第二十五手
「アレ? オカシイデスネ」
四人は洞窟の行き止まりに突き当たった。
「この壁を壊したら目的の場所ってわけでもなさそうだし、どうやら道を間違えたようだな」
月影が突き当たりの壁を軽く叩きながら言う。
「ソノ様デスネ。引キ返シマショウ」
だがその後も洞窟の行き止まりに何度も突き当たる四人。
「オヨヨ? ナーンデショーコレハ。『結果ギアスタルゲット!』ッテ書イテアルノニ」
「ちょっとそのスマホ見せて」
木也がビアンカに声をかけ、手渡されたスマホを見る。
「ビアンカさん、コレ『ウソッピ!』っていうゲームの攻略サイトだよ。それに『ギアスタル』じゃなくて『クリスタル』って書いてあるし」
「oh……」
「『oh……』じゃないだろおおおおおおおおおおおおおおおおおお!! どうすんだコレ!! 道に迷っちまったじゃねーか!!」
「まぁまぁ兄貴」
怒る月影を土壱が宥める。
*
それから数時間、四人は迷いながらも洞窟内をしらみつぶしに歩いていた。
すると、今度は奥からガサガサと足音が近付く。
「ヂュウウウウウウウウウウウウウウ!!」
月影達の前に現れたのは大きなネズミのモンスターだった!
「『デカネズミ』だ! 今度は俺に任せとけ!」
月影が首からぶら下げているギアスタルのネックレスが黒く光りだす。
「ギア発動!」
そう言うと、月影の白い髪が黒く変色し、右腕に黒いオーラが纏わりつく。
「ヂュウウウウウウウウウウウウウウ!!」
デカネズミがひっかく攻撃をしてきたが、月影がジャンプして躱す。
そして、デカネズミの懐に入り、攻撃態勢をとる。
「チェックメイト! 『ラッシュ』!!」
放った数発のパンチがデカネズミに直撃!
「ばたんちゅ~……」
デカネズミがその場に倒れ、目をグルグル回している。
ビアンカが大きいナイフを取り出して言う。
「切リ分ケマショウ」
「「「やめんか!!」」」
三人が同時にツッコんだ。




