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⭕ 実践訓練 2


──*──*──*── 広場


 [ 広場 ]には生徒(救世主)だけじゃなくて、騎士や魔法師もる。


 その中でひときわつ人物は、金髪碧眼の顔面偏差値の高いクレイスさんだろう。


 クレイスさんと同じくらい背の高い騎士や魔法師もる。


 異世界の人って、やたらと美形が多いらしい。


 外国人にもイケメンが多いから、へんてるのかも知れない。


 生徒(救世主)の女子達が喜んでるのが分かる。


 女性騎士や女性の魔法師も少数だけどる。


 異世界でもだんそんじょの男社会なのかも知れない。


梳屶惠美

「 えぇと……アタシは誰にこえを掛けたらいのかな? 」


 なんてごとを言うと、女子達に囲まれて困っている様子のクレイスさんと目が合った。


 “ なんとかにほとけ ” ってな感じで、嬉しそうな顔をしてアタシに手を振ってくれるクレイスさん。


 群がる女子達を掻き分けて、アタシのほうに向かって歩いてるクレイスさん。


 女子達が怖い顔をしてアタシをにらんでいる。


 これ、どっかの裏手に呼ばれて、女子達にリンチされるんじゃない??


騎士団員長:クレイス

「 救世主ソナタ様! 」


 クレイスさんは、アタシを “ エイナ ” とは呼ばずに、みょうの “ ソナタ ” と呼ぶ。


 これはクレイスさんがアタシを避けている訳じゃなくて、周りの騎士達や魔法師達が救世主達をみょうで呼んでいるから合わせているだけ。


 2人で会う土日どのひは、ちゃんと “ エイナ(めい) ” と呼んでくれている。


 日本人のみょうはつおんにくいらしく、じゃっかんイントネーションが


梳屶惠美

「 クレイスさん── 」


 こう言ったら怒られちゃうかも知れないけど──、飼いぬしを見付けて駆け寄っておおがたけんみたい。


騎士団員長:クレイス

「 迎えには私が行きたかったのに──。

  行けなくて申し訳なかったです。

  失礼な言動を取られませんでしたか? 」


梳屶惠美

「 大丈夫でしたよ? 」


 波風を立てたくないから、取り敢えず『 大丈夫 』だと伝えとく。


 クレイスさんは少しげんな顔をしたあと、パッと明るい笑顔を向けてくれる。


 クレイスさんにはとき(どき)なにに関してなのか、顔をげんそうにけわしいかおいろをする事が増えた気がする。


 今みたいにぐ笑顔を向けてくれるんだけど──、騎士にはそういう(クレイスさんみたいな)人が多いのかな?


 ≪ ノクタルルド公国 ≫をまもる為の近衛騎士団だからね、危険察知のうりょくみたいなのが一般人よりもすぐれているのかも知れない──かな??


騎士団団員長:クレイス

「 救世主ソナタ様に渡したい物が有ります。

  受け取って頂けますか? 」


梳屶惠美

「 貰ったミサンガなら両手首と両足首に付けててるけど? 」


騎士団団員長:クレイス

「 それより更に強力な物です。

  害虫,害獣けのたぐいです 」


梳屶惠美

「 虫とか猛獣とか? 」


騎士団団員長:クレイス

「 そうですね。

  かみめです。

  髪が伸びててますからね 」


梳屶惠美

「 あ……。

  そう言えば、切ってなかった── 」


 クレイスさんはアタシのはいに移動すると、伸びてしまった髪をさわる。


 「 慣れた手付きをしてるな~~ 」って思う。


 普段から女性の髪をさわった事が有るのかも知れない。


 髪をさわる仲の女性がるなんて、ちゃっかりしてる!


 隅に置けないね☆


 恋人候補の女性かな?


騎士団団員長:クレイス

「 ──出来ました。

  く付けれました(////)

  ちょうはつの団員で練習したが有りました 」


 えぇ~~~~、団員の髪で練習??


 女性じゃないんだ……。


梳屶惠美

がとう、クレイスさん 」


騎士団団員長:クレイス

「 救世主ソナタ様は長い髪もいますね。

  痛んでいるのが残念です……。

  土日どのひは《 美容院 》へ行きましょう。

  予約をれときますね 」


梳屶惠美

「 《 美容院 》が有るの?! 」


騎士団員長:クレイス

「 貴族の御婦人に信頼されているにんの《 美容院 》ですよ。

  私も貴族の端くれですからね、予約を取るのは余裕です 」


梳屶惠美

「 ………………貴族の御婦人がかよう《 美容院 》って目が飛びほど、高そう…… 」


騎士団団員長:クレイス

「 救世主ソナタ様は代金の心配はしないでください。

  私に直接、髪のれをさせて頂けると嬉しいんですけどね(////)」


梳屶惠美

「 あ…がとう御座います…… 」


 アタシの痛んでる髪のれをクレイスさんが──。


 クレイスさんは嬉しそうにニコニコしている。


騎士団団員長:クレイス

「 召集が掛かりましたね。

  行きましょう 」


梳屶惠美

「 うん…… 」


 クレイスさんに右手をつかまれる。


 自然に救世主の手をつかむ騎士なんて、クレイスさんくらいかも知れない。


 クレイスさんに好意をいだいている女子達の視線が痛い。


 クレイスさんはアタシの妹扱いが過ぎるね!






 偉い人──神官長のはなしが始まる。


 どうやら今日きょうの実戦訓練をおこなうのは、ランクCの救世主達みたい。


 ランクD,E,Fの救世主達は、後方支援ぐみってくくりになっていて、ランクDはランクSの後方支援,ランクEはランクBの後方支援,ランクFはランクCの後方支援をする決まりになってるみたい。


 ランクEで無属性のアタシはにんずう合わせに呼ばれたみたいな感じ──かな?


 神官長からチーム分けが発表される。


 ランクD,E,Fの救世主達も武器,防具の装備をしっかりしていて、後方支援をしながら、戦う訓練を受けていたみたい。


 ランクFの救世主達でさえ、武器や防具を与えられていて、戦う為の訓練を受けれているのは、魔法を使えるからなのかな?


 ランクEのアタシは無属性だから、ランクFの救世主達よりもおとるし、役立たずって事で切り捨てられてる──って事ぉ?


 なんか…………一寸ちょっとムカつくぅ~~~~。


梳屶惠美

「( ねぇ、セフィ──。

   なんでアタシはランクEなのに無属性ってだけで、ランクFよりおとってて、役立たずって判断されて、切り捨てられてるのかな──。

   無属性なのはアタシの所為じゃないのに……なんで、アタシだけが理不尽な扱いを受けないと駄目なのかな……。

   身を護る為の護身術すら教われないなんて──。

   いくなんでも不公平じゃないかな? )」


セフィ

〔 悲観しないでください、主人あるじ様。

  主人あるじ様が無属性だったわれ主人あるじ様と出逢う事が出来ました。

  主人あるじ様と従魔契約をむすび、従魔となれた事でくさびから解放され自由の身になれました。

  じんぞくの姿を手にれる事も出来ましたし、こうして主人あるじ様とともきる事が出来ています。

  われは無属性の主人あるじ様に救われたのです 〕


梳屶惠美

「( セフィ── ) 」


セフィ

〔 今のわれは直接主人あるじ様のちからになる事は出来ません。

  今のわれには精霊達に指示をす事しか出来ません。

  主人あるじ様が望まれるならば、精霊達へ指示をしましょう。

  精霊達はじんぞくが困り、くるしみ、絶望する事を起こすのが大好きなのです。

  喜んで主人あるじ様のだすけをしてくれます 〕


梳屶惠美

「( セフィ──、がとう。

   一寸ちょっとだけ冷静になれたよ…… )」


セフィ

〔 精霊達に望む事は有りますか? 〕


梳屶惠美

「( 今は無いかな…… )」


 セフィ(白狼神フェンリル)と念話をした事で、アタシの血のがサァーーーと引いて行くのが分かった。


 セフィ(白狼神フェンリル)へ不満や愚痴は言えないな……。


 アタシには精霊さんの姿は見えないし、話す事も出来ないし、セフィ(白狼神フェンリル)なにを話しているのかも分からない。


 だから、セフィ(白狼神フェンリル)かつな事は言えないかも……。


 チームは7チーム有って、アタシが後方支援するのはチーム5に決まった。


 チーム5のメンバーは、男子3人と女子3人の6人パーティで、その中にアタシが後方支援として加わるから7人になる。


 男子の武器は、近距離の斧,近距離の大剣,遠距離の槍。


 女子の武器は、近距離の中剣,遠距離の弓,近距離の杖。


 ちなみに杖は、魔法を使う為に使う杖じゃなくて、戦う為に使うぼくさつ専用の杖で、するどとがったトゲトゲが付いている杖だったりする。


 一寸ちょっとだけ「 いな~~ 」って思ったり。


 ぼくさつ専用の杖かぁ…………欲しいかも!


 あの杖なら、アタシでも使えるかも知れないし!


女子:A

「 宜しくねぇ~~ 」


女子:B

「 ドキドキするね! 」


女子:C

「 はぁ……ダルい…… 」


男子:A

「 うわっ!

  騎士団団員長のクレイスさんだ!

  すげぇ…… 」


男子:B

「 背が高くて、かっけぇ~~ 」


男子:C

ほかの騎士は護衛に付かないんだ?

  さすは騎士団団員長クレイスさんだ!! 」


女子:A

「 クレイス様が護衛してくれるんだぁ~~(////)」


女子:B

「 スッゴい美形ぇ~~!

  目の保養になるけど、目に毒ぅ!! 」


女子:C

「 女に困らなそう…… 」


騎士団団員長:クレイス

「 私はノクタルルド公国近衛騎士団第2騎士団団員長クレイス・セイクラント・エルシムグレオだ。

  今回はきみ達のチーム5の護衛を担当させて頂くよ。

  安心して実戦訓練に励んでほしい 」


 おぉ~~~~、敬語じゃないクレイスさんだ。


 なんか新鮮かも!


 普段のクレイスさんも敬語を使わないで話してるんだろうな……。


梳屶惠美

「 後方支援を担当するなたえいです。

  宜しくね 」 


女子:A

なたえい~~?

  なんか聞いた事の有る名前だね 」


女子:B

「 ほら、無属性で魔法が使えない── 」


女子:C

「 救世主なのに、された救世主ね…… 」


梳屶惠美

ほさされたから隔離されてたって事? 」


男子:A

ゆいいつ魔法が使えない救世主か── 」


男子:B

「 噂では聞いてたけど、ほんたんだな 」


男子:C

「 大丈夫なのかよ?

  装備らしい装備してねぇじゃん 」


梳屶惠美

「 ははは……。

  国王様からなにも貰えなかったから── 」


騎士団団員長:クレイス

「 救世主ソナタ様には私が魔法マジックを附与したミサンガを装備してもらっている。

  怪物モンスターけ,魔物マタムトけの魔法マジックだ。

  周囲の監視もおこたらないし、心配はない 」


女子:A

「 えぇ!?

  クレイスさんが魔法マジックを附与したミサンガ!?

  いなぁ~~ 」


女子:B

「 私も欲しいぃ~~ 」


女子:C

「 ソナタさんだけずるい…… 」


騎士団団員長:クレイス

「 それは出来ないな。

  私は救世主ソナタ様の支援者だからね。

  欲しければきみ達も支援者に頼めばい。

  こころよく用意してくれる筈だよ 」


女子:A

「 えぇっ!?

  ソナタさんの支援者なの!?

  ざんねぇ~~ん…… 」


女子:B

「 『 クレイスさんに支援者になってもらうんだ! 』って、ランクSの子が言ってたけど──、どうなるんだろう? 」


男子:A

「 決まってしまった支援者を変える事は出来ない──って聞いた事が有るぞ 」


男子:B

「 なら、そのランクSの子、無理じゃん 」


男子:C

「 狙ってた人が “ ランクEの支援者になってる ” なんて知ったら、文句を言いにるかもな! 」


女子:C

「 有り得そう…… 」


梳屶惠美

「 あははは…………それは困っちゃうなぁ~~。

 ( セフィ、アタシの部屋に辿り着けないように出来る? )」


セフィ

〔 勿論です。

  行けども行けども廊下が続くようにしましょう 〕


梳屶惠美

「( がとう、セフィ )」


騎士団団員長:クレイス

「 そろそろ、指示された場所へ向かおうか。

  魔法師が救世主さま達の到着を待ってくれているからね 」


 チーム5は護衛をしてくれるクレイスさんのあとを歩いて[ 広場 ]を出発した。

◎ 訂正しました。

  付けないように出来る? )」─→ 辿り着けないように出来る? )」

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