№1 集団言獣メガチュー
今回から数回は、劇中に登場した怪人を紹介します。
微妙にネタバレがあるため、本編を未読の方はご注意下さい。
ちなみに章題の〈3Z〉は「サンズ」と読みます。
果たして〈3Z〉とは何なのか?
この怪人図鑑は誰が書いているのか?
詳しくは次作をお待ち下さい。
体長:15㌢~30㌢前後(個体差あり)
体重:150㌘~500㌘前後(同上)
能力:鋭利な出っ歯、高い跳躍力を活かした体当たり。
概要:群れを成し、人々を襲っている謎の小動物。ユーモラスな見た目とは裏腹に凶暴な性格で、四本の出っ歯には人体を噛み切る威力がある。また恐ろしいほどの数が合体することで、別項の餓鬼を生み出す能力を持つ。
ただし、その真の恐ろしさは数にあり、周辺を体色に染め変えるほどの大群が集結することで、自分より何倍も大きい相手を圧倒する。「モグラ大のグンタイアリ」とでも形容すべき集団を迎え撃つことは、成人男性でも難しいだろう。
墓場での戦いにおいては、餓鬼の修理に現れた後、〈ダイホーン〉と交戦。〈NAS〉による砲撃を受けた末、形勢不利と見て撤退する。
その正体は依然として不明。人間を襲う理由に付いても、答えは出ていない。今までの被害者に捕食された形跡がない点から見て、エサとして人間を狙っているわけではないと思われる。
現在、二代目●●●●●員(原文にチョコのシミがあり、解読不能)である梅宮改とミケランジェロ・フォレストが全力で調査に当たっている。
追記
その正体は〈ハメルンオカリナ〉の影響を受け、突然変異を起こしたネズミたち。外観はハダカデバネズミに瓜二つだが、超音波を聞き取れることから見ても、本質的には全く別の生き物である。
尚、〈言獣〉とは「後天的な〈印象〉を書き込まれたことで、姿を変えた動物」を指す言葉であり、〈メガチュー〉には当てはまらない。しかし今回は「〈魂〉が変質したことで、姿が変わった」と言う共通点を踏まえ、〈言獣〉の名称を使用するものとする。




