チーム戦2
ウェル達がチームでの立ち回りなどの話し合いを済ませてこれからどうしようと迷っていると
「あっ、ウェル君、エマさん、久しぶりだね」
という声が後ろから聞こえウェルが慌てて後ろを向くとキサラギがいた。どうやら今の声はキサラギのようだ
「キサラギさん、お久しぶりです」
ウェルがキサラギに挨拶を済ませるとキサラギに気づいたのかグレイがウェルの所に寄ってきて
「ん?ウェル、その人知り合いか?」
とウェルに聞いてきた
「ほら、前にウェルと戦ってたろ、もしかしてあれ見てなかったのか?」
ダリウスが意外そうにグレイに教える
「ああ、その時は腹痛くて休んでたんだよ」
グレイがバツの悪そうにいうと
「へぇ、グレイも腹痛くなるんだ、バカなのに」
ラミアがグレイをおちょくるように笑いながら言う
「ああ!?」
「まぁまぁ、三人とも落ち着いて」
グレイはラミアのおちょくりに怒ったように反応するがエマが苦笑いをしながらグレイをなだめる
「ええっと、そちらのお三方は?」
キサラギがウェルに聞くと
「キサラギさんには紹介がまだだっけ、左からダリウス・ダンダリオンで真ん中がグレイ・アストレイその横がラミア・エンデだよ。全員、僕のチームメイトだよ」
ウェルはキサラギに紹介する
「こんにちは、私はキサラギ・サツキだ。よろしく」
「よろしく」
キサラギがグレイ達に自己紹介と挨拶をすると、グレイ達もそれに応じるように挨拶をする。
「ところで、今チーム戦できるか?私たちのチームは今チーム戦をするチームを探していてな……相手してもらうと助かるのだが……」
キサラギがそうウェルに頼む。前のウェルとの戦いを見ればまだ見つかっていないのも納得できる。キサラギのあの速さは並大抵では対処できないだろう。
「うん、大丈夫だよ。話し合いも今、済んだところだし。みんなは大丈夫?」
ウェルは大丈夫と答えウェルのチームメイトもウェルに賛成するように頷く
「よし、それじゃあ今すぐ私のチームを呼んでくる、みんなが来たらチーム戦を始めよう」
「うん、わかった」
キサラギは慌てるように急いでチームの所へ向かい、ウェル達はチーム戦に向けて気を引き締める。
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