1つ目の能力と戦闘
武器屋へと向かった俺は絶賛悩んでいた。
何を悩んでいるのかって? 安いショートソードにするかちょっといいショートソードにするか悩んでるんだよ。
安い方は銀貨3枚に対して高い方は銀貨15枚。こういうのって初期投資が大事だって言うし思い切って高い方を買おう。
考えに考え抜いた俺は高い方のショートソードを買った。
これでちょっとは見栄えも良くなったかな? 様になっているといいな。
さてと、問題はこれからだ。さっき金を使ったから、稼ぎたいのだ。稼ぐとなれば依頼を受けるのが必須となってくる。
さぁ、いい依頼はあるかな?
悩んだ結果、俺が受けることにした依頼はスライム5匹の討伐だ。報酬は銅貨7枚とスライムの素材の買い取り値がもらえるらしい。
RPGゲームでいえばスライムなんて雑魚中の雑魚だけど、ここはゲームではなく現実。死なないように気をつけなければいけないのだ。
そうと決まれば、早速スライム退治へレッゴーだ。
と、その前に、試していなかったことを試すか。所謂、ステータスウィンドウがないかのチェックだ。
ギルドを後にして、人の少ない場所で口にしたい言葉23位くらいの言葉である。
「ステータス」
を口にする。するどどうだろうか自分のステータスウィンドウが表示された。
ヨミ Lv2
職業 全の勇者
HP 20/20
MP 10/10
STR 10
VIT 10
DEX 10
AGI 10
INT 10
MND 10
LUK 10
振り分け可能ポイント0
所持スキル:ステータス
振り分け可能ポイント0
といった、ステータスが表示されたのだが、これってもしかして、最初にあったスキルポイントみたいなのをこのステータスに使ってしまった感じなのかな。うわーそうだったらかなりまずいことをしてしまったぞ。
いやでもこれ、レベルを上げればポイント貰えそうな気がするし、やっぱり討伐が重要になってくるんだな。
そうと決まれば早速レッツゴーだ、行くぞ!!
◇
狩り場へと到着したらもう既に奴がスタンバイをしている。まるで、俺がここに来るのを分かっていたみたいだ。
よし! 気合を入れて頑張るぞ。
狙いを定めて、とりゃあ!
と意気込んだはいいものの俺の攻撃は普通に避けられた。
やっぱりスライムだからといってなめてたら足元をすくわれるな。
避けられるんだったら、スライムから攻撃してくるのを待ってそこを狙おう。
さぁ、こい!
と、身構えてからはや10分が過ぎたのだが、スライムが攻撃してくることはない。
痺れを切らしたおれは、無闇矢鱈にショートソードを振り回す。
そうすると運のいいことにそのたまたまの一撃がヒットして、スライムを倒すことに成功した。
スライムを倒すとそこにはヌルヌルした液体状の塊が落ちてきた。これがスライムジェルか気持ち悪いけどこれが換金されるんだよな。ちゃんと持って帰らないと。
ステータスを確認したところレベルは上がっていない。
やっぱりというかなんというか、一匹だけではレベルはそう上がらないらしい。
今回はたまたま倒せたけど次はどうなるか分からないからな、作戦をしっかりと練ろう。
そうしてしっかりお今日中にこの依頼を終わらせよう。
それからの俺が悪戦苦闘している様子というのはあまり需要がないと思うし、割愛させていただくけれど、でもまぁ、ちょっとだけは話しておこう。
俺がスライムを討伐するためにやったことは本当に単純なもので、ただ、静かに後ろから近づくと言ったものだ。
それでもうまく行かずに5匹を討伐するために2時間もの時間をかけてしまった。
いやーまじで疲れたよ。今までショートソードなんで握ったことすらなかった素人だぞ。そう簡単に扱えるわけないんだよな。
それでも5匹の討伐を今日中に完遂することができた。
それは本当に良かったのだが、こんなに頑張って上がったレベルは1。ちょっと労力に見合ってな気もするけれど、上がりやすかったらそれはそれで萎える。
このぐらいがちょうどいいのかもしれない。
そうだ! まだちゃんと見てなかったステータスを隅々まで見てみよう。
ヨミ Lv2
職業 全の勇者
HP 26/26
MP 14/14
STR 12
VIT 12
DEX 12
AGI 12
INT 12
MND 12
LUK 12
振り分け可能ポイント3
所持スキル:ステータス
振り分け可能ポイント1
ステータスは平均的に2上がっている。これも全の勇者だからなのかもしれない。
1ポイントでスキルを取れるのならば、やっぱり剣術を取るべきなのだろうか?
うーん悩む。ステータスもいろいろ振りたいものが多すぎて困る。
悩みに悩んだ末に俺のステータスはこうなった。
ヨミ Lv2
職業 全の勇者
HP 26/26
MP 14/14
STR 14
VIT 12
DEX 13
AGI 12
INT 12
MND 12
LUK 12
振り分け可能ポイント0
所持スキル:ステータス、剣術Lv1
振り分け可能ポイント0
ステータスはSTR、DEXに振って、スキルは剣術に振ったのだが、レベルがあるスキルも存在するらしい。次のレベルにどれだけポイントが必要なのか分からないのがネックだな。
というかこのステータスのスキルを取らなかったらきっとこのシステムにも気が付かないまま平均的に能力が伸びて本当に器用貧乏の最弱の勇者だっただろう。
異世界ラノベ様々だな。
さて、ステータスに関することは諸々やったし、そろそろ冒険者ギルドに戻りますか。




