★紹介 フュンフ(イラスト有り)
神様陣営の対魔法少女用第2世代型使い魔。
脱色したような色の髪と、不健康そうな色の肌を持つ。
白いコートを中心とした服装をしているが、小物のセンスが大物。
中でも金の3連ロングネックレスと、白のフリルソックスは特に異様。
名前のフュンフは、英語のファイブに該当するドイツ語。
主武装は中折式水平二連ソードオフショットガン。
絞り(チョーク)が存在しておらず、有効射程が短く、散弾の拡散範囲が広い。
バレル部とストック部は極端に切り詰められている。
銃本体、弾丸ともに無敵鉱石製。
ショットガンが採用された理由は、面制圧力が見込めるため。
散弾の拡散範囲拡大・極端な軽量化による取り回し重視の改造は、不意の接近戦でも散弾を「引っ掛ける」事でダメージを与えるため。
無敵鉱石の採用は無敵性を侵食できるため。
総じて対魔法少女戦を想定されたもので、前の世界での戦訓が活かされている。
ただし情緒が不安定極まりなく、戦力としては安定していない。
これは新しい使い魔のテストケースとして、抑圧された人格を持つよう故意的に作成されたため。
精神の異常性と超常的な能力の発露に、密接な関係性が見られるという仮説の概念実証モデル。
実際に通常の既存の使い魔より、強力な能力を発現する成果が見られた成功例でもある。
使い魔に限らず前の世界の出身者はすべて、高い戦闘力を持ち、未来予測という能力まで兼ね備える。
これは本人が把握している情報から、これから起こり得ることを、瞬間的に把握できる能力、
しかし不意打ちや突発的事故等の、本人が知り得ない情報により、予測結果が乱れることがある。
これに比べてフュンフは、未来予知という能力を持つ。
本人の認識と全く関係なく、絶対的な未来を「電波を受信するような感覚で」直接知ることができる、という非常に強力な能力。
ただし先述のとおり、情緒が不安定な上に、次々自分の把握しない情報が、強制的に脳裏に浮かぶという能力まで付加されたため、もはや人格はほぼ破綻している。
目は真っ赤に充血していて、早口でしゃべるその口からは、いつもよだれが垂れている。
喉を痛めたしゃがれ声は、常に裏返っていて、耳障りな金切り声となっている。
また言動も不安定で、他者との共感能力に致命的な欠陥を抱えている。
そのために他の使い魔達からは、距離を置かれて遠巻きにされている。