28/50
第二十八手
月影の「ストレート」攻撃がモノモグラの顔面にぶつかる。……が、
「キシャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
「こいつ! 攻撃が効いてない!!」
モノモグラが月影を振り払い、地面に落とす。
「がはっ!」
「兄さん!」
木也が駆け寄る。
「ショット!!」
土壱がモノモグラの顔面に目掛けて煙幕弾を当てる。そして、発生した黒煙でモノモグラの視界を奪う。
「さあ、今の内に!!」
木也と土壱が月影に肩を貸し、その場から急いで離れる。
*
岩陰に隠れてモノモグラの様子を窺う四人。
「あの野郎、『ギアスタル』で全身がコーティングされてるから俺の攻撃が通らなかったんだ」
「コレカラドウスルンデスカ?」
「コーティングの薄そうな部分、……そう、『腹』を狙うしかない」
「『腹』ッスか。そういえば今は四足歩行で歩いてますが、さっき立っているのを見た時はその部分だけ薄そうに見えたッス」
「大変かもだけど、兄さんの作戦に乗るしかないね」
こうして、三人が立ち上がった。




