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その先には...

現在どのような状態かというと、だだっ広い部屋の中央にあるベッドの上で仰向け半裸状態。まな板の上にある魚?みたいな気分かな。それで、自分に覆いかぶさる大柄な男。相手が恋人ならばドキドキ最高潮&幸せ絶頂と言った状態なのだろう。が私は相手のことをほとんど知らない。ドキドキなどよりも不安の方が強い。思考も体もフリーズしている。


なんとか思考回路を呼び戻してみるが…こう時ってどうするんだっけ?ただマグロ状態で身を任せれば良いんだっけな?うーんたしか漫画だと片手で相手の顔とか胸板とかなぞるのかな。ロマンチックに。ってそんなに経験豊富じゃないし。


約2年前の高校三年生の冬休み、私と当時付き合っていた彼氏は二人とも無事に卒業後の進路が決まり2人で一泊旅行に来ていた。あまり豪華な旅館ではなかったけど、それなりに雰囲気があって良い感じ。でそこで私は初体験をした。まあ普通に良い初体験であったと思う。彼は優しかったし、自分も男女の行為にはかなり興味があった。その彼とはお互い別々の大学に進学したが、その後別れてしまったが。まあ今では良い思い出かな。それ以降は彼氏は出来ず、ちなみにこういう行為は1年以上ぶりだ。


ちなみにその彼とはその後も何回もしたが、正直私はそういう行為があまり好きではない。第1に全く気持ちよくない。第2に面倒くさい。いちいち服を脱いだり、シャワーに入ったりと。第3は別にそういう欲求が湧かない。この3つを乗り越えてまでしたい行為ではない。しかも自分に何のメリットもないのだ。漫画や小説でそう言う行為の描写を読むのは割と好きだった。妄想するのも割と好き。でも現実世界では遠慮したい。

そんな様なことをぼーっと考えていた。

今は何か考えてないと、やり場がないという感じだ。


その時男の手が自分の顎を掴み、こちらを見ろと言わんばかりに、私の頭を男の方に向かせた。そして男はまたジロリとこちらを睨みつける。言葉は何も発しない。でも行為に集中しろと言うことかな?たぶん空気的にそんな感じ。


男は沈黙したまま、ゆっくり下の方へと視線をずらし胸のあたりを見ている。半裸状態の私はその様子を見つめる。

グイッと男の頭が左胸に降りてきて、先端をゆっくり舐めた。しばらく舐めた後に先端に吸い付いた。

「あぁあっ」

思わず声が出てしまった。ピリッとした痛みを感じ、妙な感覚になる。舐めると吸うをしばらく繰り返す。

「はあぁぁっ」

なんだこれ。変な声が漏れる。体はくすぐったいだけなのに。頭がぼーっとしてきた。

反対側の胸も同じ様に責められる。お腹の辺りがキュンとなる。

胸の責めが終了し、またキスが降ってきた。そして男の手が私の下半身に伸びた。

服を捲られ下着の中に手が伸びる。あーついにそっちにきたか。ボディタッチだけで終わりってならないか…やはり。男の手が私の1番敏感な部分に触れた。指でそれを繰り返しなぞる。


「あぁぁぁあっっ」と私は反り返ってしまった。なんかヤバいなんだこの感覚。

「ぶうぁぁぁ!」

あ、まずい変な声だしたかも。男がこちらをみて少し笑っている?口角がすこし上がってる。

そのまま男は繰り返し敏感な部分をなぞった。決して強く擦るのではなく、触れるか触れないかのギリギリの感じで。これヤバいかも、はじめての感覚かも。焦らしプレイってやつか?そのままずっと続けて欲しい気持ちと、もっと強い刺激を欲する気持ちがある。やっぱ経験豊富の大人ってすごいわー。気持ちの良いポイント熟知してるわ。まーでも私はどう責めたらいいかわからん。お返しとかできなないマグロ女でゴメン。

「ぁぁぁあはぁぁ」 おーこれはヤバいなんか漏らしそう。堪えなければ、ここでお漏らしは恥ずかしいぞ。あーでもやばいこのままだと。

「いぃや、一旦やめて。お願い」

「なんか来る」

男は無視して責め続ける。

「ね、ちょっとお願いやめて」と男の手を掴んだがビクともしない。

「いやほんとちょっと待って」と本気のお願いなのだが、男はまた口角を少し上げてこちらを見つめるだけ。やばいなんか苦しいもう。だめだほんと漏れる。

「あ゛ あ゛ぁぁぁぁあっっっ……」「ううぅぅぅ…..」


頭に星が散った…..息がちょっと苦しい。なんか下が湿ってる?って私漏らしたのかな…いや無理だ思考回路が真っ白で考えられない…このまま寝たい。ごめん充電はまた明日でいいかな。私は寝ます。おやすみなさい…

その瞬間ビクッとなった。男の指が中に入ってきたのだ。あぁそうだよね…出すもの出してないしまだ終わりじゃないよね。もうさっさと入れちゃって終わらせてよ。


あ、そうだこの人私を処女だと思ってるのかな。だから痛くないようにゆっくりやってくれてるのかな。うーんでも今更処女じゃありませんって宣言するのもちょっと恥ずかしいし。どうしようこのままだと終わるまであと1時間とか掛かったりして。あぁ眠い…

「あぁ…」

中に入ってる指が増えたかな。指も手もデカそうだしな。結構奥まで入ってる気がする。

「あああぁぁ」再びビクッとなる最奥を突かれた感覚がある。やばいさっきとはちょっと違う感じで頭の中パチパチと火花が散ったような感覚が。同時に男の反対側の手が伸びてきて外側の敏感な部分に触れた。さっきより強めに擦りだす。

「はぁっっっっ……」いやもう無理。多分これがイクってことだろう。さっきすでに経験したけど、連続は…恐い。もう他の思考は停止し、体と頭の全てがこの行為と快楽に集中してる。

「あああああああぁぁぁぁぁぁぁっっぅぅぅ」


私はもう一度果てた…..

もうだめだ、指一本動かせない。何も考えたくない。とにかく寝させて…

明日は私がご奉仕するので今日はもう寝かしてください。どうか….

目を閉じてだらりと体をベットに預ける。あーでも気持ちよかった。すごい疲労感だけど。


その時バサッと何かが床に落ちる音が聞こえた。重たい瞼を持ち上げて半目を開く。男が服を全部脱ぎ捨てたのだ。下半身を見るのは恐いのでそのまま目を閉じた。あーやっぱ最後までしないと終わらないよねー。ヒヤリとしたものが私の下半身に触れた。絶対特大サイズだよね。見なくてもわかる。私の局部に彼のモノが当たる。ゆっくりと中に入れていく。おぉやっぱりすごい質量だ。半分入っただけでも感じるこの圧迫感。

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