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CHECKMATE!  作者: ひややっこ
サーカス
48/50

第四十八手

「あの『恭輔(きょうすけ)』って大男。さっき大きい物を持ち上げてたな。見た感じ『怪力男』ってところか」


 (なぎさ)と恭輔の会話。


「どうせあの女には何もできないわ。すぐに終わらせなさい」

「ああ、任せておけ!」


 ピキッ!


 その話が聞こえた水那(すいな)の額に血管が浮く。


「……手加減してやれよ」

「………………………………」


 月影(つきかげ)の言葉を無視して無言でステージに上がる水那。


「水那お姉ちゃん、そんなに強いの?」

「まぁ見とけ。今にわかる」


 水那と恭輔が向かい合う。


青石水那(あおいしすいな)vs道草恭輔(みちくさきょうすけ)、勝負開始!!」


 ごわぁ~ん!!


 試合開始の銅鑼が鳴る。


「ゲヒヒヒヒッ!! 一撃で終わらせてやる!!」


 恭輔が水那の方へ走り出す。


「………………………………」


「オーホッホッホ!! これで終わり――」


 だが次の瞬間、もの凄い速さで大きな何かが渚の横を通り過ぎ――


 ドオォォォン!!


 壁に激突!!


「きょっ……!!」


 それは恭輔の体だった。頭が壁にめり込んでいる。


「恭輔えええええええええええええええええええええええええ!!」


「勝者! 青石水那!!」


「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」


 観客の大きな歓声。


「ちょっとコレ、抜けないわよ!!」


 渚が壁に埋まった恭輔の足を必死に引っ張る。


「いっ……一瞬で……!!」


 顔が引きつるロコ。


「舐めてるからこうなる。生半可な覚悟じゃ水那には勝てねーよ」


 水那が月影達の元へ戻ってきた。


「手加減しろっつったろ」

「私が負けたらロコちゃん負けられないでしょ。だから勝っただけですぅ~」

「いやだから手を抜くだけで――」


「続いては中堅戦、双石(くらべいし)ロコ選手と道草渚(みちくさなぎさ)選手の試合です!!」


 アナウンスが流れる。


「ロコ、危なくなったらすぐに降参しろ。大将戦は俺が勝ってやっからよ」

「フン! 私が勝つんだからアンタの出番は無いわよ!」

「そうかい」


 ロコと渚が向かい合う。


「双石ロコvs道草渚、勝負開始!!」


 ごわぁ~ん!!


 試合開始の銅鑼が鳴る。

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