兵隊になれた!そんじゃ早速、ご挨拶に…いきなり戦闘⁉
いやー兵隊になれて、コンバットスコーピオン戦隊に入ることができた。でもまぁ、詳しい配属がまだわかってないんだけど、全寮制だから衣食住全部揃うしね。まぁこれは知らなかったけど、ラッキーだったわ
「結構広いし、悪くないかも。部屋は共通だと思ったけど、私だけの部屋っぽいし」
一応全寮制といっても、独身寮みたいな感じで、結婚したら出ていくみたいな感じらしい、まぁ結婚しても寮にいたら、結構な問題だもんね
「あっちは、さっきの戦場で、こっちは港になってるんだすごいなぁ、あっちには空港も!広すぎやろ…」
ガチャ…
えっ?私鍵かけたんだけど?何で入ってきて…
「おう、びっくりした!そうだった今日から相部屋だったわ。よろしくな!俺はコンバットスコーピオン戦隊、チーム1、エディ・ヴァン・クラインだ!お前は?」
うわー、なんか熱血タイプでやだなぁ…
「こんにちは、本日からコンバットスコーピオン戦隊に配属されました、バイエルン・アンドレアスです!これからよろしくお願いします」
まって、でもこの人のベッドとか机とか一切ないんだけど?ミニマリスト?
「私は訓練で疲れたから寝る。騒がないように」
はぁ、まぁ構わないけど…床で寝るってこと?
なんて、そんなわけないか、さすが未来、床からベッドが生えてきたわ…なんかこの世界に来てから驚いてしかいない気がするわ
「まぁ、ちょっと外も見て見たいし、行ってみるか…」
外の、公園に生えている草、これはちゃんと本物だなぁ、未来だから植物の一つもなくなってるんじゃないかと思ってたけど、自然に心を癒されるのは未来の人もするんだねきっと。
池もあって、なんかここだけは現代みたい
さて、癒されたところで、訓練機で訓練でもしますか…
「よいしょっと、あれさっきと違う?」
やばっ!間違えて違う人の乗っちゃった⁉
「いやいや、落ち着いて、生体認証で起動するんだから、これは私の」
ビビったー…でも本当にさっきとは違う…
何が違うんだろう…もう一度乗り込んでみる。
「内装がちょっとだけ、綺麗になったのと、機能が増してる」
なんか、砲弾の種類が選べるようになってるのと、ちょっとだけコンパクトになったのか」
でも私、訓練機しかもらってないんだが?まぁこれで出撃もできなくないとは思うけど、みんなが乗ってる機体かっこいいなぁ、カラーリングがそれぞれ違うし…手か目立つよね?その色っていう機体が多い、まぁ出撃しないっていうことだよね、それほど。
ビー!ビー!
なになに?えっ?誰かの目覚まし?音でかすぎだろ…
と、思ったけど、なんか違いそう…
「みんな、機体に乗り込んでるけどどうしたの?」
まさか…出撃じゃないよね?行きたくないよー!死にたくない!私も行くのかな、いやきっと行かないよね?
「こんにちは、あなたのアシストをいたします、No.122です。出撃です、訓練機ですが頑張りましょう!配属初日から出撃は大変ですね…」
本当だよ!配属初日で死ぬとか嫌なんだけど…
「まぁ、とりあえず頑張ります。そういえば私ってチーム1なんですか?」
「そうですね、とてもお上手でしたよ!」
初日からいきなりチーム1に入れられるって、どんだけ私上手かったの?ちょっと自信出てきた
「いやぁ、あんたもってんね、初日から結構ハードだよ、まぁ期待してるよ」
グサッ!プレッシャーが…
「ハードって言ってたけど、どんな任務なの?」
「はい、今回の任務は敵であるAIを、撃破する任務で通常任務なのですが、ちょっとだけ強い、AIなんですよね、恐らく説明を受けていないので、よくわかってないと思いますが、今説明します」
ディスプレイに映像が展開され、説明を受ける
我々軍隊は、主にAIを敵として戦闘し、撃破します。技術の進化により意思を持ったAIが開発され、それを悪用した、結果こうなってしまったと、そんで私たちがそのごみを排除するみたいなことね…そんなんAIに戦わせればよくね?何で私たち人間を使うんだろう…
あっ、そうか同じAIだと仲間になっちゃったり、しちゃうのか!知らんけど
「やばい、私遅れてない?なんで…」
「まぁ、訓練機ですからね、馬力が違いますよ」
まじかよ…だったら出撃させんなよ…
まぁ私なんか、期待されてるらしいし…
「大丈夫か?焦らなくて大丈夫だ、今回は、待ち伏せの戦法で急ぐこともないんだがな、マイケル隊長が、なんか張り切っててね」
なるほどねぇ…まぁ、足引っ張らないように頑張ることしかできないけど…
ついた、けど…こっから3時間近く待機とかだるすぎるんだけど!だったらもう寝てたいんだけど、いつ来てもおかしくないから、起きてなきゃいけないし…
「こちら隊長、マイケル。敵AIを12㎞先に検知。相手の速度が遅い、我々から近づいて撃破する」
は?何考えてるの?近づいていくだって?無理無理やめてよ、それって死にに行くようなもんじゃん!
「新人、こっちから行くって頭でもおかしくなったのかって思ったかもしれないが、安心しろ!マイケルは最強だ!ぜってぇ負けねぇ!」
そういわれても、死ぬときは死ぬし…医者やってたからそういうことは少し詳しいつもりだけど…
「絶対ではないが、負ける気はない。それに、新人であるお前を前線に出す気はない」
そういわれてもねぇ…というか、最強であるということについては、否定しないんだ…
「あっ、私のレーダーにも映った!というかさっきマイケルさんが、敵が12㎞先にいるって言ってたけど、どうやって見つけたの?」
私のレーダーよりも高性能なものをつけてるのかな?
「それは、マイケルさんの特殊能力と言っていいのでしょうか…空気の形を12㎞先まで把握することができるんです、だからレーダーのせいではありません、もちろんマイケルさんの機体には練習機よりも高性能なものが取り付けられていますが、それでも索敵範囲は6㎞ですからね」
えっ?だったらもうレーダーいらなくね?という可人外やなぁ、異世界だからそういう人いてもおかしくないとは思っていたけど、ここまでの能力を持った人は今までいなかったぞ!
「敵の、配置があまりよくない、今回はかなり有利に事がすすめられそうだ。射撃体勢に入る、各自配置に着け、新人は今から送る資料通りに動け」
はいはい、ほうこれはかなり攻撃的な配置でして、というか私結構重要な位置にいない?私の勘違いなだけ?
「よし配置に着いたな、射撃するポイントも、今から送る。各自しっかりと狙うように」
えっ?それって毎回、マイケルさんが作ってるの?
「あっ、ありがとうございます」
ええと…私は相手の先頭を狙い撃ちにすると
「よいしょ、ここかな。あっ弾種わかんない」
「弾種は、撃つ場所が先頭なので、爆発系の弾種である榴弾系統の弾種がいいかと」
なるほど、さっぱりわからん!榴弾は聞いたことあるけど、広範囲に影響を与えるってどうやれば…
「新人、お前は先頭にいる、機体だけを狙い撃ちして撃破してくれればいい。だから、徹甲弾を使え」
あー、徹甲弾ですね、はいはい…これかな?APFSDSPMってやつ?惑星超電磁加速徹甲弾?読みにくっ!なんこれ?
まぁ徹甲弾って言うのはなんか、ぶち抜いて装甲が硬い、やつに使うみたいなイメージ?榴弾は柔らかい戦車の搭乗員や、構造を大きく破壊する、まぁ爆弾みたいなものって感じ?らしい
まぁ、そんなことはいいの、もうそろそろで撃つタイミング来ちゃう!やばい、やばい
あれ?私、なにして…あっ戦闘終わってる。あれ記憶が一切なくなってる、戦闘中の…なんで
「マイケルさん、私記憶が一切ないんですけど、何が起こったのですか?」
本当いにない、ちょっと思い出したところは、私が、敵AIを破壊した景色だけ
「そうなのか、お前すごかったぞ、俺と同等に渡り合えるほどの戦闘力だ」
あー、なんとなくわかったわ。私めっちゃ集中すると、記憶ぶっ飛ぶことがあるんだよね、医者時代とかも手術で全集中した時に記憶がぶっ飛んでたしね。
これは、あんまりよくないから治したいんだけど…
「お前は、期待の新人から、最強の新人になったんだ。専用機体を作ることを許可する」
えっ?あっやったー
「ありがとうございます、申し訳ないのですがどのように作るのかがわからないので教えていただきませんか?」
専用機体ってことは、私もかっこいい感じのやつ作れるってこと?
「それは、俺よりも多分サポーターに聞いた方が分かりやすいと思う、いや俺も、ちょうどよく修理だったから、いまから一緒に行こう」
えっ?意外とノリがいい…キュン…じゃねぇよ、私今回男なんだって!いやでも、BLも悪くないか…いや読者が許さねぇかもしれん!
それにしても、マイケルさんの専用機体、かっこいいなぁみんなの機体と違う形状でいかつい、白に青のLEDラインはかっこよすぎる!
私は、何色にしようかな…確か、私がゲームの時に使って色って大抵、紫色なんだよなぁ…かなり目立つ色してるけど、他の隊員さんは金色の人もいたもんなぁ…
「あのぉ、マイケルさん、私カラーリング紫にしたいんですけど、なんかこう目立つ色なので、ダメみたいなのってありますか?」
というと、マイケルさんは微笑みを浮かべ
「だめだったら、金色の奴いないし、俺の白色だってだめじゃないか」
確かに、マイケルさんかっこいいなぁ…なんでよりによって男の体なわけ?
いや、この時代だ性転換手術も…いやいや、なんかそれは嫌だし
「ついたな、俺は点検と修理だから、こっちだけど、カラーリングやLED、ステッカーはそっちだ」
へー、ステッカーとか付けられるんだ、私もなんかつけようかな?そういえばマイケルさんはサソリのシールつけてたな、あんな感じのやつ、つけたいなぁ
「こんにちは!今回専用機体の制作許可を得たのでカラーリングとチューニングをお願いしに来ました。よろしくお願いします」
こういうところは、今後も使うから媚び撃っておいて損はないね。さてさて、どういう風にしてやろうか、楽しみだな!