かがみ
掲載日:2025/09/15
私たちは、無の中にだって、星・・・銀河系・・・ないはずの月・・・が見えてしまう。
その中に、薄く平たく、長い銀の鏡が、キラリと浮かぶ。
何もなく、「黒」という色もないのに、私たちにはただ、「漆黒」のように見える
「 」の中に、鏡が一つ浮かんでいました。
鏡は言いました、
「私は何も映さないことはできない。何かがあればそれを映す。それならばいいんだ。
でも私は、 さえも、映さなければならない。」
涙ながらに、声を震わせていいました。
鏡はただ浮いている。
・・・この世には、声も涙も、夢でしかありませんが。
そのときふと、眼前に一枚の鏡があらわれたのでした。
「私に映された無をまた映し、そしてあちら側もまた、その無をまた私に映し出す。」
・・・・・・
「ああ、 などなければいいんだ。」
私は、何も映されていないという事実を、ただ終わりなくはね返され、
しまいには動かないものになっているのでした。
「気づいた・・・・・・私はここにいない」
その のすべては鏡であり、そこには鏡も何も、私もどこにもいませんでした。
拙作をお読みいただきありがとうございます。
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