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ミラと二人でクエスト

「なんか、やることがなくなったな。どうする?」


「私は、さっき買ったこの槍を試したい。」


「でも、やたらに魔物を殺すのもな。あ、冒険者ギルドで、依頼をうけるか。討伐物があれば、尚いいな。」


「うん、見に行来ましょう。」そう言って、今度は冒険者ギルドに行った。


ミラは、掲示板を一生懸命、探している。


おれは、正直、面倒臭いので受付のお姉さんに聞いた。


ミラとサラが冒険者登録をした時に対応してくれた人だ。


「あのう、討伐物で、5日ぐらいで達成できる依頼はありますか。」


なぜ、5日間というと、ネロとサラがたぶんそのくらいに帰って来るからだ。


「では、こちらなんていかがですか。」


そう言って依頼書を見せられた。


内容は、エルフの渓谷とドワーフの渓谷との境にエルフの村、ドワーフの村、ライオネル城を結ぶ道がある。その場所に雪男が大量に出現し、人を攫っていて困っている。

数体、討伐してほしい。報酬は、一体に付き、大銀貨 1枚。


「あのぅ、ちなみに徒歩だとその場所までどれくらいかかりますか。」


「徒歩だと片道に3日はかかるわね。馬だと一日とちょっとかしらね。」


ああ、これからの旅は馬でしようかな。お金もあるし。


「ミラ、これはどう?」


掲示板を見ているミラを呼んで依頼書を見せた。


「いいわよ。でも、徒歩だと遠いわね。」


「ああ、さっき考えてさ、馬を買おうと思って。やっぱり徒歩だと辛いよね。時間もかかるし。」


「ユートがそれでいいんならいいよ。」


「じゃあ、これを受けます。」


受付のお姉さん伝えた。


「それでは、ギルドカードをお出しください。」


そう言われて、ミラは俺の分と一緒にギルドカードを出した。


「では、少々お待ちください。」


そう言って奥の部屋に入って行った。


しばらくすると


「PTの申請を受けていますが、お2人だけでよろしいですか?」


「なにか、だめなんですか?」


俺は意味がわからなかったので聞き返した。


「PTの申請をすると、達成した実績はPT

の皆さんで等分されます。ですが、罰則も等分されます。」


ああ、そういうことね。


「依頼を受ける時は、本人はここにいる必要はありますか?」


「必要ありません。ギルドカードがあれば一緒に依頼を受けたことになります。」


「そうですか。それではPTメンバー全員で受けることにします。」


そう俺が言ったら、ミラはネロとサラの冒険者カードを出した。


「解りました。手続は完了しています。では、ご武運を。」


そう言われて、冒険者ギルドを後にした。



冒険者ギルド内


「良かったんですか、あの依頼を受注させて。適正は冒険者ランクB~Cですよ。あの冒険者たちはDランクですよ。」


受付のお姉さんがギルドマスターに不満を述べている。


「いいのいいの。あいつ、ユートは、冒険者ランクはDだけど、強さはB以上って、この前の支部長会議で、ラサールのギルド長が言っていたから。」


「そんなに強そうには見えませんでしたけど。」


「あ、そうそう。昔、鋼鉄のクライシスっていうPT、聞いたことない?」


「知っていますわ。今は制度が変わったからあれですけど、確か、一人一人の冒険者ランクはCランクぐらいなのに連携にすぐれ、Bランクの依頼はともかく、Aランクの依頼までこなしていたという伝説のPTですよね。」


「そうだ。その中心的な存在の2人の息子がユートだ。」


「へ~。そうだったんですか。」


「他にも、祝福を受けてすぐに青オーガを一人で倒したという噂もある。」


「え、Bランクの冒険者でも討伐するのが難しい青オーガを祝福を受けてすぐに!」


「そうだ。だから、この依頼で様子を見たい。」


「解りました。でも、死んだらマスターの責任ですからね。」


「解っているよ。そうそう、この依頼を達成できたら、Cランクを飛び越してBランクに上げちやっていいからね。

冒険者ギルド的にも有望な人材はどんどん上げて稼いでもらわないと困るから。」


今回はちょっとボリュームが少なくてごめんなさい。

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