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【プロットタイプ】約束されない世界最後の日

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

少し羽目を外す程度の言い分として使いました。

世界滅亡の予言を受けた前日。特に何も起きる事は無かった。空は晴天で、大地は安定し、ただ行楽に勤しむ人々を眺めるだけに留まった。

瑠衣の言う通り、予言は所詮予言。ドンピシャで当たることが無いから苦しいのだ。という言葉を酷く痛感した。


仮の世界最後の日と定めていた私は、取り敢えず特別な事をしようと決めていた。平和で終わろうが、天変地異が起きようが、楽しい事をしながら終えたいという願望があった。

だからレストランを予約して、同居人を誘ってふらっとコース料理を食べる事にした。

「意外と人居るね」

席に着いて、さり気なく周りを見渡すと、開店時刻と同時に一組のカップルがいた。それぞれのテーブルには番号の書かれた札が置かれており、席が確保されている事が分かる。

瑠衣は私の一言に何も応えなかった。何かを思案する様に、伏し目がちの目をするだけだった。

ギャルソンが食前酒を注いだ酒に口を付け、ただ無言で味わう。世界が変わろうが、終わろうが、瑠衣はきっとずっとこのままなのだろう。

「お前、約束された世界最後の日、何をしたい?」

何の脈絡もない会話が突如振られた。唖然とする私に、瑠衣はただ黙って此方を見つめ返す。これは瑠衣が真剣に物を答えて欲しい時の癖だった。

「取り敢えず、何時も通りに過ごすかな。今まで通ってきた神社とか雑貨店とか巡って、後は瑠衣と一緒に過ごす」

其れで寝ている間に世界が終わったら御の字だ。出歩いている最中にぽっくりと逝ったらこれ程良い事はない。何方に転んでも幸せだったと言える。

「だが今回は約束されていない世界最後の日だ。つまり、思いの八割は、これから先も安寧の毎日が続くと人間何処かしらで思っている。だが残りの二割はやはり不安なんだ。

……だから、今までしたいと思っていたけれど、勇気が出せなかった少し特別な事をするんじゃないか。全財産注ぎ込む様な真似ではなく、今世界が終わっても、終わらなくても今日という日が少し特別だった。そう思う様な事を」

そう言うと、一度視線を逸らしてまた一瞥した。其れはまるで『お前もそうだろう?』とでも言うように。どうやら私の質問に答えてくれたらしい。

「瑠衣たんも此処、来たかったんだね」

そう言うとまた視線が動く。上手い回答を探っている様だった。

何故 日本 ではなく、 世界 なのか。


この説明の前に、『セカイ系』ってジャンル、知ってます?

主人公とヒロインの関係が、世界に影響及ぼしてしまう感じの話。

主人公に恋したら世界が終わっちゃう。とかね。

〇〇ハル〇の憂鬱とか、代表かな。


ラノベの分析本に、これが流行った理由が書かれてるんです。以下は私の意訳。

『十代の子ってね、自分の周りだけが全世界の話なの。だから身近な事でも衝撃的な事が起きると、「世界が終わった」って思っちゃう。

其の心の動きを小説でやってるだけ。感情移入しやすいんだよ』


でも大人だってそうじゃん?

自分が死ぬ、意識が無くなるって世界滅亡と同じ事じゃん?

だって自分が死んだ後なんて、自分の意識がないんだから、どうでも良くない?


っ事から、あえて『世界滅亡』。『自分の世界滅亡』という略称です。

まぁ、そんなタイトルの解決はこれぐらいにして。


昨日、『予言の日』、『日本壊滅』とか言われていたじゃないですか。

私の仕事先でも少し盛り上がったんですよ。

同僚の方が『予言の日』とメールの予定表に書いてて、不謹慎ながらも『(ΦωΦ)フフフ・・』って思ってました。

『お茶目さん(ΦωΦ)フフフ…』って。


でもその方だって、日本が、世界が終わるなんて本気で思ってはいないんです。

思ってたら会社辞めて、好きな生き方してると思います。

だから精々『え、起きたら(´・д・`)ヤダ』ぐらい。


でもその予言に甘んじる事で、

『どうせ世界が終わるんだ。好きなことしよう』

ってタガが外れるんですよ。

どれくらいかと言うと、全財産叩いて好きなことするんじゃなくて、日頃は出来なかった、手が出しにく買った好きなこと。


私の場合はコース料理でした。

其れは周りの方もそうなんじゃないかな。

『予言』に少しだけ縋って、『今日は日本が終わるんだから、少しぐらい好きなことしても怒られない』そんな気分だったんじゃないかな。

と。


ま、七月くらい少し経済回しても怒らないでしょう。

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