているからです。
仮にエルフ族と人族が交尾をすると──、肉体が弱く脆い人族は交尾の最中に死にます 〕
レンダ
「 えっ?
死んじゃうの? 」
セフィ
〔 確実に──。
これは自然現象なので、どうにも出来ません。
仮に辛うじて無事だったとしても、出産の最中に耐えきれず、人族の肉体は破裂します 〕
レンダ
「 破裂!?
どゆことぉ?? 」
セフィ
〔 異種族交配の出来ない法則の力です。
ですから、人族がエルフ族の子供を産む事は叶わないのです。
≪ 惑星キャスラビィ ≫は惑星神様の力で、そのように構成されてしまいましたので── 〕
レンダ
「 そう…なんだ…… 」
セフィ
〔 婚姻と言うものは同じ因縁の者同士で結ばれるものです。
雀は雀,蛇は蛇,烏は烏,魚は魚,犬は犬,猫は猫,人族は人族──同じ因縁の者同士で結ばれるのが〈 大自然の法則 〉なのです。
鼠が蛇の子供を産めないように、鶏が蛙の子供を産む事は出来ません。
人族がエルフ族の子供を産めない理由です 〕
レンダ
「 …………例え天変地異が起こっても相容れないゴ◯ラとモ◯ラが “ 結婚する事は無い ” って事だね。
同じ因縁を持つ者同士でしか結ばれない……か。
何か、夢も浪漫も無いね 」
セフィ
〔 ご◯らとも◯らが何なのかは分かりませんけど、夢も浪漫も無いのは事実ですね 〕
レンダ
「 ≪ 惑星キャスラビィ ≫の事が少しだけ分かって嬉しいよ。
セフィ、これからも少しずつ≪ 惑星キャスラビィ ≫の事を教えてね 」
セフィ
〔 勿論ですよ、エイミ。
我に分かる事は何でも教えますよ。
──アイベルファイラを眷属にしますか? 〕
レンダ
「 ………………アベルさんに何て言って打ち明けたら良いのかな?
アタシの事,ニィニの事……正直に話して良いのかな? 」
セフィ
〔 エイミは何も言わなくて良いですよ。
エイミの為に我が一肌脱ぎましょう 〕
レンダ
「 セフィが?
どうするの? 」
セフィ
〔 任せてください。
エルフ族は精霊との縁が強いですから、どうとでもなります 〕
レンダ
「 そうなんだ?
うん──。
じゃあ、セフィに任せちゃおうかな? 」
セフィ
〔 有り難う、エイミ。
夕食まで時間が有りますね。
何をしますか? 〕
レンダ
「 セフィ、アタシね、ジグソーパズルが欲しいの。
ジグソーパズルは作られてるかな? 」
セフィ
〔 じぐそーぱずる…ですか?
精霊達に探させますね 〕
レンダ
「 うん、有り難う!
無かったら自分で作ろうと思ってるんだよね 」
セフィ
〔 じぐそーぱずるを作るのに必要な物が有れば教えてくださいね、エイミ 〕
レンダ
「 うん!
有り難う、セフィ(////)」
取り敢えず、アタシはトランプを出した。
レンダ
「 セフィ、トランプして遊ぼう 」
セフィ
〔 何をしますか 〕
レンダ
「 うん。
えっとねぇ── 」
アタシはセフィと神経衰弱をする事にした。
◎ 訂正しました。
生計をたてます。─→ 生計を立てます。
大自然の法則なのです。─→ 〈 大自然の法則 〉なのです。




