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ミラがさらわれる。

今は、居酒屋に来ている。


たまたま、アレク王子が兵士とエレナを連れて、場内を警備していたので話しかけたら、夕食を食べようということになり、俺ら4人とアレクとエレナ。


それとキキ姫が一緒にいる。


その他、兵士たちもいて、ほとんど貸切状態だ。


「ユートさん。さっきから思っていましたが、

ユートさんの知り合いって半端無いっすね。」


アレクが耳打ちをしてくる。


「何が?」


「女性陣の綺麗度とバラエティー感が。もしかしてドワーフのキキ姫もユートさんのことが好きなんですか。」


「ちがう。ちがう。キキ姫はミラのことが好きらしいぞ。」


「え」


一際大きな声で反応して、みんなの注目を浴びているアレク。


「なに2人でコソコソ話しているのよ。」


ミラが反応した。鋭い。


「いや~ミラさんは相変わらず美しいなぁと思って。」


アレクがお世辞を言いだした。


すると


「アレク王子、私のミラ殿

にどういうつもり!」


キキ姫が酔っ払っているのか、アレク王子に凄んでいる。


それを横で見ているネロとサラはニヤニヤしている。


「ちょっとキキ姫。やめなさい。」


ミラが咎めると、キキ姫はシュンとなった。


「ちょっと、ユート。助けてよ。どうして私なのよ。」


「知らないよ。きっとグランジイが気を利かせて、ミラの活躍を話したんだろ。だって俺は、戦ったけどほとんど何もしてないもん。一撃を腹に当てて一本の傷を付けただけだから。」


「そりゃ~そうだけど。」


「俺の話をしたって、面白く無いし、キキ姫には伝わらないだろ。

だからミラの戦いをグランじいは伝えたんじゃないの。」


と言いながら、俺は笑いを堪えている。


「サラ姫。なんかあったんですか。」


アレクはサラにことの成り行きを聞いている。


「ユーちゃんとミラちゃんが2人で、ギルドの依頼を受けた時にね、たまたま、キキちゃんを助けたみたいで。

それで、ミラちゃんのことをキキちゃんが惚れちやったらしいの。」


「あ、それってホワイトオーガの件ですか。」


「そう。最後はユーちゃんと戦ったみたいだけど、すぐに逃げて行ったらしくて。

何でもグランじいって人がミラちゃんを讃えて話したみたい。その時はミラちゃんは槍の修業って言っていたわ。」


「なるほど。それで、キキ姫の乙女心に火が付いたと。」


「そうよ。面白いでしょ。」


ネロが答えた。


「そう言えばネロさん。また、強くなっていません?」


「え、私ちまだまだよ。ユート君と比べたら。」


「そうなんですよね。サラ姫とミラさんも強くなっていますが、なんですかあのユートさんの雰囲気は?」


「あれ、私もよく解らないわ。相当、苦労したみたいよ。」


「そうですか。でも、良かったです。強くなっても性格は昔と全然変わっていなくて。」


「そうよね~。ユーちゃんはカッコイイよね~。」


サラも酔っ払っているようだ。


「あれ、どうした。エレナ。なんか元気がないぞ。」


俺は、思い詰めているエレナに話しかけた。


「ちょっと、アレク王子の下でちゃんと働けるか心配で。 」


「ん。どうした?」


「さっき、お城で働いている奴隷の方たちに挨拶をして少しお話をしたんですが、

みなさん、行儀が良いというか、礼儀正しいというか。

それに、掃除、洗濯、料理。何でも出来て。しかも腕は超一流。」


「あははは~。大丈夫だよ。エレナ。最初は誰もできないよ。少しずつ覚えて行けばいいんじゃないの。」


「私、ちょっと奴隷の仕事を甘く見ていました。ユートさんの第一奴隷として、ユートさんに恥をかかせないように頑張ります。」


「そう来るか。でも嬉しいよ。頑張ってね。」


「ユートさん。頑張ります。」


なぜかエレナは目をうるうるさせているが、エレナも何気にお酒をいっぱい飲んでいてって言うか、サラたちに飲まされて酔っ払っている。


周りの兵士たちも、俺たちを魚にっていうか話題に、飲めや歌いやでもう大騒ぎ。


久しぶりにすっごい楽しかった。


でも結構、夜が更けて行き、お開きとなった。


俺たちは御勘定を済ませ、外に出た。


「あ、ちょっと待ってて、用をたしてくる。」


「わかった、ミラ。外で待ってるぞ。」


そう言ってミラ以外は外に出た。


「ユートさん。楽しかったです。また飲みましょう

ね。それじゃあ僕たちは帰りますので。」


「ああ、ありがとうアレク。エレナをよろしくな。」


「任せてください。」


「私もアレク王子と一緒に帰ります。お城に泊めさせてもらっているので。」


キキ姫はそう言ってアレクとエレナと兵士達と共に城に帰って行った。


俺たちはミラを待っているがなかなか店から出てこない。


ま、飲み過ぎたからな。


「ユート君。酔っ払っらちゃたよ。」


「私も~きゃははは~」


「ったくネロもサラも飲み過ぎだよ。」


「あれ~ユート君は酔ってないの~~」


と言ってネロが絡んでくる。


するとサラも


「ユーちゃんかわいい~」


と言って抱き着いて来る。


そんなことをされるから、徐々に居酒屋から離れている。


あ、ミラが出て来た。


「おい。ミラこっち。」


するとミラは俺達とは反対方向に走って行った。


「お~い。ミラ。どこに行く?」


「あれ~ミラちゃん。方向が違うわよ~。」


「ミラ~。ユート君をもらっちゃうわよ。」


とみんなで叫んだが、ミラは足を止めない。


ん、誰かいるぞ。


ミラの先には、マントを羽織った1人の男が立って居た。


するとミラはその男に近づくと抱きついた。


「えっ...。」


3人とも酔いが吹っ飛んだ。


「ミラちゃんなにしているの?」


「ミラどうしたの?」


2人も信じられないといった様子だ。


その男はミラに抱き着かれながら、俺たちに近づいて来た。


「あ、お前はあの時の冒

険者。」


エスカルゴの町で出会ったランズだ。


「あははは~覚えていてくれましたね。

だからあの時言ったでしょ。後悔しても知らないぞって。」


「てめ~ミラに何をした。」


「あ、これ。簡単にいうと魔法ですかね。」


「おい、今すぐミラを元通りに戻せ。」


「はい。剣に触らないでください。やめておいた方がいいですよ。私を殺すとこのミラって言う人も精神がおかしくなるか、最悪死んじゃいますよ。」


「ユーちゃんことは、あいつの指示に従った方がいいわね。」


「おい、何が目的だ。」


すると男の背中から羽が現れた。


「なにあれ、ユート君! 」


「この子を預かる。返してほしければここから北東にある我が城まで来い。」


そう男は言うとミラを抱き上げ、猛スピードで、北東の闇に消えて行った。



ここで第1部終了です。


続きはたぶん書きません。


急に終わらせてしまって、申し訳ございません。


今まで読んでいただいて本当にありがとうございます。


もうこれ以上、この物語については、書けません。


初めてこのような形で発表させていただきました。


ほとんど殴り書きに近い形で、とても読みにくかったと思います。


読んでくださる方がいて、本当にありがたく、ひたすら、水曜日と日曜日に更新してきましたがそれももう限界です。


今まで、たくさん方から感想をいただきました。


最初はお叱りの言葉もいただきました。


自分の作品を読み直しながら、超一流の方の作品と読み比べて、なんてはずかしい内容なんだと。


いつも思っていまた。


でも、数百人の方に読んでいただいていることも事実で、とても自信になりました。


自分として大きな一歩です。


今後は、新たに違う物語をもっと読みやすく丁寧に書きたいと思います。


どうか今後も見守っていただければと思います。


ありがとうございました。


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