思いには違いがある
何だこの状況…外で素っ裸で立ち尽くす私ってか…
もうこれ恥ずかしいとか、そんなんじゃないぞ。
これはこれで気分爽快、最高!気持ちいいーーっ!
ってはならんわっっ。早く服返えせー
しかも何故に私だけ全裸?ここは恥をかかせない為に、あなたも脱ぐべきでは…
とは思ったが日中に外で男女が全裸で突っ立っている。
想像すると異様な光景だ。ちょっと笑えてきたな。
有名な絵画でそんなのなかったっけ?
よく覚えてないけど。…なんか吹き出しそう。....ヤバい顔がにやけてた。
あ今笑ったの見られてたか。もしかしてこの状態を喜んでると思われた?
さっきまでの殺気....のような、ピリピリ感が消えたか。
そ、そうだじゃあもう服着ても良いですかね。
とりあえず一旦室内戻ろうか。うんそれがいい。
体をかがめて服を拾った。裏返った服を直し、袖口に腕を通そうとする。
その時.....男の手が伸びてきて、私の腕を掴んだ。
そして着ようとしていた服を払われ、そのまま腕を引っ張られ男の体に引き寄せられた。
彼の鼓動がよく聞こえた。身長差で私の頭と彼の心臓の位置が近い。
ちょっとあったかくて気持ちいいかも、安心する....
いやいやいや。当たり前でしょ!体守るもの何もないし...冷えてるし....
ていうか、早くそっちも脱げよ!!私が服着るのが嫌ならせめてお前も裸になれーーって!
......とは思っていたが、まさか本当に脱ぐとは....
だが脱いだと行っても、下半身の最重要部分のみで。ズボンをずらしただけ…てっおぉぉい!!そこだけかー
そのまま片足の太もも辺りをグッと持ち上げられた。そして、私の局部に男のものが触れた。体勢が崩れそうになったがなんとか堪えた。男の反対側の手が私の腰に添えられて、身体を支えた。
..........この状態で入れるのか?いやその巨大なのいきなり入れたら痛いよ...ちょ、ちょっと待って...
私は腰を少し動かし、この前戯なしの挿入という事態を回避するため抵抗を試みた。
しかし男の手はいまだに私の足を掴んだ状態だ。少しお尻を振っただけ、という間抜けな感じで抵抗をやめた。
そして男のものが一気に私の中を貫いた。
「いいっっっっった.....うううぅぅっっっっっ」
大声が出てしまった.....というかわざと大声を出した。
実は少し濡れていたので、あまり痛くはなかった。
ただいきなり押し込められたので、嫌味でも言いたい気分だった。体は痛くないが、精神的に痛いというか...
そもそも昨日はあんなにゆっくりと入れてきたのに。何故だ...
まったく意味がわからない。
昨日の今日で、この大きな態度の違いは一体何なのだ…
嫌われるようなこと、絶対していないし。基本的に彼の行為は全て受け入れている。
ちなみに以前の私ならば2日続けて性行為などあり得ない。
たとえ二泊三日の旅行といえど、その雰囲気を少しでも察したらうまくすり抜ける自信がある。
大音量でテレビをつけたり。トイレに行ったり...とにかく雰囲気をぶち壊す。それでもダメなら部屋を出る。
そんな私が逃げたりもせず。そして昨日からまだ24時間もたってないのに、ちゃんと応じているのだ。何か不満があるというのか。
しかし私の悲痛な叫びも虚しく、まるで無反応...
何も変わったことはないとばかりに、平然と男はそのまま反対側の足も持ち上げた。
...今の私の状態を説明しようじゃないか……
そう…両股を広げた状態で宙に浮いている....なんとも間抜けな格好をしているのだ。
体勢が落ちつかないので、とりあえず彼の上半身に寄りかかった。その瞬間、男が腰を動かし始めたのだ。
ちょ、ちょっとまてまて!!落ちる落ちるって.....
あわてて両手で男の首をホールド。なんとか体勢を保った。
体が安定すると男の腰の動きが増した。
えーっと。なんて言うんだっけこのやり方....名前があったような.....漫画ではよく見るんだけど。
でもまさか自分が実践するとは.....
揺れはすごいし、安定感ゼロ。こんなの全然おすすめできない。タプンタプンって感じの変な接触音もするし。
しかも相手のことが、ものすごく気になる。わ、私の体重、重くないですかー??って。
とはいえ、この体位では自分からは体の位置を変えられない。
相手が疲れるまで待つしかない。もしくは降ろしてとお願いするか。
でもダメだ。お願いしたろころで、こうなってしまった男が出すものを出すまで行為をやめるはずがない。
どうせ続けるならば、硬いベンチよりもこっちの方がマシか。
別にこっちは疲れないし。もう好きにするがよい。
などと考えていると....
男が腰の動きを止めた。その変わりに、巨大な手で私のお尻を掴み、今度は私を上下に揺さぶりだした。
うぅぅ。。なんか酔いそう.....
あ、でもちょっとやばい...長い棒で何度も貫かれる感じがする。奥の奥まで....
「はぁっ」
「ああぁぁ」
あー、奥に当たるとおかしい...頭に星が散る....真っ白い世界にチカチカと光る物体が....
なにこれ....だめだ来るかも。
や、やばい.....また漏れそう。無理無理.....もうやだ。本当に嫌だ....
「はぁはぁ、も、もう.....」
「む、む.......り.........」
「あああああああぁぁぁぁぁぁぁ」
太ももにひんやりとした液体が滴る。ああ....また出たか.....でも無理だ頭が働かない….
体の力が抜けた。落ちないように、首に回した手に力をこめる。縋り付くように男の身体にもたれながら。
「はあはあ」「ふー」
今は呼吸を整えるので精一杯だ。
男は私が果てた後、動きを止めだ。そして私をベンチに下ろした。挿入したままの状態で。
そしてまた腰を振り始めた。
何も考えられない。ベンチは背中が痛いはずなのに、今は柔らかいベッドの上に寝ているような気分だ。
ああもっと欲しい。もっと欲しい。欲望が頭の中を支配している。早く、早く、、
そして、男の腰の動きが一層増す。
「ああああぁぁぁぁぁっっっっっっっ」
続けて果ててしまった。息が苦しい。頭が痛い。....でももっともっと欲しい。全身で快楽を欲している。
男が私の中からモノを一度抜き、私の体をひっくり返した。
そして私の両足を引っ張り、ベンチからずらす。
私はベンチに手をつき中腰になった。男が後ろから私を貫いた。
一気に奥に押し込まれたので、すぐに私は果てた。
もう3回もイった。私はそろそろ限界だと思う。
また昨日のようになってしまう。身体が動かせなくなり、その………まま眠りついてしまう。
は、早く終わらせて...もう無理。休ませて…
さっきからずっと奥を突かれている。激しい腰の振りと共に。
「はぁはぁ」
「もう、だめ....お、おかしくなる......」
「ど、どうかもう....やめて」
「あああぁぁぁっっっ」
「うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ」
そしてまた昨日のように、男が吠えた。
ビリビリビリビリ................
あぁようやく…終わった…
そうして2度目の充電を終えた。