第二十六手
お久しぶりでございます。
これからも不定期更新が続きますが、何卒よろしくお願いします。
洞窟内を歩いて更に時間が経つ。
月影とビアンカの会話。
「俺はもうこの洞窟内を全て歩いた自信があるね。それに二ヶ月ぐらい陽の光を浴びてない気がするぜ。本当にここに『ギアスタル』があるのか?」
「絶対アリマス!!」
「あぁ……、ホントォ……」
四人がしばらく歩いていると、洞窟の奥が徐々に明るくなっているのが見えた。
「マサカ!!」
ビアンカが駆け出す。
「あ、おい!」
月影達がビアンカの後を追う。
*
四人は洞窟の最深部と思われる場所へ着いた。
そこは、かなり開けた場所であり、辺り一面「ギアスタル」の結晶で覆われている。
「す、すげぇ……」
月影達が驚いている一方でビアンカがスマホのカメラ機能で辺り一面を撮影していた。
「ビアンカさん、そろそろ『ギアスタル』を……」
「オー、ソウデシタネ!!」
木也の言葉を聞いて、ビアンカが「つるはし」を取り出す。
「つるはし」とは、硬い土等を掘り起こす際に使う鉄製の道具である。
先端が鶴の嘴の様に尖っている為、この名前が付けられたんだとか。
そして、ビアンカがそのつるはしを振り下ろし、「ギアスタル」の採取に取り掛かる。
ガッ!
振り下ろしたつるはしが「ギアスタル」に当たる。
すると――
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
「な、なんだっ!?」
大きな地響きと共に「何か」が起き上がる。
「キシャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
それは、背中に「ギアスタル」をびっしり付けた大きなモグラのモンスターであった。




