三話 黒い星
「……忍者屋敷?」
ピストルが大春の家に来て最初にそう言った。
「普通の家だけど?」
大春の家は純和風建築であり、外国の人が見たら『忍者がいそう』なんて思われても不思議ではない。
「ねぇねぇ大春君。本当に一人暮らしなの? 一人にしては広すぎない?」
「あぁ、一人暮らしだぞ。父さんはアメリカで仕事をしているからここにはいないし、母さんは死んじゃったからな」
大春は表情を変えずにそう言った。
「そう……なんだ」
ピストルが暗い顔をした。大春はそんなピストルを見てデコピンをしてから聞いた、
「それでピストル、どうやって原因を探すんだ?」
「いたっ! えっと……どうしよう?」
「何にも考えてなかったのか?」
「いやー。地球に来る事だけ考えていて、調査をどうするかは考えてなくて」
えへへ、と笑いながらピストルは言った。
「それでいいのか? 星の使者」
「だって。地球なんて来たことないし! ていうか、何が原因とか私知らないもん!」
「はぁー。じゃあやっぱりアイツを頼るしかないのか」
大きなため息をした大春は、悔しそうにそう呟いた。
「え! 大春君! 誰か頼りになる人がいるの?」
「あぁ、いるんだけど。できれば聞きたくないんだよなぁ」
「なんで?」
「アイツっていうのは、父さんなんだよ」
「え? 大春君のお父さん?」
「うん。父さんは天文学者でね、アメリカでずーっと星を見てるんだよ。それで星の話とかをするとすぐに『大春も天文学者になるのか?』って、聞いてくるんだよ。それが結構めんどいから聞きたくない」
「へー! そうだったんだ! じゃあ早く聞こうよ!」
「ピストル……聞きたくないって言ったのに聞こう! って鬼かな?」
「天文学者なんでしょ? 聞こうよ!」
大春の父、宇賀神虎徹は天文学者であり、恒星天文学をしている。
学生時代からの趣味であった天体観測を仕事としている虎徹は、大春なら一人でも暮らせると判断し、一人アメリカへと渡った。
時は二年前。
虎徹は言った。
「大春なら独り暮らしとか余裕だろ。お前ならできる!」
ふぁざ―せいど。
「ゆーきゃんどぅーいっと!」
『三日でアメリカ人と会話できる! 英会話学習』という本を持ちながら、そのセリフを放った父の背後にアメリカ大統領の顔が浮かんだのは余談だ。
「でも……あ! よし聞くか!」
「ん? なんで今『あ!』って言ったの?」
「ピストル、お前は鬼だな?」
そう言いながら大春は、ピストルの肩をポンポンと叩いた。
「へ? なんで?」
大春は答えを言う前に、スマホを操作しLSと連動、そして電話を掛けた。
「よし、ピストル。今何時だ?」
プルルル……。とLSから呼び出し音が鳴る。
「えっと、午後六時だよ?」
ピストルのその答えを聞くと大春は笑みを浮かべながら、
「地球には時差って物があってだな? 今向こうは朝の四時だ。いやぁー。ピストルは父さんの睡眠時間を削りたいのかー」
と言った。
「あっ! いやっ違うよっ! 大春君ひどいよ!」
ピストルが大春をポカポカと叩きはじめた時、虎徹が電話に出た。
『大春、どうしたんだぁ? こんな朝っぱらに……』
明らかに眠そうな声をした虎徹、
「おはよう父さん。朝って言っても、こっちはもう夕方の六時だよ」
大春が答えていると、ピストルがLSに耳を当てた。大春、LS、ピストル、という順でLSがサンドされている。
『そうだったなぁ。もう一日が終わっちまうのか……早いなぁ』
「そりゃ日付変更線に近いんだもん、あたりまえだ。それでな父さん」
『んー?』
虎徹は伸びをしながら返事をした。
「ちょっと聞きたいことがあって……星ってそっちではどう見えてるんだ?」
『えっとなぁー。日本とアメリカは同じ北半球に位置しているから見え方はほぼ同じだぞ。そりゃあ多少の違いはあるけどな』
「ふーん……ってことはそっちでも夏の大三角って見えるの?」
『もちろん見えるさ』
「夏の大三角ってあれだよねデネブ、アルタイル……とかの」
『デネブ、アルタイル、ベガ、だ』
そう答える虎徹と同じタイミングで、大春の隣でピストルが同じ答えを言った。大春はピストルに向かって人差し指を唇の前に立てて、静かにするように促した。
「そうそうそれ。なんか友達がさ前よりも光が小さくなった気がするー、って言ってたんだけど……もしかしてそんなことあったりする?」
もちろん、大春には友達はいない。しかし星の使いから聞いた話……などと言えば面倒なことになるため大春は、友達と嘘を言ったのだ。
『んー。そんな話は聞いてないけどな。光公害じゃないのか? 夜でも明るいだろ?』
「そういえば。街灯とか増えた気がする」
光公害。街灯などが多い都市部では星が見えにくくなる現象のことである。西宮市も田舎ではあるが、中心部ともなれば夜でもそれなりに明るい。
『じゃあ、それが理由だろうな。なんだ? 大春も天体に興味を持ち始めたのか? 天文学者にでもなるか?』
「やなこった」
『フッ……やっぱりか』
「ん? 何がやっぱりなんだ?」
『昔な、俺が高校生の頃紅羽にも同じことを言われたから……やっぱり親子だなって』
宇賀神紅羽、大春の母親だ。虎徹との出会いは高校生の時であり、それから紆余曲折を経て虎徹と結婚した。
「へー。母さんも天体には興味なかったんだ」
『あぁ。紅羽が少しでも天体に興味があればな、お前の名前は星の漢字が付いていたんだけどな。そんなの嫌だぁー! ってな』
「母さんはどんな名前にしたかったの?」
『花の名前にしたかったみたいだ。紅羽は園芸が大好きだったからなー……まぁ結局は両方の趣味からとったんだよ』
「ふーん。ん? 大春だぞ? どう関係があるのさ?」
『大春車菊っていう花があってな……一般的にはコスモスと呼ばれてる花だ。そしてコスモスって言葉は宇宙って意味もあるだろ? ……つまりは花の名前と、星、ではないが、天文学に関係する名前。その両方を兼ね備えた、大春車菊の『大春』を取って、お前の名前になったんだ』
「ふーん。結構考えてたんだな」
『当然だ。お前も大人になればわかるが、子の名前を考えるのは真剣になるものなんだよ』
「そんなもんなのかね? 子供ができるなんて考えたことないからなー」
『そうなんだよ……なんだ大春? 彼女とそういう話しないのか? まっ、まさかお前! 彼女いないのか? そんなんじゃダメだぞー? 高校生なんだから彼女の一人や二人いないと』
「なんで二人もいるんだよ。日本は一夫多妻制じゃない」
『アメリカも違うぞ?』
「じゃあなんで彼女が二人なんだよ!」
『お前の隣に芹奈ちゃん以外の女を感じるからだ!』
「……なぜそれをっ!」
大春は、ピストルの存在をどうして見抜かれたのかを考えながらそう答えた。
『お! 本当にいるのか! カマをかけてみるもんだな』
ケラケラと笑いながら大春をからかう虎徹。
「騙したな!」
『騙してなんかないさ。女連れ込むのはいいが……しくじるなよ?』
その言葉を残し虎徹は電話を切った。
「しくじるって、そんなことしないからな?!」
大春の悲痛な叫びは虎徹に届くことなく、家に響くだけであった。
「大春君、しくじるってなーに?」
ピストルは大春に尋ねた。
「黙秘します」
幼女にそんなこと口が裂けても言えない。
「なんでさ!」
「それは置いといてだ、ピストル。父さんは大三角には何もないってさ、これからどうやって調べようか?」
大春は咄嗟に話題を変えた。
「どうしよう、私の予想では星に関係するところで何かが行われてると思うんだよね」
「星に関係するところ……かー。西宮で星とか聞いたことないな。ロケットとかなら九州の方とかだろうけど」
「九州? 行ってみようよ!」
「無茶言うな。行くのにお金も時間もないよ」
「そんなに遠いの?」
「すごく遠い。ていうか、ピストルは何でここに落ちてきたんだ?」
「えっとね……本当は『何か』を感じて地球に来たんだけど、落ちてる途中で謎の力に引っ張られて『何か』を見失ちゃってね。それに加えて身体の自由も奪われてここに」
「今はその『何か』って感じないのか?」
「全然」
「そっか……じゃあ一から探し出さないとなのか」
「うん」
ピストルはしょんぼりと俯いた。
「そんなに落ち込むなって。きっとすぐに理由がわかるさ。とりあえず今日はゆっくりと寝たほうがいいぞ? 布団敷くからさ」
「大春君……わかった、そうするね。ありがと」
「おう」
翌日以降、ピストルは地球での生活に慣れながら様々な資料を調べた。
大春も、ネットの情報や図書質の本などを調べた。
生活は一変した。父の影響で少しは気になっていたが、星は調べれば調べるほど大春の知らない、様々な輝きを教えてくれた。
それから数日が経ち、夏休みに入っていた。
「どうしよう……」
ピストルは焦っていた。
光が奪われた原因が、何一つわかっていないからである。
「大春君、どうしよう……何もわからないよ」
「俺も星が関係するところについて色々と調べてるけど、ここら辺は特に何もないなぁ」
「どうしよう、このままじゃ」
「そろそろセリ達を頼ってみるか」
大春はそう言い、芹奈、君影、そして先日連絡先を交換した青龍にメッセージを送った。
『西宮、もしくはその周辺で星に関係する事や場所ってなんだろう?』
すぐに返信が来たのは君影だった。
『星宮神社って名前の神社が、西宮市内にあるみたいだよ!』
「星宮神社……かー。聞いたことないな。まぁこれも調べてみるか」
大春はスマホのアプリからメモ帳を開き、星宮神社とメモをした。
すると芹奈から返信が返ってきた。
『アクイラ通りに、星がどうのこうのー……って言いながら歩き回っている人がいるらしいわ。案外その人が犯人だったり……なんてね(笑)』
「アクイラ通り……近いな。まずここから調べてみますか……。ピストル、アクイラ通りに行ってみよう、もしかしたら犯人がいるかも。だってさ」
大春はそんなわけない、と思い半分笑いながらそう言ったがピストルは、
「わかった。気を付けていこうね」
と、険しい表情でそう言った。
アクイラ通り。
アクイラ通りはニシサンコー近くにある。五○○メートルにわたりアーケードが伸び、様々なお店が並ぶ商店街である。
……今はシャッター通りと化している。
悲しいなぁ。
「さて、探していこうと思うんだけど」
アクイラ通りに到着したピストルと大春が目にしたのは、
「星が星が……星が…………守らなければ」
と呟きながらながら歩く若紫色の長い髪を後ろで一つに纏めた、赤い瞳の美少女だった。背丈は芹奈よりもやや低く、フラフラと歩くその姿は異様だった。
「さっそく発見……なのかな?」
大春は驚きながらもピストルに聞いた。
「……アルタイル?」
ピストルは目を見開きそう呟いた。
「えっ?」
「どうしてアルタイルが?」
アクイラ通りを徘徊する者の正体は、アルタイルだったのだ。
姿は人間であるが、アルタイルという存在が取り憑いている為、その威光を感じ取ったピストルが認識できたのだ。
「星……星が見つからない。何故だ?」
アルタイルは糸の切れた操り人形のようにその場に座り込んだ。
それを見たピストルはアルタイルを見下ろしながら、
「アルタイル……なんでここにいるの?」
と言った。
するとアルタイルはピストルを見て大きな笑顔を浮かべた。
「星だ……星だ! 星だ!」
狂ったように笑いながらそう叫ぶアルタイルは、ピストルの腕をつかみ黒い霧を放った。
アルタイルの取り憑いた少女のLSが激しく熱を放つ。
「ピストル!」
大春はピストルに駆け寄った。
その瞬間、大春とピストルは黒い霧に包まれた。
反射的に二人は目を閉じた。しばらくして目を開けると、そこには何もない空間が大きく広がっていた。
「霧に呑まれた?」
ピストルのその疑問に答えたのは
「そうだ。星がいたのだから、奪わないとな」
目を赤く輝かせ、全身に黒い霧を纏ったアルタイルだった。
「正気は無いみたいね。大春君、下がってて。ここからは能力を使うから」
ピストルの超能力はLSを介さず発動する。
ピストルは両の腕に炎を纏わせ、右手に短剣を作り逆手に持ちアルタイルの前に立った。マチェーテの様に肉厚な刃を煌めかせ、炎を赤から青へ色を変えた。
それを見たアルタイルは黒い霧の形を変え、剣を作る。得物は対して西洋の直剣のような、両刃の長剣。
「アルタイル、正気を取り戻してもらうわ!」
ピストルは地面の上を滑るように飛び、アルタイルとの距離を詰める。
アルタイルはそれを打ち落とすように、剣を上段に構える。
一瞬で距離を詰めたピストルは、アルタイルの胸の下に潜り込み切り上げ。
双方の剣がぶつかり炎と霧が舞う。
視界が黒に染まった一瞬、直剣が霧を裂きながら横薙ぎに襲う。
跳躍での回避、落下しながら回転切り。青い光の線が放物線を描きアルタイルの首を狙う。
アルタイルはその斬撃を回避できないことを瞬時に理解し、超能力を開放する。
漆黒の翼が大きく開き、斬撃を弾き返す。
「流石はアルタイルね……全宇宙を破壊する雷を運ぶ為の闇、強すぎる」
ピストルの頬には浅い切り傷が一つあった。
「星が……ぶつかった! 昂る! 昂る!」
アルタイルはピストルの胸へめがけて突きを放つ。
それをピストルは剣を斜めにして顔の横で受け流し、上へと弾き飛ばす。順手に変え足元を水平に切る。
水平切りを飛んで避けたアルタイルは落下の威力を付けた剣を振り下ろす。ピストルの姿勢は水平切りを終え硬直し、右腕は振り切られている。
万事休すか。そう思われたとき、ピストルは左の手にも短剣を作り出しアルタイルの攻撃を受け止めた。そして右腕の短剣をアルタイルの胸に突き刺し、剣から炎を放つ。
「ウアァァアアア!」
痛みに苦しみ叫んだアルタイルは胸を抑えながら後退していく。
「アルタイル……答えなさい。貴女に一体何があって、何故ここにいて、私たちを襲ったのかを!」
ピストルは短剣を深く突き刺す。
「ァアア……グアァァッ! ハァ……グオォオアァァ!」
アルタイルは刺された胸ではなく、頭を強く掴みながら苦しんでいた。
「答えなさい!」
身体からより一層炎を放出しながらピストルは叫んだ。
「ピストル……ピストルか。私は……私達は、アイツを信じてやれなかった、支配されてしまった……だから」
アルタイルは俯きながら、肩を揺らし、ゆっくりと言葉を出していく。
「アイツ? それはいったい誰?」
「それは……グァァア! ……アァァァアアア! ピストル……ピストル、アイツが。き……グァアアア!」
名前を言おうとしたその時、アルタイルは再び苦しみだした。
「アルタイル?」
ピストルは構えを少し下げ、アルタイルの顔を覗き込もうとする。
「お前を奪ってやる」
顔を上げたアルタイルは、大きな笑みを浮かべ黒い霧を放出した。
黒い霧は拳の様にピストルの腹を殴った。仰け反るピストル、そこへアルタイルの剣が振り下ろされる。
「ピストル!」
そう叫びながら飛び込んできたのは大春だった。
アルタイルの剣は大春の右肩から袈裟懸けに切り裂いた。
「大春君っ!」
大春は鮮血を撒きながら倒れた。
真っ赤な世界は大春に絶望と興奮を覚えさせた。
脈は速くなり、出血は収まらない。
「星……? 星なのか?」
アルタイルはフラフラと歩き大春に触れようとする。
しかし触れる直前に炎によって吹き飛ばされた。
「大春君に……触れるなっ!」
ピストルは大春に覆いかぶさるようにしながらアルタイルを吹き飛ばしたのだ。
「許さない」
震えた声を出しながらピストルは弓を作り出す。正面から見るとXの形を描き、光の弦が中央でクロスする。縦に構えると二メートルは優に超す巨大な弓だ。
「燃えろ!」
その叫び声とともにアルタイルめがけて炎が一閃した。アルタイルは反射的に黒い霧で盾を作るが、炎の鋭さが盾を砕き胸を貫いた。
「ピストル、やったのか?」
切り裂かれた身体をかばいながら大春は起き上がった。
「いたい、いた、イタァ、イタイヨ……イタイイタイイタイ……イタイヨォォオ!」
アルタイルはこの世のものではない叫び声を上げ、霧を噴出する。
やがて霧はアルタイルの翼を包み巨大化した。
「なんだ……あれ」
大春はあまりにも大きすぎる翼を見て息を吞んだ。
「イタイイタイイタイイタイイタイィィィィイイイ!」
アルタイルは何もない霧の中の空間を飛翔した。そして、大春をめがけて急降下をした。
「シネェェェエエエ!」
「やばっ!」
アルタイルの脚には鉤爪のような形をした霧が纏っていた。
鉤爪は大春の心臓を捉えようとしている。
「大春君っ!」
瞬間ピストルが大春に抱き着くようにして盾になったのだ。
このままじゃピストルが! どうする……何か策は! 考えろ、何か……何かっ!
そう思考を巡らせた刹那、大春の身体を光が包んだ。光は暖かく、みるみる傷は癒え両の腕に炎が纏った。
「力が吸い取られてる?」
ピストルは自分の中から力が大春へ流れる感覚を認めた。
「ホシ……ホシダァァァアアア!」
大春を包む光が星のものだと気づいたアルタイルは、気が狂ったように加速した。
「アルタイル……ごめんな」
威光、――。
無潜在者の大春には全く感じたことのない感覚が、全身に伝わる。
大春は自分が超能力を使えるのだと理解し、その超能力を増幅させていった。
LSの本来の機能を使用し、笑みが零れた。
大春の目は真紅の紅に染まり、炎が尾を引いた。そして真っ直ぐアルタイルを見つめる。
炎の球が大春の周りの空間に無数に出現し、アルタイルめがけて飛んでいく。
一発目、右腕の鉤爪で切り落とす。二発目、右の羽で吹き飛ばす。三発目、左足の踵で蹴り飛ばす。四発目、両腕を交差させて防ぐ。五発目、直撃。六発目、直撃そして落下。七発目、直撃。八発目、直撃。九発目、直撃。十発目、直撃。十一発目、直撃。十二発目……。
地面に倒れるアルタイルの真下から炎の柱が上がった。
「アァァァアアア! 苦しい……苦しいヨォ苦しい? アハッ! アハハハ! 楽しいィ!」
炎に包まれた身体を霧で包み、何事も無かったかのように立ち上がったアルタイルは笑っていた。
「アハハハハハハハハハ! 楽しかったぁ……あぁ、そろそろ帰らないと……」
大春たちを包んでいた霧は一瞬にして消え、アルタイルも姿を消した。
「ピストル、大丈夫か?」
「う、うん」
「今のは……アルタイル…なのか?」
「確かにアルタイルだったわ。でも本来の姿とは大きく異なっていたわ」
隠し平静を装うピストルだったが、明らかな狼狽を認めた大春は不安な気持ちを隠せずにいた。
こんにちは、
下野枯葉です。
最近、アニメばっかり見てます。
ラノベ読みてー。
あ、今アニメが面白いシーンです。
これは笑える。
ふはは。
さて、今回は黒い星です。
うん、新しいピストルちゃん。
可愛いね!
金髪だよ!!!
幼女だよ!!!
やったぜ!!!!!
ここから次のフェイズに移動していこうと思います。
あ、今アニメが可愛いシーンです。
かわわー。
うん、アニメ見てきます。
なので、
今回はこの辺で。
最後に、
金髪幼女は最強です。