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第7話 勘違いだらけの日常 Rosetta view

ロゼッタはいっぱいなんか思ってくれるから書きやすい。

公爵家のふかふかのお布団でぐっすり寝たあと。

朝早起きしたらフローラに怒られました。

なんで!?朝早く起きる=いい事じゃん!

それに伯爵家にいた時は朝早く起きないとご飯が出来ないから早起きしてたんだよ……

どうせなので二度寝しました(( ̄▽ ̄;;)ア、ハハハハ…


「奥様、失礼致します。」


ガチャッと音がして、ドアが開いた。


「自己紹介を致しますね。私はステラリヨン。侍女長です。」


ステラリヨンはかっちりした感じの人。こういう目上の人に敬語使ったらダメだなんて……敬語で話しちゃいそうだな……(※ロゼッタは神なのでステラリヨンは目上の人ではありません。)


「ご存知かと思いますが、私はフローラ。奥様の専属侍女です!なんでも言ってくださいね!」


フローラはふわっとした感じの人。

女子力高そうだなぁ……

専属侍女とか贅沢だしなぁ……


「私はセラ。この本館で執事をやっております。屋敷のことは隅から隅まで把握しておりますので、なんでもお申し付けください。」


セラが少し微笑む。

執事さんか……

隅から隅まで把握してるなんて頼りになっていいね!


「ドレスに関してなのですが、先日仰っていたように白に水色のフリルを基調としたドレスを仕立てておきました。」


そう、私の服なんだけど、私はいつも2着の同じ柄のドレスを着回していたわけ。

でもさすがに公爵夫人になるわけだし、あれは無いな……って思ってたらフローラがいい感じに手を加えたドレスを仕立ててくれるとの事。

良かった〜

あれ光の使者の制服みたいなやつだから色は変えちゃダメなんだよね〜

私は水色だけど、フリルピンクの使者さんとか紫の使者さんとかいるし。


「どうぞお好きなものをお召し下さいませ。」


そう言って、フローラとステラリヨンがクローゼットを開ける。

瞬間、私は目を見開いた。

全部白と水色のフリルを基調としてるのに、クローゼットにぎっしりと詰まったドレスは同じものが1着もない。

コサージュとかレースだけで飾られたものもあれば、デコルテ(=ドレスの胸元の部分ね!)が大きく開いたものもある。

まあそれだけ開いてても見えるものは何もないんだけどね。

はははっ。

私がクローゼットの中をじーっと見つめていると、それを見兼ねてかフローラが


「私がお選びしましょうか?」


と言ってくれた。

お願いします!

私じゃ選べないんで!


フローラが選んでくれたドレスは、チュールとレースで飾られたシンプルなデザインのドレス。

本当はもっと豪華なのを着せられる予定だったけど、私がドレスに負けるし贅沢なのは心が痛むので遠慮しました(笑)


「旦那様がお待ちです。!!お綺麗ですね。」


おお!セラに褒めてもらったぞ(笑)

まあ私は綺麗じゃないけどね〜

オーロラの方が綺麗なの、知ってるでしょ?



「おはようございます、旦那様!」


「旦那さ……!ああ、おはよう……」


旦那様が少し落胆したような気がするけど気のせいかな〜


「行ってくる……」


ああ、旦那様はお仕事に。

近衛騎士団団長だもんね〜


「行ってらっしゃいませ、旦那様!」


満面の笑みで旦那様を見送る。


旦那様の顔は、少し不満そうだった。何でかわかんないけど!




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