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異世界バトルオブハゲウス  作者: ハゲウス
1/10

鋼鉄の騎士カリウス!ハゲウス!

「どうも初めまして、俺の名は ゲオルグ・カリウス! 鋼鉄の騎士団の団長を務める最強の騎士さ。この戦乱の世に覇を唱えんとする武士は!我が元に集い!真の英雄としてこの黄金の歴史に刃を突き立てようではないか!」

戦意を高揚させるような文句を載せた自信満々の誘い文句、これを書いた人間が大学中退親のスネ齧りニートとは誰も思うまい。

そう俺はほくそ笑みながら、不摂生か何か原因は知らないが、早くも二十代後半で禿げかけた頭を掻いた。

「これではカリウスではなくハゲウスではないか・・・。」

そう自嘲気味にも笑いながらこの俺、佐久間田拓哉、もといゲオルグ・カリウス自らが率いる鋼鉄騎士団の戦いへと赴こうとしていた。

「全隊突撃準備」

その俺の一言により、丘を進む騎馬隊は楔型陣形を取り会敵に備えていた、が丘の向こうから敵兵がちらほらと頭を出し始めた瞬間!

敵の投げる槍よりも速く俺は叫んだ!

「敵の頭蓋に勝利を刻め!全隊突撃!!!」

お察しの方は多いと思うが、そう!これはゲームである。

ゲームであって仕事で無く、ゲームであってもデスゲームというわけでも無い!

無為に時間を潰すだけ!ただの暇つぶしである!

さて、本題に移ろう。今から俺がやるゲームはガチンコのヘビィファイトだ。

15vs15で戦士達が中世の武器で戦う本格バトル。

もちろん剣だけでは無い、クロスボウでも投石でも何でも来いの銃以外の武器が殆ど揃った、超面白いゲームなのだ!なのだがッ・・・!

陣形も無く突撃する歩兵が騎兵に敵うはずもなかった。

「クソヌルゲーだわコレw」「石器時代からやり直しなよw」「そんなザコ武器使ってんの??笑」「団長気合入れすぎでしょw」

トップの騎士団、その頂点に君臨した結果がコレだ・・・。

次々と軽装の蛮族を重装騎士達の槍が摘み採っていく。

残った数人の歩兵は塊になりその周りを騎士達は羊追いの様に取り囲む。

「金曼共が!そ、そんな装備で勝って楽しいのかよ!」

バイキングの様な格好をした男が怯えながらも騎士達に果敢に吼えたが、騎士達の馬は意に介さぬかの様に歩みを止めない。

「ハッwww」「クッ……!www」「雑魚が何か言ってるからみんな聞いてあげてwww」

しかしその声を耳にした騎士達の甲冑から次々と薄ら笑いが漏れ出した。

強すぎるが故のクソゲー&調子に乗ったガキのナメプを見せられる日々。

こいつらはプレイスキルではなく装備や戦術で、つまり、俺の強さに乗っかって勝っているだけだ。

奴らのはしゃぎ騒ぎを見るのももう苦痛になって来た。

これが強者故の苦悩なのか・・・草生やすな。

戦いに高揚するはずが興ざめもいい所だ……。

俺はPC画面に照らされた部屋に目を向けていた。

「そろそろ親にせっつかれ疲れ、ハロワにでも行こうとしていた所だったし……。」

「行くだけいってみるか、ゲームにも飽きたしな。」

そう思い始めていたが最後に、『自分の騎士団』で遊ぼうと思っている自分が居た。


女の子成分が足りない

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