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説得

投稿遅れてすいません!

いやね、結構忙しかったんですよ。部活の大会とか。部活の大会とか、部活の大会とか。色々あって疲れてたんよ。

 

「俺が、過去に行ってその魔王が人間に敵対心を持っていない証拠を持ってくればいい」


「それで、君の兄にはその証拠を持って来てもらったよ」


 そうサーチル学院長が言うとウェルの兄はポケットから取り出した魔晶石を取り出してウェルに見せる。どうやら証拠というのは映像か写真のようだ。


「ってなわけで、行くぞウェル」


「行くぞってどこへ?」


 唐突にそう言われたためどこに行くのか分からず反射的にウェルは「どこに?」と聞き返す。


「そんなの決まってるだろ。説得しに行くんだよ。もう準備は全部済ませてある」


「あ……」


 呆れ半分、ウェルの兄がそう答える。当たり前すぎる答えにウェルは少し恥ずかしくなる。そして、あらかじめ準備しておいてくれた事をウェルはとてもありがたく思っていた。


「ほら、ぼさっとしてないで行くぞ」


 ウェルの兄はそう言いながらウェルの背中を押した。ぼさっとしていたウェルは我に返って急いでサーチル学院長たちの後を追った。


「失礼します」


 ウェルが『アラド学院跡』の近くに設置された小屋にに通されるとそこには2人の男が座っていた。どうやらアラド学院と魔王を倒すため、協力関係にある学校の学校長だろう。1人は大柄の人で、もう1人はとても小柄の狼の獣人だった。ん?獣人の人、子供じゃね?


「あの……1人子供がいるんですけど」


「子供とは失礼な、僕は『アグリア共和国』の『グリスタ魔法学校』校長のラスタだよ。君の10歳は年上だよ!」


 ウェルがそういうと、その獣人の人はおもむろに立ち上がってウェルに怒り始めた。


「え?サーチル学院長、この人の言っていること本当ですか?」


「ああ」


 ウェルが驚いてサーチル学院長に本当の事か聞くとサーチル学院長は本当の事だと苦笑いでそう言う。


「そういえば、君はなんていう名前なの?」


「僕はウェル・クラウスです」


「そっか、よろしく」


 ラスタがウェルに名前を聞き、ウェルがそれに答えると「よろしく」とラスタはウェルに握手を求めた。


「君がウェル君か……私は『ガルド王国』の『国立魔法学校』校長のラゴンだ。よろしく」


 ウェルが名前を言い、ラスタと握手した後、ラゴンと名乗った男とも握手をする。


「あ、よろしくお願いします」


「じゃあ、本題に移るとしますか」


 ウェルの兄がパンッと手を叩いて話を本題に切り替える。


「ああ」


 すると、ラゴンは顔を引き締めてそう言った。

 説得はウェルの兄が用意した証拠の映像のおかげですぐ終わった。

第2章はこれで終わりです。

時期的にハロウィンが近いので次回はハロウィンにちなんだサブストーリーを投稿しようと思ってます!


説得 を最後まで読んでいただきありがとうございます。もし何か思うことがありましたら、感想やアドバイス、評価、ブックマークなどお願いします!

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