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暗黒聖女ソーフェミニ物語  作者: 忠柚木烈
暗黒聖女のお目覚め
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★紹介 ローキック(イラスト有り)

挿絵(By みてみん)


 聖女『ソーフェミニ・クレージ』の通常技のこと。

 プレイヤーからは通称『おみ足』と呼ばれている。

 由来は聖女のくせに、ちょっと短いローブの裾から覗く、ふくらはぎが眩しいから。


・リーチが短い

・全体モーションが短い

・全味方中最速発生

・ヒット時はひるんだ相手より先に行動できる

・扱いやすい無属性物理攻撃

・ダメージ倍率が高く設定されている

とリーチ以外は総じて優秀。


 よくあるゲームのローキックは足先で蹴るものが多い。

 それに比べて、聖女は体を半回転させて、膝のすぐ下の部位で蹴る。

 そのことが、格闘技に造詣の深いプレイヤーから、高く評価されている。


※足先だけの蹴りは足の力しかかからず、ほとんどダメージにならない。

 それに比べて体ごとぶつかるように蹴るのは、体重が威力に乗るのでダメージになる。

 膝の下の部分は骨が固く、打撃力が高い………と極めて実践的な行動の為。

 また立ち技はクリーンヒットさせるのが難しい、という点も評価点となっている。

 例えば大の男でも、ストレートパンチ1発で、相手を沈めることはなかなかできることではない。

 それこそよほど当たりどころが良くなければ。

 そういう点でローキックは、当てるのが難しくなく、さらに当てればまず有効打になる。

「骨でできた体重分の重さがあるバットの全力スイング」と同等といえば、相手が手で防ごうが、多少当たりがズレようが、有効なのがわかるだろうか。


 ちなみに聖女の能力がやたらと攻撃的なのは、設定上の理由がある。

 教会が魔王と敵対する組織の為、戦闘の修行も行っていたかららしい。


 また性能以外でもネタにされることが多い。

 距離を詰めながら、ローキックを当て続ける「聖女サッカー」。

 半回転させた体のバランスをとるため、大きく手を回すのが連打してると、踊っているように見えるゲージ貯め「聖女パラパラ」。

「聖女パラパラ」をカメラに向けて繰り出し、「おみ足」を拝見する「聖女サービス」。

 重量の重い敵キャラや、ダメージでひるまない種類の敵を相手に、ノックバックしないのと回転の速さを活かして、密着状態からローキックを連打して大ダメージを出す「聖女’94」。

 ローキックの攻撃判定発生直後『以外』のダメージ持続部分に、ガード属性が設定されていないのを活かして、ガード不能攻撃として扱う「聖女’01」。


・ローキックがあまりに本格的・高性能である点

・戦闘開始時の聖女のセリフが神に無事と勝利を祈るものである点

・シスターフードの額部分が鉢巻きに見える点

以上から、地上最強の格闘技ムエタイとの関連性が指摘される

(神に無事と勝利を祈る=ムエタイの試合前に行うワイクルー・ラムムアイ)

(鉢巻き=モンコンというラムムアイを舞うための衣装)。

「教会は実はムエタイ協会」というネタがプレイヤーに浸透している。


 実際のムエタイはタイの国技だが、公認賭博の対象である。

 そのために貧困層のスポーツとみなされている側面がある。

 また地方の村などを中心に、女こどもも習うことがある。

 そして教会には勇者・聖女候補を始めとする、孤児が各地から集められている。

 きっと硬いスネを作り、立派なムエタイ聖職者になる為に、日夜鍛錬に勤しんでいるに違いない、といわれている。


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