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スライムの星

「で…会議はまだ始まらないのですか?」


ウインズが使用人に問いかける


「それが、まだゲータニク国王の準備が整っておらず…」


「道中で何かあったのでは…?」


「テスラ様、心配には及びません


3日前から国王はこちらの城塞についておりますので


ただ、所用を済ませてから参加するとは聞いておりましたが…会議に遅刻するとまではおっしゃってはおりませんでした」



「まぁ、待つしかあるまい


それにあのジジイがおるとなんか居心地が悪くてなぁ」


ガウェインが笑いながら言う



「まぁ、皮肉や物言いが気になることはしばしばありますね


巨大な国を持つとああも傲慢になるものか、とは思います」


ウインズが同意する


「アイツは獣人はおろか、亜人まだもモンスターと同種だと差別するからこっちとしては会うたびに殺したくなる


あそこまで露骨に差別する奴が王などとは…」


苛立ちながらレオナードは言う


「そうですね…あまり気分の良いお付き合いはできない、とは思いますが…」


テスラも申し訳なさそうに言う



「そういや、大聖女の嬢ちゃんはどんな神託を受けたんだ?


話せる範囲で面白いヤツを聞かせてくれや」


ガウェインが話を振る



「そうですね…


ではもう終わった話ではあるのですが…



数週間前にとある神託を受けました



『スライムの星 天より降り注ぐ 敵を討つ救世の星


協力し 賛同し 信仰し 奉仕し 愛しなさい


降り注ぐ救世の星の一つにならんことを』



との神託がありました」


テスラが言う


「スライム?


あのスライムか?」


ガウェインは両手で丸を作りながら言う


「そうです」


「スライムの星?


そんな天体、私は知りませんが帰ったら天文台に確認と調査を行わせてみましょうか?」


ウインズが言う



「あの、それがですね…


数日前にこの会議に出席するために国を出た時のことです…」


テスラが話し始める



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