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01 第一の密室

 そこは白い部屋だった。


「一体、ここはどこなんだ。何故、私はこんなところにいるんだ?」


 目覚めたばかりで朦朧とする意識の中、私は扉に駆け寄りドアノブに手を掛けた。


「くそっ、駄目だ。鍵が掛ってある」


 どうやら私は、何者かによってこの部屋に閉じ込められたみたいだ。


 その扉には、四つの英文字を入力するダイアル錠が設置されてある。


「なるほど、英文字のキーワードが文字通り『扉の鍵』ということか」


 などと言葉遊びをしている場合ではない。私は部屋中をくまなく調べ上げ、鍵の手掛かりとなりそうなものを物色し始めた。


 とはいえ、そのあまりにも整然とし過ぎた部屋には、ダイアル錠の付いた扉の他には、窓とゴミ箱がひとつしかない。


 とりあえず私はゴミ箱の中身を覗き込んだ。


「ん、なんだこれは?」


 そこには一枚の紙切れが無造作に丸め捨てられていた。


(つづく)


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