★紹介 赤い女王(イラスト有り)
暗黒聖女の「前の世界」での姿。
魔法の観測された異世界で育った日本国民がその正体。
輝くような薄い青の髪と、病的な色白さの肌を持つ。
その幻想的な体には、巨大な宝石のあしらわれた、純白のドレスをまとっている。
容姿そのものは整っているが、冷たい印象が強い。
あらゆる事象を意のままに捻じ曲げ、旧人類を絶滅させる力を持つ。
その戦闘能力は世界中のあらゆる既存の存在に、比肩するものがないレベルで完成されている。
生育環境の問題から、情緒が未発達で、対人能力が未熟。
「役に立つから人は生きてていい」(=役に立たないなら死ぬべき)という短絡的な価値観の持ち主。
基本的には潔癖性なところがあり、愛を信じていない。
だが自らが信奉する、独自の神様のみは例外。
最終的にはその神様と決別することとなり、その後は自暴自棄となって、あてもなくさ迷っていた。
その旅の中で、輝くような容姿と強さを持つ自分には、打算や悪意あるいは信奉等の、一方的な感情しか向けられず、孤独を味わっていた。
この経験から異質な自分を、等身大の人間として扱ってくれるのは、神様しかいなかったという想いを強める。
また旅の間はある思惑から、ヴァイスヴンダー(白い奇蹟)と名乗っていた。
だが、行く先々で起こしたエピソードから「赤い女王」の名前の方が有名。
無垢であるが故に無為。
無為であるが故に無敵。
無機質で無愛想で虚無的。
夢は自分の思い通りに全てを捻じ曲げる事。