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暗黒聖女ソーフェミニ物語  作者: 忠柚木烈
熱く熱く暗黒聖女
62/74

熱血迸らせる赤い女王

基本的に毎週土曜日に1話ずつ投稿される暗黒聖女本編ですが、今回の章の間は水曜日にも本編を投稿します。

暗黒聖女フリークという奇特な方は、お気を付けてお楽しみください。


「終わらせてやる!」


 4つの必殺で構成された!

 魔法でできた檻!

 それが必殺結界!

 ツァオバーツヴァング!


「アーパークソ女!てめーみたいな頭イカレが生きてんじゃねー!」

「ひっ!ちがう!ちがう!わたしは悪くない!わたしは悪くないぃいいいいい!」


 ナイーブなんだろ?

 デリケートなんだろ?

 傷つきやすいんだろ?

 辛くてたまらないんだろ?


「ちがわねーよ!生きてるだけで迷惑なマイナスのクズ!」

「わたしはクズじゃない!クズなんかじゃ「うるへークズ!人ができることができないんだろ!劣ってんだよ!人未満!」うわぁあああああ!」


 ズタボロに引き裂いてやる!

 心!

 からだ!

 ぜんぶぜんぶぜんぶぜんぶ!


「狙われてるぞ!」

「カバーに入ります!」

「お前さんの相手はこっちだ!」


 あのお荷物が!

 わたしへの切り札で!

 あいつがやられたら!

 状況は一気に悪くなる!


 散開!

 殺意で溢れた!

 わたしの結界の中を!

 少しの時間で!

 乱れずに動く!


 こいつらも!

 オミソ扱いできるよーな!

 ザコなんかじゃない!

 神様が作り上げた!

 完全無欠の魔法の産物!


 3方向からの!

 榴弾砲の斉射!

 間髪置かずに!

 無敵鉱石武器で同時に斬りかかる!


「どーしたお荷物!役立たず!助けてもらわねーとなんもできねーか!」

「わたしはお荷物なんかじゃ!役立たずなんかじゃ!うぅ!ううううううう!」


 超大量!超高速!超高威力!

 降り注ぐ子弾の嵐!

 でも!


 ブリッツェンブルード!

 わたしの熱血が!

 マッハを越えて!

 からだ中を駆け巡ったら!

 対応できないものなんてなにもない!


 わたしの能力なら!

 未来予測と短距離ワープで!

 見てから完全回避できる!


 未来予知ができるアーパークソ女!

 あいつだけは危険だけど!

 今!

 口プレイで押さえ込んだ!


 ならあとは!

 3人娘の相手だけ!

 中でも危険なのはおばけ!


 なんでもかんでも!

 まっぷたつに!

 例外なしで切り裂く!

 そういうチート剣だから!


「泣けばいいと思ってる!このクソ女!情けない!汚い!恥知らず!クズ!」

「ち、ちがっ!泣いてない!泣いてない!」


 わたしの足元から!

 津波みたいな影が!

 おばけを飲み込もうと唸りをあげる!

 オォオオオオオオオオオオ!


 触ると死ぬことを知ってるおばけは!

 横に跳んでよける!


「役立たずで汚くてクズでその上ウソつき!どこまでもサイテーだな!」

「う、ウソつきなんかじゃ!サイテーなんかじゃ!あぁぁぁぁぁぁっ!」


 未来予測がある以上!

 おばけの動きは知ってる!


 昇華消滅させる光を反射!

 跳んだ直後の無防備なおばけを狙う!


 そこに!

 剣を構えたゴリラが割り込んだ!

 単身で防ぎ切るつもりか!


「役立たずのてめーは生きてちゃいけねーんだよ!存在価値なしの底辺ゴミクズ女!」

「うぅ!ううううううう!うああああああ!」


 泣き叫ぶイカレ女!

 そのからだでおばけを守るゴリラ!

 破邪無敵の剣を構えるおばけ!


 わたしに勝てるつもりなの!

 天下七杖筆頭!

 剣道3倍段なんてゆーけど!

 じゃー槍と剣はどれだけ差があると思う!


 顔面を!

 刺し貫く!

 烈迫の一撃!


 顔を反らして!

 避けるおばけ!

 でも!


「死ね!死ねよ!目障りでジャマで不愉快な害虫!」

「虫!虫っていった!わたしのこと!」


 うしろにまわってきた!

 ロリ巨乳に!

 必滅影をけしかける!


 虹色光線を集中!

 カバーに入った!

 ゴリラを釘付けにする!


 イカレ女は!

 汚い顔で泣いてるだけ!


 おばけへの突きから!

 大きく足をうしろにさげて!

 すぐに顔面を払う!

 超高速コンビネーション!


 全力ダッキングで!

 間合いを潰す距離へ!

 潜り込むおばけ!


 未来予測で読んだなら!

 この払いがうしろへ!

 下がりながらに見えたんだろ!


 その動きのまま!

 わたしは前に出る!

 ホバー移動するわたしに!

 踏み込みは関係ない!


 そして!

 天下七杖筆頭を捨てる!

 わたしの武器が!

 杖だけだと思ってんの!


 剣が振り上げられる!

 それよりはやく!

 わたしは跳ぶ!

 おばけのせなかに!

 天地さかさで羽交い締め!


「!しまっ!」

「遅い!」


 未来予測では!

 からだの動きと関係なく動く!

 わたしの動きは見えない!

 それに気付いたときには遅すぎる!


「シスタードライバー!」


 ぶっこぬいて首から!

 1回転して叩きつける!

 ウルトラ危険技だコラ!


「おまけだ!シスター地獄車!」


 そして!

 1回転で終わらせねー!

 なんどもたたきつけてやる!


「これで終わりだー!」


 最後のシスタードライバーで!

 クラッチをほどいて!

 足払い!


 そして!

 後ろ回し気味のサイドキック!

 ふっとばす!


「報国の誓いを今果たさん!たぁっ!」


 スーパーハイジャンプ!

 必殺結界を見下ろす!

 ヒエラルキーの高さまで!

 スカイハイ!


「護国挺身!」


 わたしの存在すべてを!

 位置エネルギーに!

 コンバートする!

 秘密の呪文!


 連続回転!

 連続ひねり!

 ジャンプの頂点で停止!


「マギメトゥヒェンメテオール!」


 よーするに!

 超々高空の!

 超々高速の!

 飛び蹴り!


 今!

 魔法少女のからだは!

 全身すべて破壊エネルギー!


「ぐぶっう!?」


 その着弾は!

 まばたきするより早い!

 おばけのからだに!

 大穴が開いて!


 ずどーん!


 おばけのからだが爆発した!


「しまった!」

「そんな!」

「ちがう!ちがう!ちがうぅううううう!」


「おばけは昇天した!おばけらしくな!」


 必殺のヒーローキックで!

 爆発四散させた!


 魔法少女としての!

 わたしのからだは無敵!

 無敵鉱石だけは防げないけど!

 あれはこの世のものじゃないから!

 でもほかならぜったい無敵!


 だから大空からキックなんてしても!

 足がもげたりしない!


 わたしと同門だから!

 未来予測ができるおばけ!

 でも!


 視界外への大ジャンプで!

 認識から消えて!

 光速へと至る速度で!

 認識を越えて!


 対応不能!

 ガード不能!

 特大ダメージ!

 対アーテラス流同門用の切り札!

 それがマギメトゥヒェンメテオール!


「回復は!復活はさせられないのか!」

「無茶です!」

「何故だ!お前の能力なら!」

「だからです!」


 3人娘の生き残り2人!


「だからだと!」

「次に狙われるのはわたしです!」

「ご明察!」


 次に狙うのは決まってるし!


「ツァオバーツヴァング!押し潰せ!」


 必殺結界の!

 標的を変更!


「わたしを止めてみろ!」


 蠢け!

 必滅影!


 飛び散れ!

 レフレクトレーゲンボーゲン!


 来たれ!

 天下七杖筆頭!


「やらせるか!」


 ゴリラが割り込んだ!

 でも!

 光と影を塞き止めるので!

 もうギリギリでしょ!


「タイマンしよーぜ!デカ乳クソ女!」


 わたしって!

 最大の必殺が残ってる!


 なんでも両断できるおばけとか!

 必殺を防げるゴリラとかと比べたら!

 直接戦闘に役立つ能力がないのは大きいし!

 なによりも!


「そのナイフでさぁ!」


 3人娘は!

 武器を核にした使い魔!

 ロリ巨乳の武器はナイフ!


 杖といいつつ実際は槍な!

 わたしの天下七杖を!

 ナイフでどーにかすんのは!


「ムリに決まってるでしょ!」

「くっ!」


 リーチがちがいすぎる!

 剣道3倍段ってゆーけど!

 じゃー槍とナイフなら何倍かな!


「オラー!」


 穂先で!

 メッタ突き!


 十文字になった独特の形状は!

 かんぜんに避けるのがムズい!


「そらそらそーら!」


 無敵鉱石を盾にして!

 未来予測があるから!

 ギリギリ防げてるだけ!


「やっぱりてめーら!剣じゃなくて盾なんだろ!」

「言わせておけば!」

「どーした!いったからなんだ!あァ!?」

「くぅっ!」


 そして!

 わたしの武器は槍じゃない!

 衝撃開放!


「吹き飛ばせ!シュタルクシュラーク!」

「しまった!」


 あらゆる効果を!

 際限なく増幅する!

 それが天下七杖筆頭!


 単純な物理的衝撃を!

 増幅した先に!

 衝撃を伝播させる威力がある!


 無敵鉱石が壊れなくても!

 受けた衝撃は防げない!

 突きの中で衝撃を爆発させて!

 体勢を崩す!


「もらったー!」


 瞬間!

 杖を通せんぼするみたいに!

 両手でからだの前で横に構えて!

 全力前進!


「ぐぶぅ!?」


 そしてからだをねじって!

 杖の柄部分で!

 おなかを全力スイング!

 さらに逆側でも全力スイング!


 そして杖をリリース!

 無手活流ステゴロモード!

 からのワンインチブロー!


 前のめりにした!

 ロリ巨乳の両手を!

 クロスさせながら引っ張る!


「まずい!避けろ!」

「もーおそい!」


 体勢を崩した相手を!

 そのまま小脇に抱えて!

 担ぎ上げたら!


「美技!ダークネスシスター!」


 変形ダークネスバスターの完成!

 っせーの!

 地面へ直滑降だー!


「っ!?なにっ!?」


 けど!

 失敗した!


「やらせません!」


 地面に落とす前に!

 全力でからだをたおして!

 ブリッジするみてーな姿勢で接地!

 腹筋でバスターに耐えた!

 ダークネスシスターが破られた!


「でかした!」

「あっ!しまった!」


 ゴリラがどフリーになってる!

 光と影で押しきれなかった!

 局地的有利をとられたら!


「選手交替です!」

「でぇえええええやあああああ!」


 全力で斬り込んでくる!

 あいつの剣はツーハンドマチェット!

 それにゴリラ自体デカイし!

 リーチで有利がとれない!


「止められるか!」

「うっとーしー!シュタルクシュラーク!」

「甘い!」

「くそっ!」


 さっきみたいに!

 ふっとばしてやろーとしたら!

 杖の軌道読まれて防がれた!


 ロリ巨乳とちがって!

 リーチがあるから!

 押さえ込めてない!


 こいつの防御はすぐに抜けねー!


「わたしは助ける者!慈愛を施す者!あまねく生命を救う者!」


 なんだあれ!

 ロリ巨乳がなんかポエムしてる!

 詠唱か!

 魔法に詠唱なんていらねーのに!

 わざわざなんか唱えてやがる!


 なら!

 あれは儀式だ!

 オカルトめいた儀式の目的なんて!

 死者の復活とかに決まってんじゃん!


「んのやろー!」


 腰だめに構えた!

 天下七杖筆頭から!

 虹色ビームをぶっぱなす!


「鏡!やらせない!」

「クソゴリラぁぁぁぁぁっ!」


 割り込みガード!

 防がれた!

 マズイ!


 ズドン!


「ぐへぇえ!?」


「ちがうちがうちがう!わたしがわたしがわたしが!間違ってるのはお前!わたしじゃない!わたしじゃない!わたしじゃない!」


「イカレ女ぁっ!」


 アーパークソビッチまで復活した!

 ロリ巨乳のせいか!

 メンタルまで回復できんのか!


「よっしゃぁ!借りは返させてもらうよ!」


 おばけが!

 やっぱり復活させられた!

 これだからあのロリ巨乳は!

 慈愛と献身の使い魔め!


「参式弾装填!よく狙え!」

「参式弾装填!」

「わたしが抑え込んでやる!」

「お前が悪いんだ!お前!お前!お前!お前ー!」


 魔法少女の!

 無敵の肉体を!


 無敵鉱石製の子弾が!

 無敵鉱石製の刃が!

 無敵鉱石製の散弾が!


 穿ち抉る!

 斬り分かつ!

 狙い貫く!


「クソ!お前ら!よってたかって!なんどつぶしてもまた出てきて!なんどもなんども!よくも!よくも!お前らーっ!」


 この肉体の!

 再生能力が!

 間に会わない!


 そんな!

 超強力な!

 超大量な!

 超高速な!


 攻撃が殺到する!


「覚えとけ!魔法少女は!終わらない!破軍の星が!輝くかぎり!ぐぅあああああっ!」


 負け惜しみのことばを吐いて!

 わたしのぷにぷにロリータボデーは!

 肉片ひとつ残さず!

 その存在を消滅させた!


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