──*──*──*── 夕方
──*──*──*── フィールド
≪ 町 ≫から大分離れた場所にキャンプ用のテントを張った。
テントの上には怪物除けと魔物除けが1つになっている魔法道具が取り付けられている。
かなり高額な魔法道具らしく、Sランク冒険者にならないと買えない金額らしい。
そんな貴重で高額な魔法道具を持ってるアベルさんって何者なのかな??
テントの周囲に結界魔法が張られる。
これで怪物も魔物も寄って来ないらしい。
ニィニとアベルさんは素材を集める為にテントから離れて行った。
テントに残っているのはアタシとセフィだけだ。
精霊達が何ど処こかから拝借してパクって来てくれた豪華な料理が、アタシの夕食ディナーになった。
レンダ
「 ねぇ、セフィ 」
セフィ
〔 どうしましたか、エイミ 〕
レンダ
「 アベルさんアイベルファイラって何なに者ものなのかな?
≪ ノクタルルド公国 ≫って確たしか、人じん族ぞくだけが暮らしてる≪ 国 ≫だったよね?
何なんでエルフ族が冒険者なんてしてるの? 」
セフィ
〔 そのことですか。
エルフ族は昔から特別視されている種族なのです 〕
レンダ
「 特別視? 」
セフィ
〔 エルフ族は精霊族の子孫の末裔なのです。
多た種しゅ族ぞくを干渉をさせない為に超越トランセンド魔法マジックで作られた透明な壁を通とおり抜ける事が出来る唯ゆい一いつ無む二にの種族ですよ 〕
レンダ
「 そうなの?
初めて知ったよ 」
セフィ
〔 知られてませんから。
仮にエルフ族が精霊族の子孫の末裔である事が知られれば、人じん族ぞくはエルフ狩がりを始めるかも知れません。
知られない方ほうが良いいですね 〕
レンダ
「 …………そうだよね。
アタシ、エルフ族の事は誰にも言わないよ 」
セフィ
〔 それが賢明です 〕
レンダ
「 エルフ族は人じん族ぞくから迫害されたり、差別されたりしないの? 」
セフィ
〔 エルフ族は精霊族の末裔ですから、精霊魔法が使えます。
元素エレメント魔法マジックも使えますよ。
人じん族ぞくの扱う元素エレメント魔法マジックより威い力りょくが有り、範囲も広いですから魔法マジックでエルフ族には敵かないません。
それにエルフ族は人じん族ぞくより経験値を多く得る体質ですから、LVレベルも早く上あがります。
並みの人じん族ぞくの戦力ではエルフに膝を付かせる事も出来ません 〕
レンダ
「 エルフ族って強いの? 」
セフィ
〔 外見は強そうには見えませんけど、エルフ族は戦闘に特化した種族です 〕
レンダ
「 戦闘が得意って事? 」
セフィ
〔 そうですね。
狩かられるより狩かる側がわですからね。
戦闘力りょくは人じん族ぞくより有ります。
LVレベル99のSランク冒険者を1000名めい程ほど揃そろえれば捕縛くらいは出来るでしょうけど…… 〕
レンダ
「 そんなに強いんだ?
でも、アベルさんアイベルファイラのLVレベルは178って言ってたよね?
ニィニレムダンより低いよ 」
セフィ
〔 エルフ族は隠蔽魔法を使う事が出来るのです。
本来のLVレベルより低いLVレベル,ステータスへ変える事が出来る便利な魔法マジックです。
エルフ族は隠蔽魔法を習得し、最低でもLVレベル500に達する迄は故郷から出でる事が禁じられています。
一般的な人じん族ぞくはLVレベル99でMAXマックスですから、十じゅう分ぶんに身を守れます。
異世界人じんはLVレベル999まで上あげる事が出来ますから、安心は出来ません 〕
レンダ
「 じゃあ、アベルさんアイベルファイラは確実にLVレベル500は有る訳だ?
ニィニレムダンよりLVレベルが高くて強いんだね 」
セフィ
〔 そうですね。
とは言え、所詮は精霊族の末裔です。
自然災害を起こす精霊には敵かないません。
エイミに危害を加える素そ振ぶりを見せたら、燃え滾たぎる溶岩の中へ転ポ移イしちゃいますから安心してくださいね 〕
レンダ
「 溶岩の中は止やめてほしいカナ~~ 」
セフィ
〔 そうですか?
エイミが言うなら溶岩の中は止やめますね。
肥こえ溜だめの中にしますか? 〕
レンダ
「 エルフ族を肥こえ溜だめに転ポ移イするのも駄目かな~~ 」
セフィ
〔 そうですか?
何ど処こへ転ポ移イするかはエイミに任せますね 〕
レンダ
「 う…うん……。
ねぇ、エルフ族は皆みんな弓が得意なの? 」
セフィ
〔 そんな事はないですよ。
エルフ族はに関しては、どの武器に対しても分け隔へだてなく扱える種族です。
エルフ族に苦手な武器は有りません。
狩かりが得意ですからね、弓の扱いには長たけています 〕
レンダ
「 …………アベルさんアイベルファイラって、本ほん当とうに一時的な仲間なのかな?
そんなに強いなら、アタシの “ 大おおいなる冒険の旅 ” に同行してもらいたいんだけど…… 」
セフィ
〔 そうするとクレイスが妬やきますね 〕
レンダ
「 何なんでニィニクレイスが妬やくの?? 」
セフィ
〔 クレイスはエイミの専属騎士だからですよ。
( エイミに絶対服従の隷属ですからね。
主人あるじのエイミが自分以外の異性と仲良くすれば、嫉妬に悶もだえ狂う事になるでしょう。
それはそれで見み物ものですね♪ )〕
レンダ
「 でもさ、何なんでアベルさんアイベルファイラは冒険者パーティを転てん々てんとする事になってるのかな?
別に変な人じゃないっぽいのに── 」
セフィ
〔 エルフ族は外見が良よくて、声こわ色いろも良いいですからね。
女性問題で揉めてしまうのでしょう 〕
レンダ
「 女性問題?
何なんか想像が付いちゃうかも。
黙って立ってるだけで、女の人から寄って行くって感じだもんね?
魅了チャーム魔法マジックを使ってる訳じゃないんだよね? 」
セフィ
〔 そんな事はないですよ。
エルフ族が魅了チャーム魔法マジックを使ったら大変な事態を招いてしまいます。
一いっ国こくが簡単に傾かたむいてしまいますよ 〕
レンダ
「 そ…そうなんだ?
≪ 国くに ≫が傾かたむいちゃうなんて大問題だね 」
セフィ
〔 エルフ族は女じょ難なんの相そうに見舞われ易い種族でも有ります。
女性には困る事は無いので人じん族ぞくの男性からしてみれば面おも白しろくはないでしょうね。
恋こい人びとがアッサリと心こころ変がわりしてしまいますから 〕
レンダ
「 あぁ~~それは……揉めちゃうだろうし、嫌きらわれちゃうよね。
パーティに女性が居いたら確実にね! 」
セフィ
〔 アイベルファイラだけでなく、エルフ族は基本的に種族の異なる人じん族ぞくの女性に対して興味は無く、異性として意識もしないのです。
エルフ族の立ち振舞いや仕草を見て相手の女性が勝手に勘違いしてしまうのです。
アイベルファイラも望んで仲間割れを引き起こしている訳ではないのです 〕
レンダ
「 何ど処この世界でも女がイケメンハンサムに惚ほれっぽいのは共通なんだね 」
セフィ
〔 そうですね 〕
レンダ
「 エルフ族は同族の女性にしか恋愛感情を抱いだかない──って事なのかな? 」
セフィ
〔 基本はそうですけど、例外も居いますよ。
エルフ族は変へん人じん呼ばわりされる程ほど、個性と癖が強い種族ですから 〕
レンダ
「 そう…なんだ? 」
セフィ
〔 エイミ、デザートも有りますよ。
食べますか? 〕
レンダ
「 うん!
折角だし、食べちゃおうかな♪ 」
夕食ディナー後ごのデザートを食べ終えたアタシは、精霊さんが用意してくれたベッドの上うえに横になる。
程ほど好よい弾力ぷよぷよ感の有るウォーターベッドみたいな感じだから、背中が痛くないから助かるぅ~~♥️
レンダ
「 このベッド、弾力ぷよぷよ感が有って凄く良いいよね!
気に入いっちゃったよ 」
セフィ
〔 それは良よかったです。
エイミの為にゼリンスライムを凝ぎょう固こして作った特製ベッドです 〕
レンダ
「 んんん??
ゼリンスライム??
このベッドってスライムを使ってるの?
凝ぎょう固こって……固かためてるって事?? 」
セフィ
〔 はい♥️
エイミの為に精霊達が捕ほ獲かくしてくれました。
ゼリンスライムは人じん族ぞくには有害ですけど、我われと従魔契約を交かわしたエイミには無害です。
安心して使ってください 〕
レンダ
「 あ…うん…………有あり難がとう。
有害なんだぁ……。
因ちなみにど・ん・な・感じで有害なのかな? 」
セフィ
〔 毒素を吐はき出だすのです。
体内で毒素を内ない分ぶん泌ぴつします。
ベッドにする際さいに体内の毒素は抜きましたよ。
凝ぎょう固こもしているので内ない分ぶん泌ぴつも出来ませんけど、素す手でで触さわると肌が酷ひどく爛ただれます。
爛ただれた肌が元に戻る事は無いので、拷問の際には道具アイテムとしても使えます 〕
レンダ
「 拷問の道具アイテムに使えちゃうくらいの危険物ぶつの上うえに、アタシは寝る訳だね…… 」
セフィ
〔 エイミは触ふれても大丈夫ですよ。
肌が爛ただれる事は無いですからね 〕
レンダ
「 …………それは安心かな…… 」
とんでもない素材がベッドに使われてるなんて、恐ろしいな……。
レンダ
「 ニィニレムダンとアベルさんアイベルファイラは朝になるまで戻って来こないのかな? 」
セフィ
〔 そうでしょうね。
切りが付く迄は素材を集め続けると思います。
LVレベル500の弓使いとLVレベル217の剣士ですから、数すう日にちは帰って来こないかも知れません 〕
レンダ
「 数すう日じつも?
それまでアタシはテント生活するって事?
………………退屈かもぉ~~ 」
セフィ
〔 退屈凌しのぎに過去の召喚者達が広めた娯楽を集めましょう。
何どれも《 カジノ 》で人にん気きのゲームですよ 〕
レンダ
「 えぇっ!?
《 カジノ 》が在るのぉ?
やりおるなぁ~~。
だったらバインダーとか鉛筆,消ゴム,地図マップも広めてほしかったなぁ~~ 」
セフィ
〔 此処テントの中でカジノパーティーをしましょう。
精霊達にも参加してもらいましょう 〕
レンダ
「 精霊さん達とカジノゲーム?!
やるやるぅ~~!
お金の代わりに菓子おかしを賭けよう! 」
セフィ
〔 ゲームに必要な道具とカジノコイン,お菓子を調達させますね 〕
レンダ
「 うん♪ 」
そんな訳で、アタシはセフィ白狼神フェンリルと姿の見えない精霊さん達と一緒にカジノパーティーをする事になった。
精霊さん達を相手にカジノゲームをするなんて、こんな贅沢な時間潰しも無いよね!
カジノゲームなんてドラマや映画の中でしか見た事が無いから、実際に出来るなんてワクワクするぅ~~♪
カジノゲーム、楽しみぃ♥️