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変わりゆく日常  作者: うさぎとアザラシのぬいぐるみ
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平穏ないつもの日常

初投稿なので文章がまだ拙いですがどうぞよろしくお願いしますm(__)m

また、プロローグと第1話は一緒になっており、わかりにくいかもしれませんがプロローグがあまりにも短いのでこのようになっております。

また、岩波新書さんの方で発売されている変わりゆく日常とは全くの別作品です。私は読んだことがもちろんありませんし、その作品自体今回の題名でかぶるといけないと思い調べ初めて知りましたので安心してください。

プロローグ


俺の1番の幸運はお前に出会ったことだ。

俺の1番の不幸はお前に出会ってしまったことだ。

俺は問う。何故俺がいるのか。

俺は問う。何故俺は生まれたのか。

俺は問う。何故俺は今も生きているのか。

俺は問う。何故神は俺という存在を作ったのか。

俺は呪う。神を。

俺は呪う。お前と出会ってしまった運命を。

俺は、俺は、俺はーーー。


第1部 平穏ないつもの日常

第1話 平穏ないつもの日常


「お兄ちゃん〜。早く起きないと遅刻しちゃうよ〜?」

妹が声をかけてきた。

起きてみて時計を見ると8時3分。

学校が始まるのは8時25分だ。これは走っても間に合うか怪しい。

俺は跳ね起き制服に着替え家を出る。

「いってきまー。」

家を出ると隣の家の幼馴染の亮も家から出てきた。

俺と一緒で寝坊をしてしまったようだ。

「おい。亮っ!急ぐぞっ!」

挨拶もせずに2人で全速力で走っていく。


なんとか学校には間に合った。

チャイムと同時に教室に滑り込めた。

「いや〜。今日はマジ危なかったわ〜。遅刻しかけた〜。」

「疲れた〜。てか1時間目ってなんだっけ?」

「1時間目は現代文だよ〜。」

後ろの席からのんびりとした声が聞こえてくる。

もう一人の幼馴染の姫宮莉音だ。

「やっべ。現文の宿題やってねぇ。夏樹〜見せてくれ〜」

「俺のことは夏樹と呼ぶなと毎回言ってるだろ。名前で呼ぶやつには宿題なんか見せん。」

「ごめ、ごめ。東雲。名前で呼ばないから見せてくれ。」

「仕方ねぇな〜。」

昨日の夜のうちにやっておいた現代文の宿題を渡す。

「よしっ。先生来る前に写すっ。なんとか間に合わせるっ。」

今回の宿題は単語の意味調べだ。

間に合うとは思わないが特になにも言わない。

「ねぇ〜東雲君も浜川君もなんで今日遅刻しかけたの〜?」

「亮は知らんが俺は普通に寝坊だ。昨日の夜にやってたゲームが原因だとは思うけど」

「東雲もゲームは別にやるのはいいが遅刻仕掛けるのはどうかと思うぞ。しっかり早寝早起きを心がけねば。」

「おう。お前のその固い感じは相変わらずだな。沙奈」

こいつは藤堂沙奈だ。なんでこんな感じの口調かと言うと家が剣道教えてる所だからだ。

「もう直しようもないからな。家が古いから仕方ない。」

「まあそうだよな〜。」

ここでチャイムが鳴った。なので皆席に戻り俺は亮から意味調べプリントをとる。

「あっ、おいっ東雲っ!あと少しなんだ!見せてくれっ。」

「タイムオーバーだ。亮。先生が来た。」

この現代文の教師は厳しく、宿題忘れや宿題を写してるなどがあった場合次の宿題を増やしてくるから見せられない。何故なら見る方は当たり前だが、見せてあげてる方も同罪になるからだ。

「ちっくしょ〜。間に合わなかった〜。」


四時間目まで授業が終わりいつも通り亮と食堂に行く。

「今日なに食う?」

「あ〜、そばでいっか。金ねぇし。」

「俺もめんどいからそれでいいか。」

食券を買い食堂のおばちゃんに渡した。その後そばを受けとり席に着く。

「なー東雲ー。俺思うんだけどさー。もうそろそろ夏休みじゃん?やっぱさー夏休みっていったら彼女との一夏でしょ!だからさー可愛い女の子紹介してよー。」

「口を開いたとしたらそんなことかよ。俺ら高2だぞ?来年には受験だ受験。彼女なんて作ってる暇ねぇよ。」

俺は正論で返す。

「えー。東雲君は彼女欲しくないのかなー?てか今の言い方って彼女ならいつでも作れる的な言い方じゃなかったー?」

なんかうざい。

「彼女作れるかは知らんが作ろうとも思わん。俺は勉強で忙しいんだ。そうっ!勉強で忙しいということにしてるんだ!」

「やっぱ欲しいんじゃねーかよぉ!ならさぁ勉強合宿という名目にして海行ってナンパでもしてみねぇ?成功率低くてもやる価値はあるっしょ!」

「あんたらなに話してんのよ。くっだらない。それ以前に亮。あんた金ないでしょ。」

「金?そんなものは俺の姉ちゃんから借りれば……姉ちゃん?」

亮が頬を引きつらせている。そりゃ当たり前だろうなー。さっき話してたの亮の姉ちゃんの唯だもんなー。

「東雲君?ちょっとこのバカ借りてもいいかしら?」

亮のやつが捨てられている子犬見たいな目をして「拒否ってくれ」的な視線を送ってくる。もちろん俺の返答はこうだ。

「あ、どうぞ持っていってください。」

亮が「裏切り者ぉ!」なんて言ってくるから視線を集めてしまったではないか。俺も食い終わってるし教室もどるか。


亮が戻ってきた。案外早く戻ってきたな。

「おう、亮。よくぞ無事に帰ってきたな。」

「夏樹てめぇ〜。よくもさっき見捨てやがったな。おかげで俺は姉ちゃんからお前がいるとうるさいから一週間家でゲームやパソコンやるの禁止とか言われたんだぞっ!承諾しないとさらに怖いから承諾したが出来なくなったではないか!」

「それはどんまい。別にいいじゃないか。代わりに俺がゲームやっといてやるよ。」

「お前がやっても意味ねぇんだよ!ちっくしょー。」

その後普通に授業を受け、そして放課後ーーー。


「ねぇねぇ〜。東雲君と浜川君は明日なにか用事ある〜?」

相変わらずほのぼのとした感じで聞いてくる。

「すまん……。明日から姉ちゃんの罰が始まるんだ。言ってなかったがゲーム禁止等とさらに家の家事をしなければならないんだ。」

「うわー乙じゃん。俺は明日は特に用事ないから行ける。てかなんで?」

「え〜とねぇ〜。沙奈ちゃんとねぇ〜。明日〜カラオケ行くんだ〜。

2人じゃちょっとさみしいから誘ったんだ〜。じゃ東雲君は来れるね〜♪よかった〜。」

「ん、了解。んじゃ明日莉音の家に行くわ。10時くらいに行けばいい?」

「うん〜。その時間でいいよ〜。沙奈ちゃんも10時にくるから〜。」

「了解。んじゃ帰るか。亮。」

「おう。帰るか。」

「東雲君も浜川君もじゃあね〜。」

「「おう。じゃあな〜。」」

帰り、家に着き自室に入る。

さてと続きをやらねば。

パソコンを開き昨日の続きをする。

ゲームと言っていたが本当は違う。

小説を書いているんだ。ただ自分の趣味。小説サイトなどに投稿をすることも考えたがやめたのだ。

理由は簡単。恥ずい。この趣味は誰にも伝えていないからな。

妹だけにはばれてしまっているようだが。

そうして自分の手が赴くままにキーボードを打ち続ける。大体1時間くらい打ち続けただろうか?俺は満足しパソコンを切る。もうそろそろ塾の時間だ。俺は塾の準備し自転車で向かう。

そして普通に塾が終わり家に帰る。

「あ、お兄ちゃんお帰りー。ご飯ちょっと待っててねー。」

うちは父母共に働いているので妹が家事をする。

俺が返事もそこそこにテレビをつける。

「はいっ!お兄ちゃんお待たせ〜。」

夕食はカレーだった。食事をし風呂に入る。

「鈴ー。風呂空いたぞー。」

「はーい。了解ー。」

俺は明日出かける準備をし、眠りにつくためベットに寝っころがる。

今日も変わらない1日だった。

俺は最近こう思う。

変わらない日常ーーー。

楽しくとても気持ちの良い日常ーーー。

でもどこか物足りない。なにか足りない。なにか起きないかと心のどこかで思っている俺がいるーーー。



感想等教えてくださると助かります( ´ ▽ ` )ノ

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