あすの空、きみに青い旋律を

失うこと、得ること、すべては繋がっているんだ。

五人組ロックバンドの夏物語。
思いがけないことから文化祭ライブへと歩みを進めていく。
神の調べを宿す、快活なボーカリスト。
才色兼備で、心優しいキーボーディスト。
音楽においては天才的、大人しいベーシスト。
努力家の一面がある、お調子者のドラマー。

苦悩、葛藤、恋愛、様々な人間模様が交錯していく。
文化祭ライブを目前に控えた日、ボーカリストとギタリストに関わる秘密が明かされる。
秘めていた想いは夏の終わりに交わった。

――とても迷惑な人だ。　　
第一印象は、そう思った。
煙草を吸っていても、透き通る声を高らかに出す女性。
その美しさは、天使の歌声というより『天使の涙声』であると思った。
歌声で感動へと誘える人。
俺は『約束』を果たさないといけない。

カクヨムにも掲載しています。

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この物語はフィクションであり、実在する人物、団体とは一切関係ありません。

この作品に飲酒、喫煙、暴力、虐待などの表現が含まれますが、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。

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