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出発
翌日、サーチル学院長が馬車で荷物を運びに来た
「ウェルくん、準備は出来たかい?」
「はい」
「それじゃあ、乗って」
「はい?」
自分も一緒に行くらしい
「両親に聞いていなかったのか?」
サーチル学院長は不思議そうにウェルに聞いた。
どうやらサーチル学院長は両親にこの事を言っていたらしい
ウェルが母親の方を向くと
「あっ、ごめんねー。ウェルに言うの忘れてたー(笑)」
と、言った
(笑)じゃねぇよ。ちゃんと言ってよ……
「ウェルくん、もう出発するよ」
「はい……」
ウェルが馬車に乗ると母親はウェルに
「いってらっしゃい」
と、微笑んで言った
何故かウェルはこの一言で行くのが嫌だと思えなくなった。やっぱり家族のこういう言葉には何か力があるような気がする
「いってきます!」
ウェルは元気よく返事をすると、アラド学院に向かった
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分量少なくて申し訳ないです。