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CHECKMATE!  作者: ひややっこ
ただの休日
45/50

第四十五手

 月影(つきかげ)宅。

 今日はこの家に一人の訪問者が訪れた。


「たのもー!!」


 玄関を開ける土壱(どいち)


「はい」

「月影……さんはいますか!?」

「ああ、兄貴のお知り合いッスか。ちょっと待ってて」


 ――しばらくして月影が出てくる。


「ん? AVの鑑賞中に誰だい。…………ゲッ! お前!!」


 訪問者はロコだった。


「月影ええええええええええええ!!!! 今日はアンタに勝負を挑m――」


「きゃああああああああああ!!!! 可愛いいいいいいいいいいい!!!! 上がって上がって!!」

「いや、あの……私は月影に勝負を挑みに…………わあ!!」


 月影の背後で見ていた水那(すいな)が半ば強引にロコを居間に連れていく。





 居間にたくさんの女性用の服を持ってきた水那。

 ロコの体の前に色んな服をあて始める。


「私や金華(きんか)ちゃんが着られなくなったお古の服なんだけど。……あ、この服も似合ってる!!」

「あたしゃ着せ替え人形かっ!!」


「ねえお兄! この服ロコちゃんに似合ってるよね!!」

「ん? ああ、似合ってるよ」

「…………あんがと」


 ロコが少し照れくさそうに月影にお礼を言う。


「ねえ! せっかくだから何かして遊ぼうよ!」

「う~ん、………………じゃあ、『双六(すごろく)』!!」

「ハッ! サイコロを使うゲームを選ぶとはな。少しは()い目が出る様になったのか?」

「ふふん。私は双六じゃ負けなしなのよ!!」


「じゃあ、今みんな呼んでくるから待ってて!」


 水那がその場を離れる。


「みんな?」

「ああ、さっき玄関に出た土壱もそうだけど、うちは六人と一匹で暮らしてるんだよ。火丸(かまる)って奴と飼い猫のさくらは今留守にしてるけどな」

「ふ~ん」


 水那が呼んできた木也(もくや)と金華と土壱が居間に入ってきた。


「あ、この間、兄さんが特訓してた女の子」

「こんちは」


 木也に挨拶するロコ。


「俺、金華だよっ!! よろしくっ!!」

「よろしく」


「この子、兄ちゃんの友達?」

「まぁそのようなもんだ」

「なっ!? 友達じゃないでしょっ!!」


 ロコが必死に否定する。


「まぁでも仲良さそうッスけどね」

「仲良くない!!」


「さ、早く双六の準備しようぜ」


 こうして今日も穏やかな時間が流れていく――。

多分またしばらくお休みします。

よろしくお願いします。

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