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暗黒聖女ソーフェミニ物語  作者: 忠柚木烈
輝き放つ暗黒聖女
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奪い尽くす暗黒聖女

「神聖!ジェノサイド!」

「うわぁあああっ!」

「シスター!」




「神聖!ギガンテックシスター!」

「ああああああっ!」

「ちねー!」




「神聖!シスターフェニックス!」

「ぬおおおおおっ!」

「塵に返れー!」




「神聖!デッドエンドシスター!」

「ぎゃああああっ!」

「ハハハハハハハ!」




「バカなあああっ!」

「きゃああああっ!」

「ぐおおおおおっ!」




 ………!

 ……!

 …!




「ふぅー!」

「おつかれー」

「破竹の勢いだな」

 息を吐きながら!

 おでこをぬぐう!


 まぁ!

 汗なんてかいてないけど!

 様式美ってやつ!


「まだまだ食べたりないね!」

「育ち盛りだねー」

「こんな強行軍でか」


 うん!

 暗黒聖女は只今!

 各地の精霊を各個撃破中!


「カラッカラに干からびたねー」

「粉になったのも多いぞ。サラサラとな」

 そう!


 各地の精霊は!

 存在が消滅!

 わたしのエナジードレイン攻撃を受けすぎたから!


 わたしの新能力!

 神聖属性を応用して!

 攻撃した相手が持ってる!

 エネルギーを吸う攻撃!


 この攻撃の特長は!

 限界を越えてドレインすると!

 吸われた相手は質量が消滅すること!


 E=mc^2


 アインシュタインのエネルギー公式ってやつ!

 エネルギーは!

 質量と光速の2乗をかけたものに等しい!


 そして!

 その存在が消滅したなら!


 E=mc^2-mc^2


 式の等価性ってやつ!

 式を移項したら!

 符号が反対になる!


 E+mc^2=mc^2


 つまりは消えた質量分!

 エネルギーが生まれたってこと!


 アインシュタインのエネルギー公式を!

 体現したものっていったら!

 まずさいしょに出てくるのはアレ!


 環境を汚染して!

 生命を冒涜する!

 神聖属性の正体!

 それがわかってきたかな!


 そんな神聖属性は!

 エネルギー公式の化身!

 つまり!

 神聖属性が得意なわたしは!

 エネルギー公式の化身ってこと!


 だからわたしは!

 エネルギーを自由にできる!

 今はエコが叫ばれる時代!

 限りある資源はぜんぶ!

 有効活用しなくちゃね!


 3つの心で呼ぶのなら!

 エコロジーと!

 エコノミーと!

 エゴイズムと!


 だからわたしは!

 この世界を旅してる!

 どんな洞窟も!

 どんな塔も!

 どんな遺跡も!

 どんな要塞も!


 わたしの目的はただ1つ!

 すべては自由と解放のため!

 人を押さえつける!

 暗黒クレイジー教会は許さない!


 人類の夜明け!

 そこまでわたしが先導してあげる!

 どうせついでだしね!

 行き掛けの駄賃ってやつ!




「とはいえ!」

「とはいえ?」

 おばけが聞き返してきた!


「あきた!」

「そうか」

 なんともいえない味のある顔をしたローラちゃん!

 10連ガチャ回して!

 通常演出から予想外なレアが出た人の顔してる!


「エキサイティングが足らんねー!」

「興奮したいの?乳もむ?」

「うむ!ありがたく!」

 ナナちゃんがさわらせてくれるらしい!


 ガバッ!

 もみもみ!


「けっこうあんね!ナナちゃんって着やせする方?」

「ぶち殺すぞてめー!」

「ケチケチすんなって!減るもんじゃねーし!」

「乙女の下腹つかんどいてゆーことはそれだけか!」


「え、これ腹?ナイチチグランドスラムだからわかんなかったわー!メンゴメンゴ!」

「ロリータのくせにバカにしやがったなー!」

「だいじょーぶだいじょーぶ!女の価値はおっぱいだけじゃねーらしーから!ナイチチでも元気出せって………いっけね!コレまな板だった!まっぎらーわしー!」


「立て板に水の勢いで煽ってんじゃねー!」

「立、て、板!ブハハハハハ!自分でいったら世話ねーし!」

「こんにゃろー!」

「よせ。ナナ」


「離せローラさん!オレはあのクソロリータをぶっ殺さねーと!情けなくて男を名乗れねー!」

「男じゃないだろ」

「ちなみにナナちゃん4人分ぐらいあるからだよ?ローラちゃんが冷静なのは?」

 なにがとは言わないけどさー(棒)?


「てめーも敵かー!」

「暴れるなよ。暴れるな」

「お前のことが好きだっんだよ?」

「おいローラさん!さっきわたしのことチラチラ見てただろ!」


「コイツのどこにおっぱいなんてついてんのかなーって思いながら?」

「ぶっ!」

「ここについとるわー!!」

「プクククク!」


「めっちゃ小刻みに震えてる!本気で笑ってるねー!」

「や、やめ………プヒヒヒヒ!」

「笑いやがったな!てめーマジ笑いしやがったな!」

「そんなに怒らないでよナナちゃん?そんなに怒ったら巨乳が台無しだよ?」


「クソがー!嫌味か!嫌味かー!」

「嫌味に決まってんじゃん!バーカバーカ!ナイチチ!盆地!不毛な大地!」

「韻踏みながら煽んなー!」

「ヘイ!ヨー!オレだれもが目を向ける美少女ロリータ!オマエだれもが目を背ける調理器具まな板!」


「タマ取ったらぁー!」

「disったんだからanswer返せよ!」

 ※dis………ダジャレにしながら煽ること!

 ※answer………disされたのをダジャレで煽り返すこと!

 ナイチチな上にラップバトルもできないなんて!

 ないない尽くしのダメダメおばけめ!


「マジ頭きた!オマエロリータ!永久にシエスタ!そのカラダ塵芥!地獄行きチケットユーガッタ!オマエはもう死んでいるアタタタタ!」

「む!」

 なかなかのanswer!

 わたし的にかなり高得点!

 アタタタはポイント高い!


「死ーねぇえええええ!」

「! しまった!?」

 見事なanswerに感心してたら不意討ちさた!


「ナナcm三連装副砲!」

 人には!

 クセとか!

 得意不得意がある!


 フィジカルに恵まれたローラちゃんは!

 基本的に直接攻撃を好んでる!

 ナナちゃんは!

 武器召喚を好んで使う!

 

「副砲!?」

 あれが!?


 よくあるロボットもので!

 ナントカmm砲とか出てきて!

 こう思ったことはないかな!


 例えば!

 120mmライフルを!

 20m級の人型ロボットが持ってるとか!


 ロボットの大きさの割りに!

 武器のナントカmmって!

 すごく小さいなって!


 だけどそれは逆!

 あのナントカmmって!

 ロボットのサイズからしたら!

 メチャクチャ大きすぎる!


 120mmって!

 駆逐艦が使うサイズの砲だよ!

 120mサイズ!

 排水量1700tの!


 20mサイズ!

 重量100tいかないぐらい!

 しかも不安定な人型!


 地上で立ったまま撃ったら!

 盛大にこけるだろうし!

 宇宙で撃ったら!

 まず反動で吹っ飛ぶ!


 どっちにしろ!

 そんなもので狙いなんて!

 つけられる訳ないに決まってるし!


 人型ロボが使っても!

 かなりメチャクチャスケールなのに!

 人間大のナナちゃんが!

 名前のシャレとはいえ!


 7cmの連装砲を出した!?

 それもなんていった!?

 三連!?

 副砲!?


 副砲って!?

 主砲をカバーするための!?

 近接防御用の小型の砲のことなのに!?


 じゃあ!?

 なにと比べて小型なの!?

 なにがメインにあっての「副」なの!?


 決まってる!

 副砲があるんだから!

 主砲があるに決まってる!

 あのバカみたいな大きさの!

 副砲より大きな主砲が!


「ひねりつぶしてやらー!」

 おばけの夏!

 はじまる!

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