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水の聖者~記憶の果て~  作者: 森川 悠梨
第1章、旅路
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全王国リリーズと魔法の練習Ⅱ

「着いたぁ〜!」


 陸地に降りて、カルナが思いっきり背を伸ばす。

 俺は朱い夕暮れを横目に、リリーズ王国の王都ルミを見上げた。

 この街は、中心に行けば行くほど標高が高くなっており、道は全て坂になっている。街の中央には、白く大きな城が見える。王宮だ。

 侵入を防ぐための高い塀で下はほとんど見えないが、白を基調とする豪華な城のようだ。

 華やかな街並みが、城に向かって列のように並んでいる。ほとんどが店のようだ。

 それにしても人が多いな。常に笑い声が響いてる。これが全王陛下の平和ってやつなのか。ま、王都しか見てないからなんとも言えないけど。


「シノン、どうする? 宿を探すか?」

「うん。多分今の時間だと冒険者協会では、登録の方は締め切ってるだろうからな。明日の朝に行くか」




「じゃあな、世話になった。また頼むよ」

「いいってことよ。元気でな、ロウ」


 親方に別れを告げて、ロウがこちらへ向かってきた。


「お前達、宿は決まってるのか?」

「いや、まだだけど、父さんもしかして決まってる?」

「ああ。この通りの先に一軒、知り合いの宿があってな。なんなら、一緒に行くか?」

「じゃあ、それで」


 俺たちは、ロウについて行くと、目の前の広い通りへと入っていった。

 両脇には様々な商品の並ぶ店があり、商人たちはいろんな人に声をかけ、買っていくように客を引きつけたり、大きな声で呼びかけたりしていた。

 夕方だというのに、子供たちは普通に通りを駆け、人もわりとたくさんいる。それだけ平和な証だろう。

 やがて一軒の立派な建物の中に入って行くと、中は酒場だった。男達が、酒を飲んでわいわいと騒いでいる。

 秋で涼しくなりつつある外に比べて、この中は暖かかった……いや、暑かった。


「お、ロウでねえか。久しぶりだのう!」


 ふと、カウンターの方から訛りのある太い声が聞こえてきた。


「おう、マスター、元気か」

「あたぼうよ!」


 黒く薄い髪に、太い眉毛、その下には赤い目があり、少し皺のついた大きな顔は角張っていた。上半身は白い袖なしのシャツを着ていて、下半身には薄い短パン一丁。

 ……まあ、いくら外は涼しくても、この中にずっといれば暑くなるもんな。

 それにしてもここ、臭いなあ! 煙草や酒の匂いが…………あ。

 なんだ、なんか頭が……。

 俺はフラッとしてしまい、危うく倒れそうになった。なんとか体勢を保つが、ちょっと目眩がするな……少し気分が悪い。


「おい、シノン、大丈夫か?」

「え? あ、うん。大丈夫……」


 俺達のそんな会話にロウが気づき、宿の主人に再び声をかける。


「すまん、二部屋借りたい。空いてるか?」

「ああ、空いてるさ。んじゃ、ほれ、鍵」

「すまんな、ありがとう」


 投げられた二つの鍵をロウは片手で受け止めて、俺の背に手を当てながら歩き出した。……てか、ここもう宿だったのか。

 そんなことをぼんやりと考えながら、俺たちは建物の奥へと入っていった。

 階段を上って、ロウはある部屋の手前で止まり、鍵穴に鍵を差し込んでカチャッと一回捻る。

 そして扉を開けると、中へと入っていった。俺もぼっとしながら中に入っていったが、気がつくと部屋のベッドに座ってた。

 目の前にはカルナがいて、手を俺の前に翳している。


「さっきからぼうっとしてるが、大丈夫か?」

「酒の臭いで酔ったんだろうな。お前、しばらくじっとしてろ」

「……え? あ……うん」

「カルナ、これ、隣の部屋の鍵だ」

「あ、ありがとうございます」


 さて、とロウは言う。


「この宿じゃ食堂はだいたいあんなもんだからなあ。シノンがこれ以上酔ったら危険だし」


 危険て。人を魔物みたいに。失礼な。


「ここに食事を持ってきて食べればいいんじゃないですかね?」

「ああ、それしかないだろ。シノンも、いいな?」


 俺はこくっとうなずく。

 まだ目が回るけど、さっきよりはマシになってきた。





「うわぁ〜……」


 なんだ、この行列は。

 今、シノンと共に冒険者連合にやって来ているのだが、入口から何かの行列が飛び出てきているのである。


「シノン、だいたい分かるんだが、これはなんの列だ?」

「なんのって。冒険者登録の希望者の列に決まってるだろ」

「ですよねぇ〜……」


 気が遠いなぁ。これを今から並ぶのか。

 ていうか、冒険者登録ってギルドからでもできるんじゃないのか? とシノンに聞いたら、ギルドでの試験を受けないとだめらしい。それが、つい数日前に行われた入団試験。冒険者になっている者もそうでない者も受けることは一応できるらしい。ある程度戦闘力がないと冒険者の新人はただでさえ死亡率が高いんだから、そういった試験は大事らしい。

 ギルドに所属するつもりがない者や、所属したいギルドの試験の時期ではない時期に冒険者登録したい者がわざわざリリーズまで来るんだとか。

 冒険者登録していたほうがギルドの試験でも色々と有利らしい。

 ……で、こっちは見たところ結構スピードが遅いみたいだし、並んでたら昼になってしまいそうだな。

 とそんなことを考えていた私を他所に、シノンはスタスタと入口から中へと入っていった。慌てて私もそのあとを追う。


「シノン? いいのか、並ばなくて?」

「こんなことは予想済みだ。あらかじめ予約しといたんだよ。俺が行列に並ぶという面倒なことをするとでも?」

「いや、なるほど……」


 シノンは、行列の並ぶ窓口の隣の窓口にいる女性に話しかけた。


「すみません、一週間前、冒険者登録の予約をしたカルナと申しますが」

「ああ、冒険者ギルドサニーズからの推薦者ですね? わかりました。では、こちらに記入を」


 シノンは脇に避けながら私を振り返り、そして机に置かれた紙を示しながら、私にそれを記入するよう促した。


「氏名の方は、偽名でも構いません。年齢、性別に関しても、記入されなくても結構でございます。ただ、連絡先の方は必ず正しく、記入をされるようご協力お願いします」


 女性は笑顔で、そう言った。連絡先というのは通信系のものではなく、拠点の住所とかよく訪れる……まあ、住んでいるところの近くのギルド、といったところだ。

 げ。主武器メインアームとか副武器サブアームとか、私ないんだけど。武器の調節はあとでシノンにやってもらおうと思ってたんだけどなあ……。


 今短剣を一本持っているけど、これはあくまで自己防衛のためであって、持っていないよりはマシだとエジルがくれたものだ。しかし、主武器と言えるほど使いこなせてはいないし、そもそも戦う機会が少ないからなあ。

 と、悩んでいると、シノンが脇から話しかけてきた。


「今のカルナの主武器は魔法。副武器は短剣だな」

「あ、そっか。なるほど」


 なるほど、魔法も武器のたぐいなのか。今度シノンに短剣教わろっと。

 主武器メインアーム副武器サブアームをそれぞれ記入し、氏名、年齢、性別、出身国、連絡先など、個人的な情報を記入していく。

 っていうか、この用紙の順番おかしいな。氏名や年齢、性別なんかが先だろ、普通。まあ、別にどうでもいいか。

 全ての項目を記入し終えると、今度は黒いバッジを渡された。白い文字で、104と書かれている。


「あの、これは……?」

「登録試験の試験番号と、転移魔法の付与されたバッジでございます。そちらは、試験が終了するまで肌身離さずお持ちください。また、なくしてしまった場合は弁償、不合格となりますので、お気をつけください」

「…………試験!?」



「おい、シノン! どういうことだ!?」

「どういうことって。聞いたとおりだ。"闘士登録をするには試験に合格する必要がある"。当たり前だろ? 冒険者は常に死と隣り合わせだ。それなりに実力と知識がなけりゃ駄目だ。そんなにやたらとポンポン死なれても、冒険者連合としては困るからな。ギルドの試験と一緒」


 試験は三日後だと、窓口の女性に言われた。試験の主な内容は、森の中で三日間時給生活(サバイバル)をすることだそうだ。

 食糧や森に出てくる魔獣の情報、武器、そして森で生きていくための知識などは、自分で調達するしかない。それも冒険者には必要不可欠だからである。

 ……まさか、冒険者登録するのにも試験をするとは思わなかった。シノンに戦い方教わって良かった……まあ、彼もその辺は考えてくれていたんだろうけど。


「うーん、まあ、カルナもギルドではある程度魔法は使えてたし、威力をあげて魔法を使ってみれば、初級の攻撃魔法くらいは使えるよ。今はまだ三属性の基本魔法しか使えないけどな」


 そうなのだ。私は、魔法師が使える10属性のうち3属性の、風、炎、光しか使えない。しかも、使うのは全て基本魔法だ。攻撃なんてとてもではないができないな。私だけじゃ。


「と、言うわけだから、とりあえずこの三日間で簡単な攻撃魔法を使えるようにしようか」


 頼もうとしていたことを、シノンがさらりと言ってくれた。私は嬉しくて自然と笑顔になり、うなずく。


「ああ、頼むよ」





「さーてと。まず、お前が使える三つの属性の中で一番攻撃に長けているのは炎属性なわけだけど、炎属性は不得意、つまり相性の悪い属性が多い。特にこの森の中には、そういった相性の悪い属性スキルを使ってくる魔物が多いからあまりオススメはしない。次に攻撃に長けているのは光だが、これは主に浄化魔法だから、攻撃魔法は少ない。攻撃魔法は威力が高いものが多くて、初級の攻撃魔法は二個しかない。しかも威力は炎属性魔法と比べてしまうとかなり劣る。となると、最後に残るのは風属性になる。風属性も威力は炎と比べて威力は低いし不得意な属性は多いけれど、それでもこの森の魔物相手には攻撃の威力は充分にある。斬撃や風の矢なんかは、攻撃力はともかく速さは文句なしだからな。魔力もほとんど使わないから、カルナの魔力量ならば持久戦には有利だ。更に少量の炎と中級の風属性魔法を掛け合わせれば、かなりの威力の攻撃が出来るし、相手へのダメージは大幅に上がる。相性を気にしなくていいからな。使えるようになれば、上級炎魔法に相当するかもしれないね。ただ最大の問題がひとつ……」

「……も、問題?」

舞台ステージは森だからな。あまり上級ほどの威力を持つ魔法は使わない方がいいんだ。そもそも森の中で炎の魔法なんて危険極まりない。つまりだ、使えるのは光属性か風属性ということになる。……それでも十分贅沢な気がするが」


 な、るほど。たしかに、炎属性なんて使ったらあっという間に木に燃え移るし、私もすぐに飲み込まれる。それじゃ、合格どころじゃなくなるか。

 シノンの言う贅沢がなんでなのかはわからないが。


「とにかく、今は光属性を極めようか。風と光の合成攻撃魔法も、一応ないわけではないから」

「そんなのがあるのか?」

「あるとも。使い方も簡単だし、威力もある。カルナならすぐに使いこなせるだろ。まずは普通の攻撃魔法が使えなきゃ合成魔法云々以前の問題から、まずはそっちに集中しろ。余計なことで気を紛らすなよ」


 私は微笑み、力強くうなずいた。

 それから、私は三日間攻撃魔法を集中的に鍛錬するようになった。初めに光魔法を鍛えた。

 光属性の魔力がうまく制御コントロールできるようになったら、《回復ヒール》を使えるようにするためだそうだ。

 とは言っても、本来回復魔法とは、命属性の魔法の一部であり、光属性の魔法ではないのだそうだ。光属性の場合、かすり傷や擦り傷、捻挫などの軽いものならば治すことは可能だが、命属性のレベルにまでなると、致命傷、骨折、毒や麻痺、病――感染系や風邪等以外ではあるが――、脳震盪や心臓麻痺など、重症になった場合でも完全に治療ができるようになると言う。また、腕や足などの四肢を失った場合でも完全に再生させる上級魔法もあるとか。まあ、さすがに即死してしまったものは無理らしいが。

 しかし、今回はあくまで戦闘能力を測るための試験であって決して難しいものではないらしいので、光属性の回復魔法で十分なのだそう。


「光よ穿て、我が力を光に変え、混沌の闇を切り払え、光の精霊の名の元に、なんじ、力をここに示せ、光精霊魔法、《光力投槍シャイニングスピア》!」


 いくつもの巨大な槍が、正面の木目がけて発射された。

 たちまち木はボロボロになり、その体を支えきれずに倒れてしまった。


「どうだ!?」

「…………いや、まさか魔術師並みの上級魔法……それも精霊魔法を本当に使いこなすなんて。しかもまだ一日しか練習してないのに。光の精霊とも契約しちまうし」


 シノンは呆けたような顔で、倒れた木を見つめた。

 本来精霊魔法はこんなに長い詠唱をしなくても短い詠唱……というか、精霊にやってほしいことを頼むだけで魔法を使えるし、通常の魔法よりも高い威力を発揮してくれる。けれど私が敢えてそうしなかったのは、なんとなく雰囲気を出したかったからだ。

 やがてシノンは私が倒した木へ歩み寄り、その木の破片に手を当てると、詠唱し始めた。


「命よ復元せよ、命の精霊の名の元に、この者に命の火を灯せ。汝は炎、命を灯す灯火である。故に我が魔力を糧としその体を再び戻すことを望む。命聖上級魔術、《超回復術テラヒーリング》」


 その時、強い緑色の光が放たれ、バラバラになった木の破片が、次々に元通りになっていった。今度は私が呆けた顔でそれを見つめていた。


「……と、こんな感じで、詠唱ってのは上級に上がれば上がるほど長くなるし、魔力もそれなりに使う。……まあ、これも一応精霊魔法だけど。慣れれば詠唱も短縮できるし、魔力も効率よく使えるようになるんだけどな。とりあえず今のは上級魔法の一つ上の、聖上級魔法っていう段階の魔法で木を治してみた。だいたいこんな感じだよ、回復魔法って」

「な、治してみたって……にしても、こんな再生能力があるなんて……」


 シノン曰く、魔法の段階は初級、中級、上級、聖上級、神上級の全部で五段階だそうだ。今のシノンの魔法は聖上級の魔法で、回復魔法の中では実質的に最高のものらしい。

 こんなふうにバラバラになってしまって復元が不可能でも、植物ならば枯れない限り治せるらしい。もちろん生き物でも例外ではなく、生きてさえいれば元に戻るとか。ただし体力は回復できないので、さらに《状態異常回復リカバリー》をかける必要があるそうだ。

 神上級の中には実際の最高の回復魔法である《蘇生インアーシュ》という、死んだ者を蘇らせるものがあるが、扱いが難しい上に魔力もかなり消費するし、それでいて自分も死ぬ可能性があるらしい。使えるとすれば、超天才魔術師アルマンくらいだという。

 ……確かに実質的には《超回復術テラヒーリング》が一番上になるね。

 まあ、超天才魔術師アルマン達も気まぐれだから、そんなにホイホイと人を生き返らせるなど愚かな真似はしないだろう。

 ちなみに、シノンは今の回復魔法は詠唱をもっと省略して使えると聞いて、私はまた目を見開き、ぽかんとしていた。

 試しにやってみようか、と聞かれて我に返り、なんだか怖くて見たくないので、首をブンブン横に振った。


「じゃ、とりあえず初級だけど、光回復魔法を習得してみるか。もう明後日が本番だから。まあ、上級が使えたカルナなら一瞬かもしれないけど」

「………そんなにか?」


 シノンは真顔で……というより真剣な顔で、黙ってうなずいた。

 そのあとすぐに、シノンは腰から短刀を抜き、服の袖をまくると……って、おい! 何やってるんだ!


「ちょっ、待て! 何を……!?」

「なにって、こうしなきゃできないだろ」

「いやいやいや、何か代わりとかないのか!?」

「ない」


 そう言うと、シノンはすぐにそのま自分の腕を切った。

 腕から流れる鮮血が地面に落ちるが、シノンはのんびりと短刀についた血を払い、再び腰の鞘に差し込む。

 次に、傷口に手を当て、詠唱を始めた。


「光、女神の癒し、《回復ヒール》」


 みるみるうちにシノンの傷が消えてゆき、最終的にはその傷口はなくなった。傷跡も残っていない。しかし、外に出たままの血は戻らなかったのか、シノンの腕にも、地面にも鮮血はそのままだった。


「と、まあ、こんな感じ。じゃあ、やってみるか」


 するとシノンはまた短刀を取り出して腕に当てたので、私は慌てて止めた。


「あ、あのな! 魔法の特訓をしてるのは私なのに、なんでお前の腕に傷をつけてやらなきゃならないんだ!?」

「回復魔法は完璧じゃない。流れた血は元に戻らない。それに回復するって言っても、あくまで治る速度を急激に早めるだけだ。内側に残っている傷は、半年以上かからなければ治らないんだから、シミを作りかねない。俺は慣れてるSランクい男だからから構わないけど、わざとだとしても女の子に怪我をさせるなんてこと俺はしたくない」

「そんな……だって」

「いいから、ほら」


 今度は私が止める間もなく、さっと腕に傷を作ってしまった。すかさず私は手を当てて、シノンの見よう見まねで詠唱を唱える。


「光、女神の癒し、《回復ヒール》」


 金色の光を放って、シノンの傷口が塞がった。魔術師には回復魔法が効かないと聞いていたけれど、そんな事が気にならないくらい興奮していた。シノンほど早くはないが、できた。

 ふっと一息つくと、頭に何かが載っかった。


「ふぇっ!?」


 見ると、そこには私の頭に手を載せたシノンがいた。


「お疲れ。光属性の回復魔法は一回使えれば大丈夫なはずだから、とりあえず今日は終わりにしとこう。そろそろお前の魔力が減ってきたろうからさ」

「あ……ああ……」


 そういえば、シノンはいつの間にか私よりも少し背が高くなってるな。人間の成長期を過ぎると、成長が止まるって前に言ってたな。シノンは現在14だから、まだまだ伸びるのかあ。

 ……すでに、ほんの数センチだけど、完全に追い越されてた。

2018年7月27日、修正しました。

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