充電完了
まず簡単に現在の私の状態を説明しよう。
旅館の一室のようなところにある広いベッドの上で男女のその行為真っ最中である。
私はほぼ全裸な状態で、全裸の男に最後のひと突きをされる直前である。
相手の男はちゃんと気遣いが出来る人らしく、欲望のままブツを無理やり押し込もうなどとはしてこない。ゆっくりと腰を動かし数ミリ単位で侵入してくる。その動きは気持ち良いというよりはなんか心地よい。ゆらゆらくる振動で余計眠くなる。あーもう限界だ眠い。幸い瞼はしばらく前から閉じている。まあ行為の最中ジロジロみるのも変だし。よし少し寝てもバレないよね。ということで10分だけ寝ます。おやすみなさい…zzz
と完全に寝落ちした2秒後だった。男の両手がグッと私の腰を掴み男に引き寄せた。
「ううゎぁ・・・」というなんかだらしない声がでてしまった。
夢の中で高い所から落ちた時ってビクってなるよね。そんな感じ。心臓がバクバクしてるわ。急にびっくりさせるなー。
私は現在彼のブツを私の中に完全に飲み込んだ状態だ。つまり全部入ったのだ。
特に痛いとかはない。ゆっくり入れてくれたからね。でもやっぱかなりデカいとおもう。全然経験ないけど。
太さっていうより、長さが結構ある気がする。大分奥を押し上げられてる感じ。お腹がグーて押し込まれる。
そう決して痛い訳ではないんだけど、苦しいというか。胃から上位の内臓全部上に持ち上げられてる気分。
男がまたゆっくり腰を動かした。
「ああぁ」「うはぁ...」
また変な声を出してしまった。なかなかセクシー女優みたいな声は出ない...やっぱあれって演技か。なら練習が必要だな。面倒くさいなー練習とか。別にプロ目指してないし。あれ、でも今の私はこれが仕事ならある意味プロなのか..
うーんなんかちょっと変な方向性だな...でも一人で練習ってちょっとな...
男の動きが早くなってきた。また頭がぼーとしてきた。まるで全身の血が自分の下半身に集まってるよう。
グチュグチュっと音が部屋中に響いた。ええっこれって自分の体液の音だよね?もしやさっきのお漏らしか...
次からはちゃんと行為のまえはトイレに行こう。あと水分は控えめに。よしちょっとプロっぽいな。
さらに腰の動きが速くなった。
水音から、肉体が接触する音に変わった。ついでにベットの揺れる音も結構する。
パシパシパシッ ギシッギシッ
「うぁはぁはぁ...」「はぁっはっ...」
うわなんかやばい。また何かくる。
私はしばらく閉じていた瞼を開け男を見る。
わっすごい汗。いつの間に。なんか顔もちょっと苦しそう。あ、もうイキそうなのかな。よし早くイってくれ。
もう寝たいから。
また一段と腰の動きが速くなる。
「ああああぁぁぁ...」
やばい、これすごい私ももう一度イキそう。しかもまた漏らしそう。
いいこと思いついた。また漏らしたら、これはあなたの汗ですって言い訳しよう!
「.......うはぁぁぁぁはっあっっっっだ、だめ、いったんやめて...」
「お、お願いなんかおかしい...あああああぁぁっっっっ......」
「無理無理ちょ、ちょっとお願い...」
「あああああぁぁぁぁああああああっっっっっぁーーー」
またイってしまった。しかもお漏らしつきだ...もういいやどうでも...
一旦男の動きが遅くなったと思ったが、またすぐに戻った。
パシパシパシ....部屋中に音が響く。
ええ...まだ終わりじゃないの?ってかこの人はイってないのか...
あ、あれ今更だけどこのままいくと中出しってやつだよね。避妊的な道具や薬って何にも聞いてないんだけど。
しかし男の動きが更に速度を増した。
「ええっちょっと...もう無理。お願いもう本当に無理」
「あああぁぁぁ.....」
「ううううああああぁぁぁ.....」
やばい。もう本当にやばい。体が壊れそう。頭が割れそう...誰か助けて....
無理無理...もう無理だーー ってか長くないこの人?もうだいぶ時間が経ってるのに中々終わらない。
元カレなんて入れてから2分とかで終了したのに。入れてからもう30分は経ってる...
もうお願いだから、出すもん出して終わりにして...
と外に見える月に祈ってみる...
しかし終わらない。体力の限界...気力もなくなり...わ、私はもう...
さらに20分は経ったと思う。私はその間2回もイってしまった。
もうとにかく早く終われと願うのみ。やっぱこの男人じゃない。ってか本当に人じゃないんだよね確か。
見かけはそれほど違わないしちょっと人種が違うくらいなのかなって思ってたけど...
と....ついに人外男の終わりの瞬間が来たようだ!!
男が声を上げた
「ううう....うううう...」
「おおーー」
と叫んだ。かなりの大声なのでこっちもビックリして、急に眠気が覚めた。狼男かーって思うくらいの雄叫び。
その瞬間体に電流のようなものが走る...ビリビリビリ....ビリビリビリ.....
「ううっ」思わず私はうめき声をあげた。頭がふわふわする。体が金縛り状態で全く動かせない。
ああ多分これが力を与えるという...こと..なのかな...
そのまま私は気絶して深い眠りについた。とにかくあと8時間できれば10時間くらい眠ります。
誰も起こさないでください....zzzz