第四十一手
「さあ、次はこっちの番だ」
月影が水野に向かって走り出す。
「させるか! 『水のダンス』!!」
水野の背後から水で出来た三本の触手の様なものが現れ、四方八方から月影を襲う。だが、それを全て躱し、履いていたサンダルを水野の顔面目掛けて飛ばし見事直撃。
「がっ!」
怯んでいる隙に月影が一気に近付く。水野が目を開けた時にはすでに視界から月影が消えていた。
「奴はどこに行きやがった!」
水野のすぐ目の前でしゃがんでいる月影。
「しまっ……」
「『ハイアッパー』!!」
「ごっ!」
下から上に突き上げる勢いのある強力なパンチを水野の顎に打ち込み上空へ飛ばす。
「このままタダでやられるか! 『水流光線』!!」
「なっ!?」
空中を舞う水野が両腕を前に出し、手のひらから強力な水が噴き出す。そして、そのまま月影に命中。
「があああああああああああああああああ!!!!」
技を喰らい後方へ吹っ飛ぶ月影。空中を待っていた水野が地面に直撃。
(俺の攻撃を防御してからの反撃。雑魚だと思っていたが……)
倒れていた二人が立ち上がる。
「おい、テメー、なかなかやるじゃねーか!」
「別にアンタに褒められても嬉しくないけどな」
「ハッ! まぁそう言うな! テメーにはとっておきの技でトドメを刺してやるからよ!!」
水野が両腕を前に出す。すると、手のひらから噴き出した水が見る見るうちに大きな龍の形になる。
「これが俺の必殺技! 『水龍』だ!!」
水龍が月影に向かっていく。
「だったら俺はこの技で勝負だ」
月影が攻撃の態勢に入る。
「チェックメイト! 『ジェットストレート』!!」
足の裏から煙が噴き出し、まるでジェット機のような早さで水龍に向かい、ぶつかり合う。
「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」」
*
ジェットストレートと水龍の一騎打ち。
しばらくぶつかり合いは続いたが、月影が押し始める。
「くっそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
ジェットストレートが水龍を貫き、そのまま水野の腹に攻撃を当て吹っ飛ばす。
「ぐあああああああああああああああああああああああ!!!!」
「勝者! 黒木月影!!」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
観客の大きな歓声が上がる。
月影が水野に近付く。
「はーはっはっはーっ!! 今回は俺の負けだが、次は必ず勝つ!!」
「フッ、ああ、その時は受けて立つ」
2話分すぐに書き終わった為、今回はすぐに投稿することが出来ました。
多忙なので、またしばらく休止に入ると思いますが、何卒よろしくお願いします。




